@CSLAB by ステューデンツ

  今週のLive Artは出張blanClass|[代替energy]@CSLAB by ステューデンツ。 おかげさまで、学校も専攻もバラバラな20組の現役学生が参加することになりました。blanClassでは手狭でできなかった規模の、大学内大学CSLABだからこそできるイベントになりそうです。あとはお客さんがたくさん来ることを祈るばかりです。
  今月4日と11日、2回に分けて出演者たちと打ち合わせを兼ねたプレゼン会をCSLABでしました。8時間は長そうですが、20組の作品をこの時間に収めるのは一苦労。この分だと、各出演者へのインタビューも含めて8時間ビッチリのストップなスケジュールにるのは必至。いつご飯や水分補給をしたら良いのかわからない状態。そのうえ、8時間、CSLABの外でもちょっとした展示や、パフォーマンスなどもあり、全部の行為に立ち会うのは不可能かもしれない。現在そのパズルゲームをしている最中なのですが、とりあえず現段階のスケジュールとプレゼンの模様を収めた映像をアップします。ご参考まで…


こばやしはるお
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|blanClass特別出張企画!!
[代替ENERGY] @CSLAB by ステューデンツ
http://blanclass.com/japanese/schedule/20121124/


「代替エナジー」は未来のエナジー? そもそもエナジーとはなにか? 学校や専攻の枠を超えて実験的な表現の試行、交流の場として、これまでに7回おこなってたたステューデントナイトが、CSLAB(東京造形大学)へ出張することになり、参加者を公募しました。ステューデントたちへのミッションは、あらゆるしがらみを超えて、正面からでも斜めからでも、どんなフォーマットでも構わないから、あるべき未来のエネルギーを考えて、かたちにすること。


日程:11月24日(土) 入場無料
時間:12:00〜20:00(予定)
会場:東京造形大学内 CSLAB 東京都八王子市宇津木町1556
http://www.zokei.ac.jp/cs-lab/


※CSLABとは、東京造形大学内にできた学生主体で運営をする「もうひとつの大学」。これまでの大学教育の枠をこえて、さまざまな企画を実践している。


アクセス:JR横浜線相原駅よりスクールバス5分(徒歩15分)
http://www.zokei.ac.jp/smenu/access.html
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出演者 全20組 
■名前[タイトル](学校名 学部 学年)

***8時間継続しておこなうプログラム***


■細川 比呂志[認知症の男に8つの質問をする](東京藝大大学院 メディア映像 2年)【8時間】






■五位野 聖[代替energy/イタコ←鈴木清先生]東京綜合写真専門学校 3年)【8時間】
拝啓 鈴木清先生
 私は先生を慕う一写真学生です
 先生の写真集5冊を毎週借り出しては
 ローテーションを組んで順に見入る毎日です
 しかし修羅の圏だけは未だ拝見しておりません
 どこかにあるはずだと室長はおっしゃるのですが
 どこを探しても見つからないのです
 勝手ながら思い余り私の修羅の圏を作りました
 是非ともご高覧頂きたく
 先生のご来場を心よりお待ち申し上げております
 敬具






■市村 香織/三分一 穂波[日の丸光発電]女子美 洋画 4年)【8時間】
私達は、ブタとウサギに扮して、パフォーマンスをする。日本国旗の前で、二匹はソーラーパネルを掲げながら「何か」をする。「何か」は、私達にも分からない。科学者でも社会学者でもない二匹。とっても無知。ほんとは代替エネルギーにだって興味はないかもしれない。今楽しければそれでいいというのが本音なのかも・・・。でも、身につけた知恵は、きっと新しい事象を理解する手助けになる。そう信じて、二匹は「何か」をする。






■伊藤 由紀子[zoe]武蔵美 彫刻 4年)【8時間】
眼に見ることのできない雰囲気は想像すれば良い。という言葉は頭では解っていても、触り心地で確かめられたらどんなにかいいだろう。と思ってしまいます。
あらゆるものにとって、上から下へ落ちることのほうが多い中、一たび落ちてしまうと目に靄がかかったようでなかなか見えないので、再び上昇させるべきです。拾い上げる方法はないでしょうか。
写真から被写体を抜き取り、作者が被写体の輪郭線を引き、線を石膏で充填して、空間に立てます。
関連させ、平面作品も併せて展示します






■光岡 幸一[ようこそ。]武蔵美 油絵4年)【8時間】
自分のなかに溜まった欲求不満を吐き出すのがまるで悪い事の様になっている今の時代。そんな悪い事をしてる瞬間を見たとき、きっと見てはいけないモノを見てしまった気になるだろう。
でも安心するかもしれない。






■野本 直輝[coming error](東京藝大大学院 メディア映像 1年)【8時間】
自身の未来の energy をみつけるためには今ある energy を自 分自身で更新し続けるしかない。その中であふれる error をす くい上げること。
CS LAB の会場やその場にあるものとカメラ等の機材を使用し て、5 分間ごとに 1 つの映像作品を制作、それを youtube など にアップし続けるパフォーマンスを 8 時間行う。作品のアップが 完了・公開された時点で 1 作品の完成とする。制作の様子も ust で配信し続ける。






