off limits

今週の+night↓
http://blanclass.com/_night/archives/1842

7月24日(土)
ステューデントナイト vol.2 [off limits]
開場:15:00 開演:16:00
入場料:700円

現役学生によるステューデントナイト第2弾

安原 諒一郎(千ヶ崎 慶一/岩田 諒子/石原 絵梨/安永 則代/地主 林太郎)[安原 諒一郎] (多摩美大・油画)
森谷 真澄 [家族の肖像"The Family Portrait"] (武蔵野美大・映像)
渋谷 有香理 [半分いないひと] (東京造形大大学院・美術研究)
水本 賢興 [無題(仮)] (IAMAS
馬 君馳 [In a/the room] (東京綜合写真専門学校
有坂 亜由夢[さようならの考察(仮)](東京藝大大学院・先端)
小川 圭祐 [音楽と音響(仮)] (IAMAS



 1999年ニュージャージーのThe NEWARK MUSEUMで[off limits]というタイトルの展覧会があった。それは、1957年〜1963年にRUTGERS UNIVERSITYの周辺で起こった若きアーティストたちの動向をドキュメントした展覧会だった。

Off Limits: Rutgers University and the Avant-Garde, 1957-1963


 今週の+night、ステューデントナイト第2弾のサブタイトルはその展覧会のタイトルを拝借したものだ。前回のステューデントナイト(昨年1月30日)を見終わって、その展覧会で感じた、いろいろな場所で、巻き起こるべくして起きた渦のようなものが、いまこの国のそこかしこで起こりつつあるのかもしれないと、期待をしたのだ。
 1957年〜1963年のRUTGERS UNIVERSITY周辺には、アラン・カプロー、ジョージ・シーガル、ロイ・リキテンシュタインルーカス・サマラスジョージ・ヘンドリックス、ボブ・ワッツ、ジョージ・ブレヒト、ロバート・ウィットマンなどが彼らの初期のアートワークを展開していた。ハプニングやポップアートフルクサスなどの原動力の1つの渦になったのだ。そして、当時のニューヨークの学生たちが試行錯誤した芸術への問いや実験は後のアートシーンを大きく変えていった。
 最近、若い世代が抱えている問題はなんだろう? ボーッと眺めていてもよくわからないところがある。彼らと共に次代を思考し、交流していきたいと考えている。


こばやしはるお