2月23日(土)山城大督[行為と記録|物質と映像|右手と左手]

今週土曜日のLive Artは1年と2か月ぶりに山城大督の登場。blanClassではこれが7回目の出演になる。

 

1回目から4回目ぐらいまでは、アーティストとして自身が抱えている映像というメディア、特に「カメラ」を強く意識して、撮影されるべき「出来事」の創出と、そこに居合わせてしまうハプニングの衝撃のようなものに拘泥していたように思う。

 

ところが2015年に行った5回目のパフォーマンス作品《LOST IMPRESSION / ロスト・インプレッション》では、映像というメディアにとどまらず、もっと根本にある感覚や知覚、体や脳の関係、人と人の関係の不思議さ、偶然の面白さ、といった、より抽象度の高い経験を参加者たちと一緒に確認するような集いになった。

 

6回目の前回のイベントでは、「ロスト・インプレッション」で試したことがさらに展開して、新しい表現や認知を考察する「センサリーメディアラボラトリー(SML)」というリサーチプロジェクトを行った。

 

これは、blanClassのいたるところにテキストによる指示書と何かしら「モノ」が置かれていて、参加者がそれを順番に経験していく。それぞれ、ある一つの感覚だけに集中して体験するという仕組みだった。

 

先日、改めてそのあたりの経緯を聞いてみたところ、当初は、映像に記録される事柄を改めて見ることと、現実に経験している事柄をその時に感じることと、記憶をたどることなどの間にあるズレのようなことに興味を持ちつつ、逆に、撮られることによって初めて必然性を持つつような事柄や行為に関心を寄せていたのが、カメラには絶対に収まらないような、「感覚」を映像メディアのように再生することの可能性に、関心が移っていたっというのだ。

 

VR(仮想現実)とか、AR(拡張現実)とか、MR(複合現実)のような、最近のヴァーチャル技術の開発で試みられているようなものにも似ている欲望なのかもしれないが、どうも同じではないようで、まずは、いろいろと実験を重ねて、考えを巡らせているというところなのだろう。

 

さて、今回は前回のセンサリーメディアラボラトリー的な実験を、もう一度記録するという試みでもあるようで、例えば微細な感覚のように記録の難しい経験を何とか再生できるような、何かしらの仕掛けを試すということなのだろうか?

 

ちょっと見てみないと、どうなるのかよくわからないが、いわゆるヴァーチャル体験ではないようなので、ぜひ皆様もお越しいただいて、参加してみてほしい。

 
 

こばやしはるお

 

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【blanClass放送室】2/23(土)のゲスト山城大督さんと[行為と記録|物質と映像|右手と左手]についてお話しします。

 
2019/2/18/山城大督/blanClass放送室

2019/2/18/Daisuke YAMASHIRO/blanClass Broadcasting 

 

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公開制作+展示+セミナー|山城大督[行為と記録|物質と映像|右手と左手]http://blanclass.com/japanese/schedule/20190223/https://www.facebook.com/events/219398315676721/

 


この10年。行為や出来事を、どう記録して再生し追体験させるかを考えてきた。行為や出来事のサイズを変化させてみたり、行為を延命させ記録物と並列させたり、記録することを行為としてみたり。今回のblanClassでは、その最小の単位の「行為と記録」を、右手と左手を使って制作し展示する事とする。夜にはセミナーを実施する。

日程:2019年2月23日(土)14:00ー19:30 公開制作と展示19:30ー20:30 セミナー入場料:1,600円(ワンドリンク付)会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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山城 大督 Daisuke YAMASHIRO

1983年大阪府生まれ。名古屋市在住。映像メディアの時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2006年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party」を結成し、「MOTアニュアル2012:風が吹けば桶屋が儲かる』(東京都現代美術館、2012)、「あいちトリエンナーレ2013」など全国各地で作品を発表。主な展覧会に森美術館六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」、ナムジュン・パイク・アートセンター「Wrap around the Time」展。第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。

http://the.yamashirostudio.jp/

2月16日(土)・17日(日) 眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]

blanClassでのTPAMフリンジ参加作品2つ目は、眞島竜男「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」。
 
