4月2日(土)ステューデントアートマラソン vol.11

今週土曜日のLive Artはステューデントアートマラソン(vol.11)!!


ステューデントナイトをリニューアル、今回から参加アーティストを募集しました。タイトルもステューデントアートマラソンに改め、1年ぶりの再開です。


これまで、ステューデントナイトは、主に美大等で教えている先生たちに声をかけて、現役学生を紹介してもらっていました。というのも、blanClassをはじめた当初、Live Artがどんなものかがパッと理解してもらえるとは思えなかったからです。そんなわけで、こちらが求めていることにピンときてくれそうなアーティストたちに、その教え子で「大学や専攻から、はみ出した表現や思考をしている学生はいませんか?」というようなお願いをしてきたわけです。


1度だけ、2012年にCSLABと共同で開催した回で募集をしたことがあったのですが、blanClassが狭いこともあり、なかなか公募に踏み切れずにいたのですが、11回目ということもあり、思い切って今後のステューデントアートマラソンを公募で運営することに決めました。


今後はさらに広く募集をして、いろいろな考え方を試行錯誤している若い人たちとの交流の場にしていきたいと願っています。


1つ気がかりなのは、このステューデントアートマラソンは、それほど登竜門にはならないだろうということ。参加する若いアーティストにとって、それぞれの学校から一歩離れて、閉じている形式から、一瞬でも解き放たれて、専攻が違っても同じ場でなにかしらが共有できたり交換が可能なことを確かめてほしい。


さて、今回はリニューアル1回目ということもあり、参加作家は5名と、少ないですが、その分、1つ1つのプランをじっくり味わいましょう。月曜日に各人の放送室を放送しました。プレトークあり、デモンストレーションあり、司会はウラブラの宮澤響です。そちらもぜひご覧ください。


奥村友規↓

2016/3/28/Student art marathon vol.11/Yuki OKUMURA/Broadcasting


宮川知宙↓

2016/3/28/Student art marathon vol.11/Tomohiro MIYAKAWA/Broadcasting


藤本真実↓

2016/3/28/Student art marathon vol.11/Mami Fujimoto/Broadcasting


小山田恵太↓

2016/3/28/Student art marathon vol.11/Keita OYAMADA/Broadcasting blanClass blanClass



谷崎桃子↓

2016/3/28/Student art marathon vol.11/Momoko TANIZAKI/Broadcasting


こばやしはるお
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アートマラソンステューデントアートマラソン vol.11
http://blanclass.com/japanese/schedule/20160402/
https://www.facebook.com/events/209615456069525/


blanClass定番の企画ステューデントナイトを1年ぶりに開催します。名称をステューデントアートマラソンに改め、参加者を募集しました。学校を離れての他流試合を、マラソン形式で行うこの企画、何が起こるのでしょうか ‼︎


スケジュール


奥村友規[moniker(SHIKOU)]
あなたが私にあった時あなたは私をどんな言葉でとらえたか。そしてそれがどのように変化していくか。顔面に貼られていくタグは私を縛るものか、あなたとの繋がりかを考察する。


宮川知宙[「石を用いた遊戯」の実践]
私たちが行うのは、自身で考案した遊戯の実践です。 話し合いで決められた回数や順番で2人が互いに石を転がしその 音を聴き、それぞれ感相を述べ合いながら優劣を競うという内 容です。 “「石を用いた遊戯」の実践”の様子は映像で記録されます。


藤本真実[髪を切るということ]
髪を切るときは、どのようなとき、どのような心持ちで切るのだろうか。ただ単純に、髪の毛が伸びて、物理的にじゃまになったからか。それとも、気分を変えるためか、自分自身の見た目を変えるためか。自分のなかでなにかをリセットするときに切ろうとすることは、確かな気がする。また、髪が抜け落ちると、その物理的にそんざいする髪の毛が、きもち悪く思える。それは、なぜだろうか。それを、確かめてみたいと思った。


