4/27(土)今井しほか+大石一貴[ゲーテは言った“光あるところに影あり”]#1

現在開催中のBankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」に、blanClass+神村恵という名義で出張参加しています。会期中は毎週土曜日に「身ひとつで生きる」というタイトルでLive Artツアーを実施中。

4月27日土曜日のLive Artツアーは今井しほか + 大石一貴が登場! 馬車道周辺の街歩きをしながら影送りをします。

今井しほか + 大石一貴は、昨年8月に下高井戸の雑居ビルの屋上にある電気神殿メタコイノンで行われた展覧会 「光を測る」が初出しのアーティストユニット。

その展覧会は出来上がった作品を陳列するといったものではなく、日ごとに更新される謎の実験の経過をパフォーマティブに展開したものだった。扱われていたのはそれ自体を見たり、触ることが難しい「光」。実験といっても、「光」を扱う化学実験の手順をにおわせながら、意味を変えながら様々な領域で重要な位置を占める概念としての「光」にも着目して、はっきりとした答えにはたどり着きそうにもない、表現の可能性を考えるための思考実験だった。

屋上には最終的に10個の実験の経過が点在され、それぞれに異なる2人の関わり方や、そのプロセスも含めて、2人がユニットというよりもバンド…、この私設のラボみたいなスペースが音楽スタジオに似た役割を持っているように見えてきた。展覧会の後に制作された記録集にレビューを頼まれたのだが、勢い、記録集をアルバムに見立てて、ライナーノーツを寄せてしまった。(会場で販売しているので、ぜひ手にとってみてください)

さて、今回の「影を描く、影を送る」は、「光を測る」に続く2枚目のアルバム? 「光」といつも共にあって、「光」とは真逆の意味を持たされる現象であり、概念でもある「影」。その「影」を、縛るものから取り出して、都市の中に放ってしまおうという企画。

「影送り」を通して、影を主役に街を歩きながら、そこに事実起こること、そこに貼り込まれた意味や歴史、より抽象的な概念なんかも、剥ぎ取ったり、戻したりしながら、都市のこと、日常のこと、芸術のこと、近くのことや遠くのことを考えてみましょう。

 

こばやしはるお
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影送り今井しほか+大石一貴[ゲーテは言った“光あるところに影あり”]#1
 
文学世界において、しばしば「影」は主の分身として語られ、影が有るか無いかによってその者の真の存在を確かめる。つまり「影」は常に「実物」と等しく存在するのだ。ゲーテの語呂を拝借して言ってみよう。“影あるところに実物あり”もしも「影」そのものを描いたとしたら…実物なくして描かれた影は、まるで主を失った分身のように街を彷徨ってしまうだろう。

このイベントでは、ペンで描いた図を「影」と見立てて、参加者と一緒に街の中で影送りをします。人の目の残像現象を用いた遊び「影送り」。数秒間瞬きをせず、影を見続けた後に空を見上げると、大きな像が空に現れます。描かれた「影」の実像を空に見つけるイベントです。
 
日程:2024年4月27日(土)14:00ー16:00
集合時間:14:00までに受付を済ませてください。
定員: 20名 料金: ¥1,000
受付・集合場所:BankART Station
集合してから出発点まで30分ほど移動します。
馬車道駅までのみなとみらい線料金 ¥200が別途かかります。
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
 
予約↓
4/27 https://peatix.com/event/3872574/view
5/25 https://peatix.com/event/3872579/view  
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今井しほか+大石一貴 Shihoka IMAI + Kazuki OISHI

2023年8月「光を測る」電気神殿メタコイノン(東京)にて共作展示。

大石一貴 Kazuki OISHI
彫刻家
1993年山口県生まれ。個展に「Voyager is with you」(Art Center Ongoing、東京、2023)、「For instance,Humidity」(sandwich.gallery CFP、ルーマニアブカレスト、2022)など。
https://www.kazukioishi.com/

今井しほか Shihoka IMAI
アーティスト
1995年東京都生まれ。発表に「不在を訪ねる」(スペースくらげ、神奈川、2023)、「#SP_RING_2023」(秋田公立美術大学、秋田、2023)など。
https://imai-shihoka.studio.site/
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7 
https://blanclass.com/bankart-life7/
 
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクション振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
 
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
 
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回 
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。 
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
お問合せ:event@bankart1929.com
 
Live Artツアー日程↓
3/23(土)・5/18(土)神村 恵
3/30(土)・4/20(土) 山本浩貴(いぬのせなか座)
4/6(土)・ 5/4(土)ミルク倉庫+ココナッツ
4/13(土)・6/8(土) 佐々木文美
4/27(土)・ 5/25(土)今井しほか+大石一貴
5/11(土)・ 6/1(土)大東 忍
 
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
 
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]