2月16日(土)・17日(日) 眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]

blanClassでのTPAMフリンジ参加作品2つ目は、眞島竜男「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」。
 
 
この作品は一昨年(2017)12月にblanClassで初演されたパフォーマンス作品の再演です。ただし今回はTPAMフリンジに参加するということもあり、現在飛躍的に進化をし続けているGoogle翻訳による、英語翻訳を加えたTPAMバージョンです。
 
 
一度、元々の脚本をGoogle翻訳してから、正確さを期する? ために、さらにGoogle翻訳をかけて日本語に戻して、再編集をしているそうで、イングリッシュネイティブの人が見ても、日本語ネイティブの人が見ても、ある種のおかしみを感じる仕上がりになるのかもしれません。
 
 
お話は4話完結のシチュエーションコメディー。横山大観レニ・リーフェンシュタールが、それぞれに描いた山々に込められた想い、国家の宣伝を芸術家として担ったこと、彼、彼女の表現に翻弄された群衆がテーマになっている。近代の芸術とナショナリズムが創造した歪んだ歴史に、強く関心を持って、これまで、さまざまなアプローチから作品を作ってきた彼にして、まさにぴったりの題材なのだが…。
 
 
物語は雪深い山小屋から始まり、山小屋に居合わせたレニと大観が繰り広げるドタバタコメディーが、スーファミRPGのような8ビットの世界で繰り広げられていくのだ。
 
 
初演のさいはクリスマス近くの公園であったっため、ツリーの飾りが溢れたパフォーマンスだったのだが、今回はバレンタインデーの数日後、この冬一番の寒さの中で、さて? どんなパフォーマンスが見られるのか、初めての人も、もう見た人も、必見の名作です。
 
 
こばやしはるお
 
 
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【blanClass放送室】
 
2019/2/11/眞島竜男/blanClass放送室
眞島竜男さんをお迎えして[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]についてのQ&AをGoogle翻訳でお届けします。
 
 
2017/12/18/眞島竜男/blanClass放送室
こちらは[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]初演の前に放送した予告編インタビューです。(インタビュアー:小林晴夫)
 
 
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TPAMフリンジ2019参加作品/シチュエーション・コメディ
|眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討](TPAM 2019 version)
 

日本の画家、横山大観(1868-1958)とドイツの映画監督、レニ・リーフェンシュタール(1902-2003)が、山と群衆をめぐって繰り広げるシチュエーション・コメディー。全4話。
 

日程:2019年2月16日(土)・17日(日)
16日(土)開場15:00 開演15:30/開場:19:00 開演:19:30
17日(日)開場15:00 開演15:30
上演時間:約50分(予定)
料金:一般 2,500円/TPAM登録・特典:2,000円 
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予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉[山と群衆]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
〈アドレス〉 info@blanclass.com
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TPAM 2019(www.tpam.or.jp/2019)に参加するblanClassのアンソロジー、Live Art & Archive Anthology #4 on TPAM Fringe 2019の中で行っています。
チケットは以下からも購入いただけます。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass
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眞島 竜男 Tatsuo MAJIMA
-アーティスト。写真、ビデオ、パフォーマンス、粘土など、多様なメディアを用いた作品を制作。近年の発表に、「岸井戯曲を上演する #9」(blanClass、2017年)、「岡山芸術交流2016」(岡山県天神山文化プラザ、2016年)など。 YouTubeで「今日の踊り」を更新中。
「今日の踊り 2016年以降」http://bit.ly/2hVQxIQ
「今日の踊り 2018年以降」https://bit.ly/2Iu1zEw
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国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM) 
http://www.tpam.or.jp/2019
 

blanClass Anthology #4 on TPAM Fringe 2019

blanClassはTPAMフリンジ2019(2月9日〜17日)に参加します。今回はblanClassを実験場として、思考と試行を展開している2組のアーティスト、高山玲子と眞島竜男をお招きしました。

 

TPAMフリンジに参加するにあたって、高山玲子さんは昨年に引き続き、ゴーストプロジェクトの展開版となる「建物の演劇」に挑戦。

 

眞島竜男さんは一昨年の12月にblanClassで発表した「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」の再演。英語翻訳を加えたTPAMバージョンでの参戦です。

 

どちらもさらなる実験に挑戦した意欲作。

 

現在絶賛予約受付中です!!