***12:20ころより以下の順番でスタート(11/19現在変更の可能性あり)***


■村田 紗樹[ピンボール・ボイス](東京造形 絵画4年)【15分】
ボールを投入しつづける/散り散りに音が飛び交う/ひとつひとつをしっかり確認することができなくとも それらがぶつかりあい,ゆく先を変えるのをみるかもしれない/落下するものはフリッパーですくいあげるべし/うるさいかもしれないけど,それでも
             





■関 真奈美[他人の話を聞くようにして考えてみる機会/運び屋]武蔵美 彫刻 4年)【20分】
話を聞く人、受け取る人の負担を少しでも軽くできるのではないか、ということで「運び屋」がそこにいます。「運び屋」はできるだけわかりやすいようにと願って彼女の語るところのイメージを置いてみます。
自分の体験した話はいったん文章になり、その言葉に従って物を運んでくる。
もう一度、何か具体的なイメージ/物物の中で考える機会。







■倉岡 良太[オンオフオン]日本大学大学院 芸術学研究科 彫刻 2年)【15分】
自分の身体をどのように認識しているのかあるいはどのくらい知ることができるかを考えてみたい。たとえば何かを食べて栄養を吸収するとき外部のものが自己の身体の一部になっていく。しかし、何の成分をどのくらい摂取したかを知ることはできない。身体は何かによって助けられたり翻弄されたりする。





 

■平田 尚也[Bond and chopped wood]武蔵美 彫刻 3年)【40-60分】
私は今回ドロドロベタベタしたもの、身体に付着するとある種の嫌悪を抱くものの身体感覚と感情についての表現にしたいと思っている。





■都築 崇広[ハンバーグから銃弾](阿佐ヶ谷美術専門学校 イメージクリエイション科2年)【10分】
異常な潔癖性への反感。
異物混入のクレーム対応と対策に
明け暮れる社会に未来はない





■田中 良典[0n The Chair](東京造形 絵画 3年)【20分】
それは「イス」と呼ばれる。確かにそうかもしれない。でもどう向き合うかは、僕ら次第だし。僕らはどれほどこいつの事を知っているんだろうか。或いはわかり合えているのかとか、まだまだ持て余しているんじゃないか、とか。きっとそうだ。






■葛西 直樹[見えない心](東京造形 デザイン 3年)【20分】
言葉は様々な思いをもとに発生する。
それは喜怒哀楽であったり、無意識、また本能的なのかもしれない。
その根底がさらに情報として目に見えたら。
その環境を作り出す。






■塩山 晶子[ひみつを共有する]女子美 絵画 4年)【30分】
参加者同士でひみつを共有しあいます。
とっておきのひみつを準備してきてください。






■TRIP ▼ GIRL STUDENT‘s NIGHT《藤原 佳恵(東京藝大大学院 美術研究 研究生)/友清 ちさと(東京藝大大学院 油画研究 博士2年)/金藤 みなみ(多摩美大学院 絵画研究2年)/有美子(多摩美大学院 絵画研究1年)》【30分】
出演者は全員、個々でパフォーマンスをしている 女性アーティストです。 今作品では、彼女たちが尊敬する歴代の 女性アーティストのパフォーマンス作品をオマージュし、 同時多発的に一つの空間を作り上げます。






■武田 龍[クリスピーとあぶらムシ ~もしくはセロリと雑草~]武蔵美 彫刻 2年)【20分】
買い物袋からひょろりと飛び出たセロリが、空き地の雑草に カサリと音を立ててぶつかったとき、なにかが起こっていた のか起こらなかったのか。






東京藝術大学コンテンポラリーダンス部[耳、門を通る]
《井上 潤美(東京藝大大学院 絵画)/林 洸理(東京藝大大学院 先端)/板垣 多恵子(女子美大学院 美術研究)/橋本 若葉(多摩美 油画)》【30分】
藝祭2012で上演した野外パフォーマンス「門 道を通る」を室内での上演作品としてアレンジし、発表する。
横断歩道を挟んだ道の「あちら側」と「こちら側」を死者と生者が行き交う対岸の場所として捉え、道を通行するという行為によって、死生の境界の空間を見立てる。
日常を過ごす生者の群れに混じる、死者、不自由な身体を持つ者、心に怒りや憤りを抱く者、報われざる立場に置かれた者、などの存在を、象徴性を持った身体の動作と、朗読によって表現する。






■高良 真剣[Fish Rain]多摩美 グラフィックデザイン 2年)【20分】
都市の雑踏と雨の情景から得たイメージをリズムと光に置きかえられる。都市のための音楽。






■ノガミ カツキ[表現]武蔵美 映像 2年)【20分】
セックスは身体表現といえないだろうか?開放された動物的な動きがや、微々たる動きにも繊細さや必然性、荒々しい強さを感じる。これをシチュエーションを変え、動きを抽出して男がパフォーマンスの場で演技し、身体表現として成立する。






■中山 晃子[in.out.project]東京造形大学院 美術専攻1年)【40分】
in.out.projectとは、身体表現、絵、音の三つの要素を即興的に組み合わせる、ライブパフォーマンスプロジェクトです。身体の動きを、ライブペインティングによって絵に変換し、色彩や形、流動から音を変化させる、といったように、それぞれのエネルギーを共感覚的に交換し合うライブを行っています。