 
この作品は一昨年(2017)12月にblanClassで初演されたパフォーマンス作品の再演です。ただし今回はTPAMフリンジに参加するということもあり、現在飛躍的に進化をし続けているGoogle翻訳による、英語翻訳を加えたTPAMバージョンです。
 
 
一度、元々の脚本をGoogle翻訳してから、正確さを期する? ために、さらにGoogle翻訳をかけて日本語に戻して、再編集をしているそうで、イングリッシュネイティブの人が見ても、日本語ネイティブの人が見ても、ある種のおかしみを感じる仕上がりになるのかもしれません。
 
 
お話は4話完結のシチュエーションコメディー。横山大観レニ・リーフェンシュタールが、それぞれに描いた山々に込められた想い、国家の宣伝を芸術家として担ったこと、彼、彼女の表現に翻弄された群衆がテーマになっている。近代の芸術とナショナリズムが創造した歪んだ歴史に、強く関心を持って、これまで、さまざまなアプローチから作品を作ってきた彼にして、まさにぴったりの題材なのだが…。
 
 
物語は雪深い山小屋から始まり、山小屋に居合わせたレニと大観が繰り広げるドタバタコメディーが、スーファミRPGのような8ビットの世界で繰り広げられていくのだ。
 
 
初演のさいはクリスマス近くの公園であったっため、ツリーの飾りが溢れたパフォーマンスだったのだが、今回はバレンタインデーの数日後、この冬一番の寒さの中で、さて? どんなパフォーマンスが見られるのか、初めての人も、もう見た人も、必見の名作です。
 
 
こばやしはるお
 
 
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【blanClass放送室】
 
2019/2/11/眞島竜男/blanClass放送室
眞島竜男さんをお迎えして[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]についてのQ&AをGoogle翻訳でお届けします。
 
 
2017/12/18/眞島竜男/blanClass放送室
こちらは[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]初演の前に放送した予告編インタビューです。(インタビュアー:小林晴夫)
 
 
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TPAMフリンジ2019参加作品/シチュエーション・コメディ
|眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討](TPAM 2019 version)
 

日本の画家、横山大観(1868-1958)とドイツの映画監督、レニ・リーフェンシュタール(1902-2003)が、山と群衆をめぐって繰り広げるシチュエーション・コメディー。全4話。
 

日程:2019年2月16日(土)・17日(日)
16日(土)開場15:00 開演15:30/開場:19:00 開演:19:30
17日(日)開場15:00 開演15:30
上演時間:約50分(予定)
料金:一般 2,500円/TPAM登録・特典:2,000円 
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予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉[山と群衆]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
〈アドレス〉 info@blanclass.com
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TPAM 2019(www.tpam.or.jp/2019)に参加するblanClassのアンソロジー、Live Art & Archive Anthology #4 on TPAM Fringe 2019の中で行っています。
チケットは以下からも購入いただけます。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass
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眞島 竜男 Tatsuo MAJIMA
-アーティスト。写真、ビデオ、パフォーマンス、粘土など、多様なメディアを用いた作品を制作。近年の発表に、「岸井戯曲を上演する #9」(blanClass、2017年)、「岡山芸術交流2016」(岡山県天神山文化プラザ、2016年)など。 YouTubeで「今日の踊り」を更新中。
「今日の踊り 2016年以降」http://bit.ly/2hVQxIQ
「今日の踊り 2018年以降」https://bit.ly/2Iu1zEw
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国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM) 
http://www.tpam.or.jp/2019
 

blanClass Anthology #4 on TPAM Fringe 2019

blanClassはTPAMフリンジ2019(2月9日〜17日)に参加します。今回はblanClassを実験場として、思考と試行を展開している2組のアーティスト、高山玲子と眞島竜男をお招きしました。

 

TPAMフリンジに参加するにあたって、高山玲子さんは昨年に引き続き、ゴーストプロジェクトの展開版となる「建物の演劇」に挑戦。

 

眞島竜男さんは一昨年の12月にblanClassで発表した「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」の再演。英語翻訳を加えたTPAMバージョンでの参戦です。

 

どちらもさらなる実験に挑戦した意欲作。

 

現在絶賛予約受付中です!!