ご来場をお待ちしております。

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▶予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。

〈件名〉イベント名〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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チケットはTPAMからも購入いただけます。またTPAMに参加登録すると、TPAMのほかの公演などでも特典があります。↓
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass

 

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国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM) 
TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、2011年より「創造都市」横浜で開催。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
http://www.tpam.or.jp/2019

 

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★TPAMフリンジ@blanClass スケジュール
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2月9日(土)・10日(日)・14日(木)・15日(金)高山玲子[ハイツ高山]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190209/
https://www.facebook.com/events/228367294762712/

2月16日(土)・17日(日) 眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190216/
https://www.facebook.com/events/980089028842624/

 

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【blanClass放送室】
これは眞島竜男[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]初演の前に放送した予告編インタビューです。

[山と群衆(大観とレニ)/四つの検討]5つのQ&A(インタビュアー:小林晴夫)

 


20017/12/17/TatsuoMAJIMA/blanClassBroadcasting

2017/12/18/眞島竜男/blanClass放送室

「ハイツ高山」高山玲子

こんにちは。告知をします。
宣伝が嫌いです。でも宣伝をしないともしかしたら観に来てくれるかもしれない人に届かないかもしれない、逆か、もしかしたらこれを目にして観に来てくれる人がいるかもしれないから宣伝をするのか、いやもっとか、宣伝をすることでこの作品を観に来てくれた人が、この作品と出会ってそこで何かを受けとったりまた返してくれたりそんな作用が起きて、それは言うなればわたしとその人が出会うってことで、知らなかったわたしと知らなかったあなたが作品を通じて出会い繋がって一歩先に進む、かもしれない、そんなことを願って祈るようにわたしは作品を作っています。

2月、新作を発表します。タイトル『ハイツ高山』と言います。
ハイツ=高台『高台高山』ってなんやねん、って感じなんですけど、これは建物名みたいなもので、今回は「建物の演劇」を作ってみようと思い、取り組んでいます。
「建物の演劇」ってなんなんでしょう、もう3ヵ月くらいずっと頭を抱えてましたが、ようやく目指すべき方向が見えてきたところです。
目指すべき方向は見えたけど、やっぱりなんだかわからないものになりそうで、でもなんだかわからないものを作りたいからしょうがないんです。
そのなんなんだかわからないものを見てわたしは驚きたいし、どきどきしたいんです。
それが本当に出来たら、それはきっとみんなも驚くことになるだろうし、そんな「演劇」生まれたら面白くないですか?

今回は、こんなわからんわからん言ってるわたしと制作を共にしてくれている協力者たちがいます。
昨年の『皆 私 私 食』以後、もう一人でやりたいことを実現させるのは難しいかもしれないと感じました。
仲間が欲しいと願っていたところ、各所で出会った方たちと話しをし、承諾をもらい今作に参加をしてもらっています。
彼らはわたしの”わからん頭”の中を覗いては、丁寧に掬い上げるような作業をしてくれています。
これまで思い描くだけで実現不可能だったことが、範疇にある。これはすごい事、NOはないOKで進む(ないのは予算だけ、これは今後の課題...)。
この作品に今まで出来なかった事を全部詰め込んでしまいたいと思ってやってます。

わたしはわたしのやりたいことを継続させていく為に、仲間を見つける為に、作り続ける為に、より良い世界を手に入れ生き抜く為に、作品を発表します。

その過程でもあり、今出来ることの全てが『ハイツ高山』にあります。

開場時間が長いですが、昼には昼の、夜には夜の面白さがあると思います。
一度ご来場頂ければ再入場が可能です。

長くなりましたが、心から多くの皆さんに観に来て頂きたいです。
そして願わくばわたしの仲間に加わってください。

最後に、こんなよくわからんわたしにいつも作品を作らせてくれるblanClassには感謝しかありません。ありがとうございます。

では、お待ちしてます。

 

