【今週のLive Art】--------------------------------------------
11月17日(土)|奥村雄樹[多元宇宙の缶詰]開場:18:00 開演:19:30
http://blanclass.com/japanese/schedule/20121117/
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赤瀬川原平の《宇宙の缶詰》を1人1個つくります。紙ラベルの缶詰1個(中身はその日に食べたいもの)を持参してください。横浜駅の成城石井や地下街ポルタのPocket Mart、井土ケ谷のダイソーなどでも、紙ラベルの缶詰を入手することが可能です。
サイドメニューに、十六穀ご飯、スープ(缶詰の中身を入れて飲める)、レタス、ヨーグルト、マヨネーズ、茗荷などと簡単な調理器具もご用意しますので、缶を開けて中身を出したら、速やかにお食事します。飲物はblanClassで有料のものを用意しておりますので、飲物の持ち込みはご遠慮ください。
お食事しながら、今回のセミナーの仕掛人、奥村雄樹と特別トークゲスト、成相肇、松井茂、各氏のプレゼンテーションを聞きます。各人各様の赤瀬川原平の《宇宙の缶詰》が展開されます。
ハンダゴテを使った簡単な作業があります。さほど危険な作業ではありませんが、それでも手に怪我したり火傷をしたりする可能性はあります。怪我や火傷のないよう、スタッフも配慮しますが、みなさんもじゅうぶん注意してください。最低限の救急用具はご用意します。ハンダゴテは用意しますが、ハンダゴテを持っている方はぜひ持参してください。
赤瀬川原平の《宇宙の缶詰》は赤瀬川さんがつくったもの、宇宙はその缶詰のなかに封印されてしまった。でも「多元宇宙の缶詰」は、1人の人が1つずつつくって持っているべき、「わたし」の「宇宙」だ。
奥村雄樹は、今年の8月、東京国立近代美術館においておこなわれた「14の夕べ」で、自身のことばと、そのことばが作家を離れて、さらに同時通訳という、ズレのなかで成立する様、そのことを通して、河原温の作品のあり方と、自身のその作品のあり方を同時に示すという離れ業をしてみせた。
それまでの作品や、現在MOT ANNUALで出品されている、字幕による翻訳を主体に示している作品も同様に、すでに作品や表現として、あたかも既知のものとして完結していることばを、もう一度奥村自身に引き寄せ、彼自身の言葉の選択によって、あらたに他者、あるいは観客を創造している。
先日、放送室のために、わたしも奥村氏と一緒に「宇宙の缶詰」を苦戦しながらつくったが、当然のことながら、美術作品として、頭のなかで整理し終わっている「宇宙の缶詰」とはまったく別種の経験がそこにはあった。と同時に昭和の少年の喜びというか、当時のあたり前のサブカル的な妄想的風景が、赤瀬川と関係ありそうな風景として、浮かんできた。そしてどれもが、別に関係ないものとして、また頭のなかに戻っていった。
奥村の提起する作品行為というものが、簡単にTAGづけされたり、物語に回収されたりしていることを見直しているように思える。どんな事象も、思いきって自身のからだに入れてしまえば良いのだ。
※ みなさんがつくった『宇宙の缶詰』は撮影します。その写真や映像は展覧会などへ出品することもあり得ますので、あらかじめご了承ください。(つくった缶詰は、もちろんみなさんがお家に持って帰っていただけます)
放送室の様子もご覧ください↓
12.11.12 奥村雄樹(blanClass放送室より)
【blanClass拡張計画/真夜中のCAMP 初回】----------------------
11月17日(土)|[真夜中のCAMP] 23:30〜
http://ca-mp.blogspot.jp/2012/11/translations-on-war-1.html
http://blanclass.com/japanese/midnight-camp/camp-2/
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さて、今週の土曜日は、奥村のイベント後、深夜からもう1つのイベントがある。「真夜中のCAMP」だ。奥真浦雄樹のイベントの流れで参加するも良し、最終電車で来ても良し。どちらにしても終電を気にせず、朝までディスカッションができるイベント。内容やゲストは、これからblanClassやCAMPのさいとでチェックしてください。(両方参加される方は最入場になりますのでご注意ください)
こばやしはるお
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セミナー|奥村雄樹[多元宇宙の缶詰]
日程:11月17日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:1,200円/学生:1,000円
1963年、赤瀬川原平は《宇宙の缶詰》を制作した。1、蟹缶を開ける。2、中身を食べる。3、外側のラベルを剥がして内側に貼り直す。4、ふたたびハン ダで密閉する。こうして内と外を反転させることで、宇宙全体を缶の「内側」(見かけ上の外側)に閉じ込めることに成功したのだ。しかし、宇宙が定義上「す べて」を意味するなら、そのとき缶の「外側」(見かけ上の内側)には何が入っているのか。また、宇宙が定義上ひとつしかないなら、この装置を量産すること は何を意味するのか。このイベントでは、参加者がそれぞれ自分の《宇宙の缶詰》を実作する。そして、持ち寄った缶の中身を一緒に食べつつ、成相肇さん、松 井茂さん、奥村による短い発表と鼎談を肴に、世界と私、絶対と相対、言語と社会、日常と宇宙といった問題について考える機会にしたい。
※それぞれ好きな缶詰(パッケージが紙のもの)を持参のこと。事前に必ずこちらをお読みください。
http://www.yukiokumura.com/canned_multiverse
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奥村 雄樹 Yuki OKUMURA
- 1978年青森生まれ。2012年の主な作品発表:《ジュン・ヤン 忘却と記憶についての短いレクチャー》(国内の美大における上映会/大邱やムンバイでの展覧会)、《河原温の純粋意識あるいは多世界(と)解釈》(14の 夕べ、東京国立近代美術館)、《知らないことを思い出す(芸術家の幽霊)》(MOTアニュアル2012、東京都現代美術館)、《くうそうかいぼうが く》(広島市現代美術館/バーゼル大学解剖学博物館/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ほか)
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成相 肇 Hajime NARIAI
- 東京ステーションギャラリー学芸員。1979年生まれ。専門は戦後日本のいわゆる現代美術。主な企画に「石子順造的世界—美術発・マンガ経由・キッチュ行」。
「赤瀬川原平氏のゲンペーは源平合戦の源平ではなくハラタイラ」を座右の銘としておりましたが、上記展覧会カタログの扉頁にて源平の誤字で表記してしまいました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
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松井 茂 Shigeru MATSUI
- 1975年東京生まれ。詩人。好きな映画は『ヤギと男と男と壁と』。好きなテレビ論は『お前はただの現在にすぎないテレビになにが可能か』。好きな思想書 は『世界の究極理論は存在するか 多宇宙理論から見た生命、進化、時間』(原題:The Fabric of Reality)。好きな新書は『UFOとポストモダン』。好きな作家は奥村雄樹。シュールレアリスムと精神分析は苦手。信じるか信じないかはあなた次第 です。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/methodpoem/
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[真夜中のCAMP]
月1回土曜日、深夜から明るくなるまで議論します。
日程:11月17日(土)
時間:23:30〜(朝まで)
料金:¥1,200/学生 ¥1,000
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CAMPについて