ご来場をお待ちしております。

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▶予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。

〈件名〉イベント名〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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チケットはTPAMからも購入いただけます。またTPAMに参加登録すると、TPAMのほかの公演などでも特典があります。↓
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass

 

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国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM) 
TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、2011年より「創造都市」横浜で開催。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
http://www.tpam.or.jp/2019

 

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★TPAMフリンジ@blanClass スケジュール
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2月9日(土)・10日(日)・14日(木)・15日(金)高山玲子[ハイツ高山]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190209/
https://www.facebook.com/events/228367294762712/

2月16日(土)・17日(日) 眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190216/
https://www.facebook.com/events/980089028842624/

 

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【blanClass放送室】
これは眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]初演の前に放送した予告編インタビューです。

[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]5つのQ&A(インタビュアー:小林晴夫)

 


20017/12/17/TatsuoMAJIMA/blanClassBroadcasting

2017/12/18/眞島竜男/blanClass放送室

矢も盾もたまらず(2019_2-3)



今年の2月も昨年同様、TPAMフリンジに参加します。TPAMフリンジはTPAM(国際舞台芸術ミーティング)の公式な公演とは別に、東京や横浜にあるスペースや活動を紹介するプログラムです。

タイトルは「blanClass Anthology #4 on TPAM Fringe 2019」、日頃からblanClassを実験場として、思考と試行を展開している2組のアーティスト、高山玲子と眞島竜男をお招きしました。

去年に引き続き出演する高山玲子は「ハイツ高山」というタイトルで、全部で4日間の公演を行う。それぞれの日程で公演時間が長いのでびっくりするかもしれませんが、出入りは自由で、どのタイミングで来てもなにかしらの上演に立ち会えるという仕掛けの演劇作品です。

眞島竜男は一昨年の12月にblanClassで発表した「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」の再演。再演といってもTPAMフリンジ参加作品ということもあって、劇中のテキストを翻訳して英字幕つきのTPAM 2019 versionを2日間で3回公演を行う予定です。

TPAM期間中はいつもとは違うお客さんがやってきたり、いろいろな言語が飛び交ったりするので、少しだけ雰囲気が変わります。ぜひそんな化学変化もお楽しみください。


さて、今年はblanClass10年目の年。10月に10周年を迎えるのだが、それを機になにをしようか? と考え、あれこれと悩でいたら、ふと「休みたい」との思いがフツフツと湧き上がってきて、どうにも止まらなくなりました。


そこで、10月いっぱいで、現在行っているプログラムの全てを一旦休業することにしました。それに先立ち、月イチセッション、特別セッションを3月いっぱいで終了することにします。昨年中にcomos-tvが終了。3月にはナノスクールとアートでナイトが最終回を迎えます。セッションを担当してくださった方々にも、長年参加してくださっていた方々にも、大変ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうぞわがままをお許しください。


疲れてしまったのも理由のひとつなので、それをどうポジティブに表現したら良いか悩ましいところなのですが、同時に変化の年にしたいというのも本音なのです。もちろん同じプログラムを継続しながら並行して改革が進んでいくのが理想なのでしょうが、どうもうまくいかきません。


この文章のタイトルを「矢も盾もたまらず」にしたのは、せめて「休業」が「改革」を生み出すような選択だと言いたかったからです。


具体的に今後blanClassがどんな展開ができるのかは、わからないのですが、とりあえずゆっくり考えようと思います。


   
小林晴夫(2019.2-3 チラシ掲載)

2月2日(土)地主麻衣子 + カニエ・ナハ[目撃者たち]