高山玲子

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★TPAMフリンジ2019参加作品
インスタレーション・シアター|高山玲子[ハイツ高山]

場所の持つ〈記憶〉を演劇にすることは可能か。
会場となるblanClassは、1967年に設立した現代美術の私塾「Bゼミ」を前身に持つ美術の実験場である。
この場所を架空の廃アパートと仮想し、blanClassに潜在する〈記憶〉と透かし合わせ上演を試みる。
恐らくは“ゴースト”が現れるであろうこの作品の位置付けは、“ゴースト”シリーズ第2弾《ゴーストハイツ・シアター》である。

 

作・構成・出演 高山玲子
装置 新美太基
撮影・編集 前澤秀登
ドラマターグ・翻訳 中田博士
グラフィックデザイン 一野篤

日程:2019年2月9日(土)13:00-18:00
10日(日)13:00-21:00
14日(木)13:00-21:00
15日(金)13:00-18:00
所要時間:約40分(目安)
料金:一般 2,000円/TPAM登録特典:1,500円

予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉[ハイツ高山]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
〈アドレス〉 info@blanclass.com

 

TPAM 2019(www.tpam.or.jp/2019)に参加するblanClassのアンソロジー、Live Art & Archive Anthology #4 on TPAM Fringe 2019の中で行っています。
チケットは以下からも購入いただけます。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass

 

高山 玲子 Reiko TAKAYAMA
美術家/俳優/体メンテナンス体操講師。主に境界線(演者/観客・あなた/わたし・あの世/この世)に注視し、これらの見えないラインを、可視化・表象することで起こりうる認識のズレなど、人の数だけ答えが違うことをみんなで面白がれるような作品制作を行なう。近年の活動は、観客自身が書き起こした“終焉の時”を上演する『ゴーストライター』、音楽家との共同による“音楽を演劇にしてみる”、映像作家との共同による“映像を演劇にしてみる”など。

https://reikotakayama.tumblr.com/

 

国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM)
TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、2011年より「創造都市」横浜で開催。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
http://www.tpam.or.jp/2019

 

 

2月9日(土)10日(日)14日(木)15日(金) 高山玲子 [ハイツ高山]

今年もblanClassはTPAMフリンジに参加します。

そして昨年に引き続き、高山玲子さんに公演をお願いしました。

今回は、blanClassの場所・建物が持つ記憶と「ハイツ高山」という架空の記憶が入り混じったような、演劇になるようです。

 

高山さんは建物に演じてもらう、と言っていました。

建物になにかあるのでしょうか、じっと、部屋に座って考えてみましたが、どういうことだろう、よくわかりません。

こちら側の受け取り方、感じ方次第のような気もします。

そもそも、建物の演劇を見る私が、その建物の中に居るために、全体像を一度に見ることができないのです。

これは問題です。どう見ればいいのでしょうか。

 

高山さんの作品(実験)はいつも、こういう感じかな、という印象とは、なんかちょっと違う、という感じを持つのです。

印象と実際が違うなんて当たり前のようなのですが、そういうことでもないのです。 (あれ、そうなのかな?言い切った割に自信がなくなってきた)

 

今回も、建物の演劇を高山さんが少し建物の替わりに?演じたりもするようなのですが、それは単なる擬人化ではなさそうなのです。

その「あれ?なんかちょっと違うぞ。」というのがなんなのか。

今回は、公演時間が長いので、ゆっくり考えてみようと思います。

 

テキストを手に大体所要時間が40分、もちろんさっと見てもいいし、もっとゆっくり過ごしていただいて構いません。

一旦外に出て、外から見ることもできます。

是非何が行われるのか、私の知る限り初めての「建物の演劇」を体感しに来てください。


【blanClass放送室】
準備中の高山さんにお話を聞きました。


2019/1/23/ReikoTAKAYAMA/blanClass Broadcasting

 

あべしょうこ

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★TPAMフリンジ2019参加作品
インスタレーション・シアター|高山玲子[ハイツ高山]

