中村達哉週イチセッションの2月7日の発表に向けて

中村達哉とセッション参加者とで放送室を行いました。他者の抽象的な体験をいかにして自己のものとして受け取るか、あるいは自分でもよく分からないけれど、情報として受け取ってしまっているものについて、どうやったら他者に語れるのか、といったことを、3ヶ月間セッションの中で参加者それぞれが発見した問題と重ね合わせながら、会話と実践を繰り返してきました。放送室では、1枚の絵を見た人物が、その経験を言葉に置き換え、その言葉を元に複数の人物がまた新たに絵を描いてみる、ということをやってみました。


当日の発表ではセッション参加者が仕掛ける幾つかの作品のような出来事のような実験のような何かが会場に設置される予定。それらを体験する鑑賞者による新たな語りがどのようなかたちになるのか、あるいは元の経験にどのようにフィードバックされるのか、「ボディマップを重ねる」ことが、他者との関係の中で情報化されてしまう経験をどのようにして身体化していくか、ということについて考えるきっかけになるのでしょうか。おたのしみに。


のもとなおき



2016/1/24/TatsuyaNAKAMURA Session/blanClass Bloadcasting