Plan for [Witnesses] Maiko JINUSHI©2019


今週土曜日のLive Artは、地主麻衣子がほぼ5年ぶりの登場です。今回は詩人のカニエ・ナハさんをお迎えし、「目撃者たち」をテーマに朗読をします。


先日下見がてら、blanClassに地主麻衣子さんとカニエ・ナハさんに来ていただき、「blanClass放送室」を収録しました。放送室は宣伝を兼ねて、Live Artの告知をする動画の番組なのですが、今回はデモンストレーションというか、肩慣らしというか、お二人に朗読をしていただきました。朗読していただいたのはカニエさんが昨年発行された詩集「なりたての寡婦」です。繰り返しをテーマにした詩集ということで、地主さんが一遍読んだ後、続いてカニエさんが同じ詩を読むという段取り進んでいくのですが、収録を始める前に、どこまで読むのかを話していなかったせいか? 途中までなのかと思いきや、すべての詩を二回ずつ読みきってしまいました。


当日は「目撃者」をテーマにそれぞれ読む詩を選ぶそうなので、動画の朗読は超レア映像になります。全編を二回ずつ読んだので、1時間の動画になりました。夕方から暗くなるまで、光の具合も刻々と変化していきます。


同じ詩が繰り返されているはずなのに、お二人の読む詩が、全く別ものに聞こえること。それぞれの声質が違うせいか、言葉の響きが違うせいなのか、とても不思議です。


昨年12月に女子美の特別講義に地主さんをゲストとしてお呼びして「わからない」というタイトルで、ご自身の作家活動についてお話をしていただいたのですが、「わからない」というタイトルもそうですが、地主さんのあっけらかんとして澄んだ声が、こちらに投げかけてくる「疑問符」のようで、それでいてとてもわかりやすい「独白」のようで、心地よい時間でした。


2014年にblanClassにお呼びしたきっかけは、地主さんが発表中だったアートラボ・はしもとのロビーで、2時間以上もかけて、彼女のこれまでの作品を彼女のMacBookで見せてもらったことだったのですが、その時のお初の印象とも重なり、そういえば、パフォーマンスとして、朗読をしていた話なども聞いていたので、今回の朗読での発表も、現在の彼女の素直な興味に由来しているのだと感じます。


カニエさんとは、その放送室収録の日が初対面だったので、前知識やそれまでに印象も思い込みもないのですが、やはりご自身で言葉を扱われている方の声と語りなのだと感じました。


全く違うタイプのお二人が「目撃者」をテーマにどんなことばを朗読されるのか? そこが見もののイベントです。


どうぞお見逃しなく…。


【blanClass放送室】
以下の動画が文中で触れたレア動画です。地主さん、カニエさんの朗読をご堪能ください。


2019/1/24/地主麻衣子+カニエ・ナハ/blanClass放送室


こばやしはるお


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朗読地主麻衣子 + カニエ・ナハ[目撃者たち]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190203/
https://www.facebook.com/events/2191480134249715/


目の前で何かが起きたのを見てしまったとします。そしてそれを誰かに言いたいとします。
予期しない出来事に遭遇したときに、人はどのようにそれを解釈し、言語化するのでしょうか。
このイベントでは、詩人のカニエ・ナハさんをお招きし、「目撃者たち」をテーマにそれぞれがセレクトしたテキストを朗読します。過去の目撃者たちの語りから、何か教訓のようなものが得られるのではないかと希望を込めて。


日程:2019年2月2日(土)
開場:19:00 開演:19:30
入場料:1,500円(ドリンク別)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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地主麻衣子  Maiko JINUSHI

  • アーティスト。1984年神奈川県生まれ。個人的な物語をテーマとしたドローイングや小説の制作から発展し、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを総合的に組み合わせた「新しい種類の文学」を創作する。主な個展に「欲望の音」(HAGIWARA PROJECTS、2018)など。第11回恵比寿映像祭に出品予定。

http://maikojinushi.com

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カニエ・ナハ Naha KANIE

  • 詩人。詩集『用意された食卓』で第21回中原中也賞、第4回エルスール財団新人賞。本の装丁や、現代アーティストとのコラボレーション、朗読パフォーマンスも行う。主な参加展に「MOTサテライト 2017 春」(東京都現代美術館、2017)、「スペクトラム展」(スパイラル、2015)など。