 

場所の持つ〈記憶〉を演劇にすることは可能か。
会場となるblanClassは、1967年に設立した現代美術の私塾「Bゼミ」を前身に持つ美術の実験場である。
この場所を架空の廃アパートと仮想し、blanClassに潜在する〈記憶〉と透かし合わせ上演を試みる。
恐らくは“ゴースト”が現れるであろうこの作品の位置付けは、“ゴースト”シリーズ第2弾《ゴーストハイツ・シアター》である。

 

作・構成・出演 高山玲子
装置 新美太基
撮影・編集 前澤秀登
ドラマターグ・翻訳 中田博士
グラフィックデザイン 一野篤

日程:2019年2月9日(土)13:00-18:00
10日(日)13:00-21:00
14日(木)13:00-21:00
15日(金)13:00-18:00
所要時間:約40分(目安)
料金:一般 2,000円/TPAM登録特典:1,500円

 

予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉[ハイツ高山]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
〈アドレス〉 info@blanclass.com

 

TPAM 2019(www.tpam.or.jp/2019)に参加するblanClassのアンソロジー、Live Art & Archive Anthology #4 on TPAM Fringe 2019の中で行っています。
チケットは以下からも購入いただけます。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass

 

高山 玲子 Reiko TAKAYAMA
美術家/俳優/体メンテナンス体操講師。主に境界線(演者/観客・あなた/わたし・あの世/この世)に注視し、これらの見えないラインを、可視化・表象することで起こりうる認識のズレなど、人の数だけ答えが違うことをみんなで面白がれるような作品制作を行なう。近年の活動は、観客自身が書き起こした“終焉の時”を上演する『ゴーストライター』、音楽家との共同による“音楽を演劇にしてみる”、映像作家との共同による“映像を演劇にしてみる”など。

https://reikotakayama.tumblr.com/

 

国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM)
TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、2011年より「創造都市」横浜で開催。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
http://www.tpam.or.jp/2019

 

矢も盾もたまらず(2019_2-3)



今年の2月も昨年同様、TPAMフリンジに参加します。TPAMフリンジはTPAM(国際舞台芸術ミーティング)の公式な公演とは別に、東京や横浜にあるスペースや活動を紹介するプログラムです。

タイトルは「blanClass Anthology #4 on TPAM Fringe 2019」、日頃からblanClassを実験場として、思考と試行を展開している2組のアーティスト、高山玲子と眞島竜男をお招きしました。

去年に引き続き出演する高山玲子は「ハイツ高山」というタイトルで、全部で4日間の公演を行う。それぞれの日程で公演時間が長いのでびっくりするかもしれませんが、出入りは自由で、どのタイミングで来てもなにかしらの上演に立ち会えるという仕掛けの演劇作品です。

眞島竜男は一昨年の12月にblanClassで発表した「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」の再演。再演といってもTPAMフリンジ参加作品ということもあって、劇中のテキストを翻訳して英字幕つきのTPAM 2019 versionを2日間で3回公演を行う予定です。

TPAM期間中はいつもとは違うお客さんがやってきたり、いろいろな言語が飛び交ったりするので、少しだけ雰囲気が変わります。ぜひそんな化学変化もお楽しみください。


さて、今年はblanClass10年目の年。10月に10周年を迎えるのだが、それを機になにをしようか? と考え、あれこれと悩でいたら、ふと「休みたい」との思いがフツフツと湧き上がってきて、どうにも止まらなくなりました。


そこで、10月いっぱいで、現在行っているプログラムの全てを一旦休業することにしました。それに先立ち、月イチセッション、特別セッションを3月いっぱいで終了することにします。昨年中にcomos-tvが終了。3月にはナノスクールとアートでナイトが最終回を迎えます。セッションを担当してくださった方々にも、長年参加してくださっていた方々にも、大変ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうぞわがままをお許しください。


疲れてしまったのも理由のひとつなので、それをどうポジティブに表現したら良いか悩ましいところなのですが、同時に変化の年にしたいというのも本音なのです。もちろん同じプログラムを継続しながら並行して改革が進んでいくのが理想なのでしょうが、どうもうまくいかきません。


