11月スタートの週イチセッション「かかわりをおどる? ボディマップを重ねてみる 中村達哉」参加者中!!
中村達哉はダンスを拠点に獲得してきた自らの身体言語を維持しつつ、ダンスとは異なる言語で思考するさまざまアーティストと1つ1つの場を共有しながら、コラボレーションを重ねてきた。そうした交流から発見したものなのか、普段から目の当たりにする風景を、ほどくように吸収する姿勢のせいなのか、「見るものの脳に直接働きかける」ような柔軟な身体表現を獲得しているように思う。
2013年の秋から「かかわりをおどる」というダンスワークショップをしていただいたが、今回の週イチセッションはその続編とも言えるセッション。work、Research、performという流れをそれぞれに丁寧に考えていくためのセッションを提案している。
ダンスを拠点に考えていることはいうまでもないのだが、誰だって身体を持っていて、そこを拠点にいろいろ考えているはずなのだから、他のジャンルで思考している人たちの参加も大いに期待している。
こばやしはるお
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[2]☆週イチセッション 参加者募集
かかわりをおどる? ボディマップを重ねてみる 中村達哉
11月スタート・日曜・祝日・ダンスワークショップ+リサーチ全12回+発表
http://blanclass.com/japanese/schedule/20151122/
たとえば道具を使うさいに用途に合わせて姿勢を変えたり、乗り物のスピードに合わせて周囲の空間に注意を拡張したりするとき、私たちは脳内で瞬時にボディマップを作り出します。またボディマップは日常の空間で身体を使う場合のみならず、小説や映画を味わうさいに現れるフィクショナルな身体空間を想定する場合にも作動します。今回はこの自由に伸び縮みするボディマップをめぐり、体験的なワークとリサーチを積み重ねながら創作し、パフォーマンスを上演いたします。
〈Work〉まずは一連のワークを通して、自分自身の身体と対話していきましょう。具体的には、 床に寝そべり、身体の重さを感じることから始めていきます。丁寧に同じ動きを繰り返すことで、視る・聴く・触れるといった、ふだんなにげなく行っている知覚を身体のレベルに引き戻し、身の回りの空間やその場で起こるできごとを内側から感じ、把握していきます。最終的には即興で踊ることを目標にし、同時にその動きが強度を持つためにはどうすればよいか、考えていきます。
〈Reserch〉リサーチを通して、身体領域に関する報告をみんなで行っていきます。みんなで同じものを観て、パズルのように経験を合わせていくこと。自身のエピソードを作成して語ること。さらに文学・映画・美術作品・料理・スポーツなどといった異なる領域で現れる身体性についてリサーチし、報告をするのもよいでしょう。
〈Perform〉最後に両者を重ねて、パフォーマンス作品を上演してみます。リサーチした要素を自由に 連想しながら繋ぎあわせ、「仮設の身体」を構成します。パフォーマンスにおいては、物語から逸脱したノイズを許容するような身体性が、豊かに現れると良いと思います。本作品はTPAMショーケースへ参加します。
日程:2015年11月22日(日) 23日(月・祝) 29日(日)12月6日(日)13日(日) 20日(日)23日(水・祝)2016年1月10日(日) 11日(月・祝)17日(日) 24日(日) 31日(日)2月7日(日・本番)
定員:20名 時間:15:30〜18:30 応募者数が多い場合は2部制にします。(2部:19:00-22:00)
対象:身体を使って表現することに興味がある方、または作品創作の現場を体験したい方(経験は問いません)。
申込金 6,000円 セッション参加費
ワークショップ+リサーチのみ 36,000円
+発表に参加する方 +5,000円
※ 別途実費がかかる場合があります。
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中村 達哉 Tatsuya NAKAMURA(ダンサー・振付家)