1月19日(土)川原卓也[私の頭の中のメディウム・スペシフィシティ]


今週土曜日のLive Artは、川原卓也が、ソロでは初登場。


原卓也さんは2013年6月のステューデントナイト vol.4に杉山雄規と共作という形で出演、同じ年の12月に森美術館で行われていたクロッシングに出張をした際にも出演している。


どちらの場合も少し違うが、そこにある状況を前提に、参加している人みんなを巻き込んで成立する形で、パフォーマンスが展開された。


その後、来週のLive Artのゲストでもある関真奈美さんと共作という形で、《ピンク・ジェリー・ビーンズ》や《PJB》というパフォーマンス作品を手がけている。


昨日収録した放送室でもお聞きしたのだが、《ピンク・ジェリー・ビーンズ》では、川原くんが「演技」を、関さんが「物の痕跡」を問題として設定して、それぞれの問題が作品上で関係しあって成立する作品を目指し、その結果を踏まえて《PJB》では、相反する問題を掛け合わせた「物による演技」を試みたという。


《PJB》という作品は見に行けなかったので、物が演技をする様を目撃できたわけではないのだが、アイボにそうしてしまうように、物に対して観客が感情移入してしまうことを目論んだわけでもないようで、できそうでできないことを本気で課した作品だったようだ。


今回のパフォーマンスでは、そこからさらに展開して「メディウム・スペシフィシティ」についての考察を試みる。


メディウム・スペシフィシティ」というのは、素材や物がそこにある状態で、十分に発揮される存在の強さみたいなこと。イリュージョンに惑わされず、紙は紙、インクはインク、鉄は鉄といったように、表現上の景色や物語を支えるものとしてないことととして認識されるのではなく、それぞれの素材の履歴がむき出しで認識されて成立しているようなことを意味している。


物語に縛られていた表現を抽象に導く一つの考え方なのだが、その「メディウム・スペシフィシティ」が、これまで川原さんがしてきた試みの一つの手がかりになり得るのかが見どころだろうか?


当日行われることのなにかヒントをくださいと尋ねたところ、「ヒントはなしで」ということだったので、なにが起こるのかは、ぜひ見に来てご確認ください。



こばやしはるお


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【blanClass放送室】
1月19日(土)のゲスト川原卓也さんと、これまで作品で問題にしてきたのは「演技」と「ものの痕跡」、それが転じて「ものによる演技」、そして今回考察する「メディウム・スペシフィシティ」についてお聞きしました。



2019/1/14/川原卓也/blanClass放送室


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パフォーマンス原卓也[私の頭の中のメディウム・スペシフィシティ]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190119/
https://www.facebook.com/events/384124879022735/


メディウム・スペシフィシティについて、いろいろと考えたりあれこれしたりします。


日程:2019年1月19日(土)
開場:19:00 開演:19:30
入場料:1,600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

                            • -

川原 卓也 Takuya KAWAHARA

  • 1984年埼玉県生まれ。主な公演、グループ展に「ピンク・ジェリー・ビーンズ」(2016年、TABULAE)、「PJB」(2017年、BankART Studio NYK)、「共同体のジレンマ Community and Self」(2018年、旧門谷小学校)。また、作品制作と並行して、墨田区向島のスペースTABULAEの運営も行う。

http://takuyakawahara.tumblr.com/

  • TABULAE↓

http://5484tabulae.tumblr.com/

1月13日(日)cat’s heaven…![新年ヤミ市]


2019年blanClass初売り企画、3年連続で、Cat’s heaven…! 企画の[新年ヤミ市]でございます。


今年は日曜日なのでご注意ください。


Cat’s heaven…! とは、2005年に行われた太平洋戦争で「犬死」した命について考える「thinking about dog’s death」という展覧会で、立ち上がったプロジェクトの名前。「犬死」とは正反対の「ニャンコ天国?」という意味で、死んでしまった人々とは別に、生き残って、すべてを失った焼け野原に立ち上がった自由で奔放な人々のことを考えてみようという試みだったという。