この文章のタイトルを「矢も盾もたまらず」にしたのは、せめて「休業」が「改革」を生み出すような選択だと言いたかったからです。


具体的に今後blanClassがどんな展開ができるのかは、わからないのですが、とりあえずゆっくり考えようと思います。


   
小林晴夫(2019.2-3 チラシ掲載)

2月2日(土)地主麻衣子 + カニエ・ナハ[目撃者たち]



Plan for [Witnesses] Maiko JINUSHI©2019


今週土曜日のLive Artは、地主麻衣子がほぼ5年ぶりの登場です。今回は詩人のカニエ・ナハさんをお迎えし、「目撃者たち」をテーマに朗読をします。


先日下見がてら、blanClassに地主麻衣子さんとカニエ・ナハさんに来ていただき、「blanClass放送室」を収録しました。放送室は宣伝を兼ねて、Live Artの告知をする動画の番組なのですが、今回はデモンストレーションというか、肩慣らしというか、お二人に朗読をしていただきました。朗読していただいたのはカニエさんが昨年発行された詩集「なりたての寡婦」です。繰り返しをテーマにした詩集ということで、地主さんが一遍読んだ後、続いてカニエさんが同じ詩を読むという段取り進んでいくのですが、収録を始める前に、どこまで読むのかを話していなかったせいか? 途中までなのかと思いきや、すべての詩を二回ずつ読みきってしまいました。


当日は「目撃者」をテーマにそれぞれ読む詩を選ぶそうなので、動画の朗読は超レア映像になります。全編を二回ずつ読んだので、1時間の動画になりました。夕方から暗くなるまで、光の具合も刻々と変化していきます。


同じ詩が繰り返されているはずなのに、お二人の読む詩が、全く別ものに聞こえること。それぞれの声質が違うせいか、言葉の響きが違うせいなのか、とても不思議です。


昨年12月に女子美の特別講義に地主さんをゲストとしてお呼びして「わからない」というタイトルで、ご自身の作家活動についてお話をしていただいたのですが、「わからない」というタイトルもそうですが、地主さんのあっけらかんとして澄んだ声が、こちらに投げかけてくる「疑問符」のようで、それでいてとてもわかりやすい「独白」のようで、心地よい時間でした。


2014年にblanClassにお呼びしたきっかけは、地主さんが発表中だったアートラボ・はしもとのロビーで、2時間以上もかけて、彼女のこれまでの作品を彼女のMacBookで見せてもらったことだったのですが、その時のお初の印象とも重なり、そういえば、パフォーマンスとして、朗読をしていた話なども聞いていたので、今回の朗読での発表も、現在の彼女の素直な興味に由来しているのだと感じます。


カニエさんとは、その放送室収録の日が初対面だったので、前知識やそれまでに印象も思い込みもないのですが、やはりご自身で言葉を扱われている方の声と語りなのだと感じました。


全く違うタイプのお二人が「目撃者」をテーマにどんなことばを朗読されるのか? そこが見もののイベントです。


どうぞお見逃しなく…。


【blanClass放送室】
以下の動画が文中で触れたレア動画です。地主さん、カニエさんの朗読をご堪能ください。


2019/1/24/地主麻衣子+カニエ・ナハ/blanClass放送室


こばやしはるお


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朗読地主麻衣子 + カニエ・ナハ[目撃者たち]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190203/
https://www.facebook.com/events/2191480134249715/


目の前で何かが起きたのを見てしまったとします。そしてそれを誰かに言いたいとします。
予期しない出来事に遭遇したときに、人はどのようにそれを解釈し、言語化するのでしょうか。
このイベントでは、詩人のカニエ・ナハさんをお招きし、「目撃者たち」をテーマにそれぞれがセレクトしたテキストを朗読します。過去の目撃者たちの語りから、何か教訓のようなものが得られるのではないかと希望を込めて。


日程:2019年2月2日(土)
開場:19:00 開演:19:30
入場料:1,500円(ドリンク別)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

