10月21日(土)泉イネ[メンセナンツ]までの往復メール 4

10月18日 安部祥子から泉イネへ


泉イネ様


こんばんは。


お名前の話、なんというか、
切実さとそれをかわす軽やかさが含まれているんだなぁと感じました。
「人の名前」と捉えていないというのはわかる気がします。
プロジェクト名というか、その活動そのものを表しているような感じでしょうか。
アーティストって呼ばれると歯がゆいというのも共感します。
本当はアーティストでいいはずなんだけど。
言葉にはすぐ、時代のせいなのかなんなのか変なイメージがついて
使いにくくなるなぁって最近ちょうど思ったばかりでした。


私にとっては「制作」というのがそうかもしれません。
以前はそのblanclassの一画の制作スペースで絵を描いていました。
今でもチラシのイラストはそこで描いています。
blanclassの仕事をしたり、
あとは本を読んだり、調べ物したり、何かしらの結果の出にくいことばかりしていて、
制作というのがちょっと歯がゆい感じがあります。
本当はそういうことも「制作」って言っていいのに。


私が続けようと思っていたことは、アルバイトもそうですが、
毎日日記ををつけるとか、そんなようなささやかなことです。
関わるようになったのも、イネさんは自然な流れで素敵と言ってくださいましたが、
改めて振り返って考えてみると、だらしないなと思ったりもします。


何が見えてきたのでしょう?
関わり始めた当初は文字どおり変わり目だったと思います。
2004年にBゼミをたたんでからの後片付けが本当に本当に大変で、
(私もいつかこの頃のことを笑って話せるといいな)
ようやく腰を上げてblanClassを立ち上げるということになったのだけど、
私はまだもうごめんだという気分をひきづっていて、立ち上げのコアメンバーには加わらなかった。
でも、お手伝いしてるうちに気持ちが変わってきたのだと思います。
やっぱりアートが好きだし、関わり続けたかったからです。
その関わり方を身近なところで決めてしまったことは、さっきも書いたけれど
ちょっとだらしなかったかもしれないと思ったりもします。
それは関わったことを後悔してるんじゃなくて、これまでにしてきたいろんな失敗やら、
迷惑をかけてしまったことなど思い出すと、覚悟が足りなかったんじゃないかと思うからです。


ゲストとしてきてくれたアーティストたちが、たった1日の数時間のためにうんうん悩んで
極度の緊張と戦いながら何かをしてくれるのということは、本当に貴重です。
そういう姿を日々目の当たりにするということは、とても豊かでもあり厳しい環境だと思います。
そういうアーティストと対等でいれる場所を作れているかということを問われ続けるからです。
こういうことは、関わり始めた当初より切実になってきています。
続けるということは、それまでのことが当たり前になってしまうということでもあるからだと思います。
より実験的な場所であるにはどうしたらいいのだろうということ。
ちょっと質問とずれてしまったけれど、続けてきて感じることはそんなことです。


なんか優等生風な答えになってしまったことがちょっと悔やまれます。


「問われ続ける」とか「厳しい」とか書きましたけど、
本当はそれと同時に、ゆったりのんびり余裕のある生活を送ることが理想です。
イネさんの「休み時間」はとても面白いな、と気になっていました。
「休みだ!」って旅行へ行ったり、友達と朝まで遊び倒したり、
かといって、じっと家で寝ていると罪悪感を感じたり。
休むということはどういうことなんでしょう。
イネさんはどうしたら休みになりますか。



  安部祥子
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メンテナンスそれとも面接のような…|泉イネ[メンセナンツ]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20171021/
https://www.facebook.com/events/152355788684285/

日時:2017年10月21日(土)13:30〜(完全予約制)
入場料:2者面談:1,500円/3者面談:1,000円(お一人)

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現在予約可能な枠:B)14:30〜/C)15:30〜/D)16:30〜/E)17:30〜
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