中でもそのエネルギーが「ヤミ市」に所長されているのでは? ということで、どこからともなく人々が集まって立ちあがる市をblanClassでもやってみようといことになり、1月恒例の行事になった。


そういえば、『暮しの手帖』で知られる花森安治さんも、戦中までのキャリアを捨ててヤミ市でカフェをしていた経歴があるというから、敗戦のタイミングというのは、終わりを意味するだけでなく、これまでのことをご破算にして、なにか新しいことへ再挑戦する機会にもなっていたに違いない。


そういえば、ベルリンの壁が崩壊した時に、私の父は「終戦はこんなもんじゃなかった」と、その希望に満ちた瞬間がいかに素晴らしい日だったかを語っていた。


いつもいつも現状を憂いで「ガラガラポン」を夢見続けるのもどうかと思うが、古いものが終わる瞬間に立ち会えるのは、きっとすごいことなのだろう。


一昨年の年末には企画の吉田和貴さんと世田谷ボロ市に行って、大昔、畑の真ん中でボロ市が始まった頃を想いつつ「放送室」の収録をしたのだが、昨年末は東名海老名のサービスエリアに行って、市場の現在形を考えつつ、お話をしました。


というわけで、企画者の吉田さん曰く、アートなヤミ市ではなくて、みんながただ売りたいものや要らないものを売ったり買ったりするので良いそうです。


と言っても、今年も大槻英世による「殴られ屋」も出店予定のようだし、今年はこれまでで一番多くのお店が立ちそうで、blanClassでもおなじみのアーティストたちが工夫を凝らしたお店を出してくれそうです。


日曜日の天気が少し心配ですが、雪が降ったら降ったで、ヤミ市にぴったりかもしれません。


掘り出し物を探しにぜひご来場ください。



こばやしはるお


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【blanClass放送室】
新年1回目のイベント[新年ヤミ市]の企画の吉田和貴さんに、海老名のサービスエリアを散歩しながら話を伺いました。




2018/12/11/Cat’s heaven…![新年ヤミ市]/blanClass放送室


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フリーマーケットcat’s heaven…![新年ヤミ市
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190113/
https://www.facebook.com/events/1107470846081604/


2019年のLive Artも昨年に引き続き、キャッツヘブン企画の「ヤミ市」でスタートします。人々が何かの価値を交換しあうことを禁じられた時代、それでも人々は広場に集まり、交換しあうことで生き残った。我々も先人に倣って、ショバ代を払いゴザを広げ、定価も相場もない商売をはじめてみよう。交換と繋がり、統制と生活、自由と混沌。もしかしたら、あの頃の広場の熱に我々も出会えるかもしれません。


出店:飯島剛哉/うらあやか/大槻英世/齊藤哲也/出張新宿マルシェ/関 智文/関 真奈美/高山玲子/野本直輝/古市久美子+チビ画伯たち/眞島竜男/宮澤響/メランカオリ/村田紗樹/山本聡志/吉田裕亮/渡辺志桜里/泥沼コミュニティ/blanClass ほか/企画:吉田和貴


日程:2019年1月13日(日)13:00ー20:00
入場無料

                            • -

cat’s heaven…!

  • 2005年に第二次世界大戦終結の日という特定の日を念頭においたグループ展のために生まれたプロジェクト。戦争との関連で語られるその日を前に、ストレートに戦争や戦後を問う展示も重要に違いありませんが、確実に日常の生活の中から消え去っていくその記憶や、それに対する問題意識を、露悪的かつ正直に吐露することも重要なのかもしれません。犬死について考える(thinking about dog’s death)のではなく、猫たちの幸福(cat’s heaven)を想うこと。充満する幸福の香りは、密かに踏みにじっているもののむせ返るような異臭を含んでもなお、甘美なままいることができるのでしょうか?