4月28日(土)良知 暁[ハロー/もしもし、受話器越しに聞こえた声]


今週土曜日のLive Artは、良知暁が1年半ぶりに、前回と同じタイトルのイベントでの登場です。


この企画は、『婦人平等へ』という教育映画に市川房枝が本人の役で出演していることを知った良知さんが、そのリサーチの過程で、企画されたのだが、前回のイベントまでに、その映画を見るに至らなかったので、少しだけ、違う内容のイベントになった。


それが昨年、念願叶って、その映画を鑑賞できたということで、改めて、市川房枝婦人参政権実現の知らせを電話で受けるシーンをめぐって、いろいろと考察を展開していくイベント。


もっとも良知さんが大事にしているポイントは「婦人参政権」がアメリカよりもたらされたギフトだったのか? それとも戦前から活動を根強く継続していた日本の女性たちが、自らの力で勝ち取ったものだったのか? という疑問にある。


これは「婦人の平等」だけではなく、現在の憲法のあり方をめぐる議論でも、同様の議論があるように、日本の社会の中では、とても大事な問題提起なのかもしれない。


当日は、良知さんからレクチャーの後、開いたディスカッションの場に展開します。ぜひ奮ってご参加ください。




【blanClass放送室】
放送室でも、少しだけ、今回のイベントの経緯などを良知暁さんに伺いました。
こちらもご覧ください。



2018/4/20/良知 暁/ blanClass放送室



こばやしはるお


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リサーチ/デモンストレーション良知 暁[ハロー/もしもし、受話器越しに聞こえた声]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180428/
https://www.facebook.com/events/188907721726202/


「電話のベルが鳴る」。婦人運動を牽引した市川房枝は、戦後間もなく女性解放を扱った映画『婦人平等へ』に出演する。「ハロー/もしもし、受話器越しに聞こえた声」とは、ひとつの問いのかたち。婦人参政権実現の知らせを電話で受けるシーンをめぐって思考を重ねる。


日程:2018年4月28日(土)
開場:18:30 開演:19:00
入場料:1,500円(ドリンク別)/学生:700円
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

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良知 暁 Akira RACHI

  • 1980年生まれ。投票をキーワードとした広範なリサーチに基づいた作品を中心に、テキストや写真、パフォーマンスなどを制作している。2018年6月に展覧会『Quiet Dialogue:インビジブルな存在と私たち』(東京都美術館)に参加。

http://rachiakira.com/