                            • -

地主麻衣子  Maiko JINUSHI

  • アーティスト。1984年神奈川県生まれ。個人的な物語をテーマとしたドローイングや小説の制作から発展し、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを総合的に組み合わせた「新しい種類の文学」を創作する。主な個展に「欲望の音」(HAGIWARA PROJECTS、2018)など。第11回恵比寿映像祭に出品予定。

http://maikojinushi.com

                            • -

カニエ・ナハ Naha KANIE

  • 詩人。詩集『用意された食卓』で第21回中原中也賞、第4回エルスール財団新人賞。本の装丁や、現代アーティストとのコラボレーション、朗読パフォーマンスも行う。主な参加展に「MOTサテライト 2017 春」(東京都現代美術館、2017)、「スペクトラム展」(スパイラル、2015)など。

1月25日(金)杉田 敦 ナノスクール[How to be tolerant:寛容になるための方法 #8]

12月のナノスクールはある集団の中に身を置いた時の寛容について、考えました。


例に挙げられたのは宗教。近年のミャンマーでの仏教徒によるイスラム教系少数民族ロヒンギャ族への弾圧のニュースは衝撃であった。ほかにも異宗教間の対立は常に起き続けている。


古代イランで誕生したゾロアスター教は、寛容、やさしさ、思いやり、献身などという教義を掲げているが、異教徒に対しては敵対的であるとされている(杉田敦、配布プリントより)。


日本の神道も、明治以降国教化と結びつき、多宗教への排他的な姿勢を見せていった。


私自身、宗教信仰はないが、いわれてみればある帰属は持っているのではないかと感じる。


日本人である。男性である。映像をやっている。以前、blanClassのスタッフであった。東京都出身である。血液型はA型である。


自分を構成する、大小さまざまなコードがあり、それを信じ、発言し行動している。それは、当たり前の営みではあるが、いつでもそれをもとに誰かと対立する可能性は持っているのかもしれないと思う。


12月も毎回のように、寛容ってどうすればいいのだろうと考え込んでしまった。


そんなナノスクールも残すところあと3回です。続けてきている方も、初めての方も、ぜひぜひご参加ください。



みやざわひびき


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月イチセッション
杉田 敦 ナノスクール《nano school #58》[How to be tolerant:寛容になるための方法 #8]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190125/
https://www.facebook.com/events/585345438573664/


あなたの横を、いかにも先を急いでいる男が通り抜けてゆく。肩にかけているバッグがあなたにあたる。あなたはすこしよろめいてしまう。男は気づいている。男は振り向かない。遠ざかりながら、男の舌打ちが聞こえてくる。あなたは怒りがこみ上げてくる。あなたに為すすべはない。
あなたはどうして怒ってしまったのだろう。男には先を急ぐ理由があり、あなたは少し男の行手を塞いでいたのだ。いや、男にはこれといった理由もなく、あなたは十分、身を寄せていたのだとしてもだ。あなたは怒る必要はない。あなたはあなたの貴重な人生の時間を、そんなことのために費やすべきではない。あなたはちょっとだけ肩をすくめて、なんなら、振り向いて、後ろの人と笑い合ったっていいはずだ。
数学や英語、歴史学社会学、そうしたものを学ぶのと同じように、わたしたちは寛容さを学ばなければならない。ナノ・スクールの第5期は、"How to be tolerant:寛容になるための方法"と名付けて、寛容について考えます。一年を通して、Fischli & Weissの"How to work better"のような標語を作成できたら素晴らしい。


※ナノスクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。


日程:2018年1月25日(金)18:30ー21:00
参加費:1,500円/学生 \1,000円(要予約)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

                            • -

アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

                            • -

予約方法:ご予約は前日までにご連絡をお願いします。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉ナノスクール予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。
info@blanclass.com

                            • -

杉田 敦 Atsushi SUGITA

  • 美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『静穏の書』、『ナノ・ソート』(共に彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『inter-views』(美学出版)がある。作品に"critics coast"(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、批評タブロイド紙 "+journal" の編集、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト"Picnic"も行っている。