2月17日(水)- 20日(土)A/T (近藤愛助/古堅太郎)[アメリカ ヒロシマ オキナワ オオサカ シズオカ ベルリン 記憶の引き継ぎ それはたんなる思い込みにすぎない のか?]

今週は水曜日から公開制作、土曜日にインスタレーションとイベントがあります。ゲストはだいぶ恒例になってきた感のある近藤愛助。今回は近藤くんがさらに古堅太郎さんをゲストに招いて、A/Tというユニットでの参戦です。


近藤氏はこれまで、blanClassでは、日本に生まれながら、ドイツで学び、活動をすることからくる、モヤモヤしたものをモヤモヤしたイメージの重なりや、モヤモヤした言葉の投げかけ、モヤモヤした仕草のつながりなどをある時間の中で転がすように示してきた。


それは時に、放射能という目には見えないものへの、さらに在外邦人という決定的な距離の中で考えざるを得ない、どうしようもないジレンマとして現れたのであり、また曽祖父の人生と自身の人生の不思議に符合する箇所への発見として現れたりもした。


今回はきっと古堅氏のこれまでの活動に、また符合するようなモヤモヤを発見したのだろう。自分以外のアーティストとなにかしらを交換しながら、モヤモヤしたものは共鳴するのだろうか?


水曜日から金曜日までの公開制作中に、何度かblanClass放送室をお送りする予定です。時間などが決まりましたら、TwitterFacebook:blanclassなどで告知します。




こばやしはるお
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インスタレーション・パフォーマンスA/T (近藤愛助/古堅太郎)[アメリヒロシマ オキナワ オオサカ シズオカ ベルリン 記憶の引き継ぎ それはたんなる思い込みにすぎない のか?]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20160217/
https://www.facebook.com/events/1252260254790020/


歴史/記憶、ルーツ/アイデンティティー、戦争/テロ、当事者/傍観者などをキーワードにインスタレーションの公開制作をおこないます。また、最終日には近藤愛助と古堅太郎が上記のキーワードに重点を置きながら、対話形式のパフォーマンスをおこないます。



インスタレーション公開制作:2016年2月17日(水)ー19日(金)13:00-19:00
インスタレーション展示:20日(土)13:00-19:00
パフォーマンス開演:20日(土)19:30
入場料:1,600円(ワンドリンクつき)

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近藤 愛助 Aisuke Kondo

  • 1980年静岡生まれ、2001年Bゼミ修了。2007年国立ベルリン芸術大学造形学部イケムラレイコ教室卒業。2008年同大学大学院マイスターシュラー課程修了、イケムラレイコ教授の下マイスターシュラー取得。現在ベルリンを拠点に作家活動を行う。最近の主な展覧会に「Reconstruction of Memories」(CCC・静岡・2015)、「Distant Observations. Fukushima in Berlin」(Kunstraum Kreuzberg / Bethanien・ ベルリン・2014)、「I=Y=0=∞」( Tokyo Wonder Site Artist in residence in Berlin・ベルリン・2013)などがある。
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古堅 太郎 Taro FURUTAKA

  • 1975年広島生まれ。2010年ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学大学院彫刻科修了。同大学在学中にはカーリン・ザンダー、エラン・シャーフ、インゲ・マーンに師事。近年の主な展覧会に「A Call To Family(家族への電話)」(ITO、シュトュットュガルト、ドイツ、2015)、「私とあなたと知らない誰か」(東京ワンダーサイト・ベルリン、ドイツ、2013)、「Grainy, Blurry:古堅太郎&アンドレアス・セル」(国際交流基金ケルン、ドイツ、2013)、「body | border | body」(東京ワンダーサイト・ベルリン、ドイツ、2013)、「GOOD LIFE: the 53rd October Salon」(旧測地学研究所、ベオグラードセルビア、2012)など。Cow House Studios Artist Residency 2015(アイルランド)、東京ワンダーサイトの二国間交流事業プログラムに参加。2008年には、ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、ベルリンに滞在。