小山田恵太[Howling]
歴史の数ある事件の中で、この『Howling』はちらちらと隠れたり現れたりしてきた。そもそも『Howling』とは音楽用語で使われる言葉だが、その仕組みはいたって国家と民衆の関係性に似ている。


谷崎桃子[And around the ring-(2016/4/2)]
時代性と物の価値の推移をはかりとる。個人的で固有のものの価値を借り、一定の時間をもって美術作品の価値を付加したとき、その物の価値はどのようにかわるか、またはかわらないか。指輪というパーソナルで肌に触れる物を鑑賞者に借り、そのものとしてのオリジンを探りタグをつけ、なんらかの付加価値をつけて返すというリレーション作品。


奥村友規[moniker(SAKUGO)]
あなたが私にあった時あなたは私をどんな言葉でとらえたか。そしてそれがどのように変化していくか。顔面に貼られていくタグは私を縛るものか、あなたとの繋がりかを考察する。


日程:2016年4月2日(土)
開場:16:30 開演:17:00
入場料:700円(ドリンク別)

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奥村友規 Yuki OKUMURA多摩美術大学美術学部彫刻学科4年)

宮川知宙 Tomohiro MIYAKAWA多摩美術大学美術学部彫刻学科3年)

藤本真実 Mami Fujimoto多摩美術大学美術学部彫刻学科4年)

小山田恵太 Keita OYAMADA東京造形大学デザイン学科映画専攻3年)

  • 1994年千葉県生まれ。2013年東京造形大学入学。高校時代に「ヲタ芸」に目覚め、そこから映像に興味を持つ。DJやVJといったクラブシーンで活動していくなかでオーディオ、ヴィジュアル、パフォーマンスに注目して多方面で活躍するマルチプレーヤー。映画、映像制作における監督から出演まで全てをこなす。自身のInstagramにおいて「Everyday Project」として静止画、動画の作品を毎日、載せている。その一環として来夏、レジデンシーとして渡英が決定した。現在は、仲間のMCとラッパーとしてトラックメイキング、現代アートに専念。活動に、2014年、THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!(一部映像演出) 、WORLD WIDE Summer Party@Stellar Ball(一部映像演出)、LAB LIVE @CS LAB(パフォーマンスライブ)、「Fragransis」 @CS LAB(パフォーマンス/映像演出)、2015年、「Opened β」@CS LAB(展示)、 ARTLiVERS 15 @グリーンホール(録音)、 LAB LIVE @CS LAB(パフォーマンスライブ)、 five 第三回公演「ただよう」@武蔵野美術大学(音響)、 COLOSSEO @Studio 8 NORTH GATE(オーガナイザー)などがある。
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谷崎桃子 Momoko TANIZAKI東京造形大学大学院 美術研究領域)

  • 1991年東京都生まれ。2013年VANTANキャリアカレッジ修了。2014年東京造形大学 美術学科絵画専攻卒業。2016年東京造形大学大学院美術研究領域修了予定。2016年オルタナティブスペース、「moondast」(東京)を設立し、企画運営を行う予定。主な活動は、2016年、第39回五美大展 /国立新美術館(東京)、 Dome of the sky (Zokei展)/東京造形大学(東京)、2015年、風景と人の繋がり/旧黒河内医院旧(会津漆の芸術祭)、bi chu watabokkee-木から糸へ-(岡山県主催AIR)/遊美工房(岡山)、一枚の紙の向こうに/アートラボはしもと(神奈川)、Openedβ/CSLAB(東京)、2014年、高橋主査展「祈りのグラデーション」/ZOKEIgallery(東京)、廻るまわる(会津まちなかアートプロジェクト)/栄螺堂 飯盛本店(福島)、個展「家族の絵」/小山小屋(東京)、個展「目視する光源」/Espace Mosaique(東京)、第37回五美大展 /国立新美術館(東京)、Zokei展 /学内展示(東京)、2012年 SHIBUYA COLLECTION/渋谷公会堂(東京)、2011年 未熟展/アートギャラリー道玄坂(東京)など。