今週は、佐々瞬 [彼らとの対話(仮)]展示を開催中!! 会期は3月15日(土)まで。最終日にはパフォーマンスがあります。
ずいぶん前に亡くなった母方のお祖父さんへの興味に始まった今回のプロジェクトだったが、お祖父さんを一番知るお祖母さんの具合が急に悪くなり、もはや何も聞けなくなったときに、その興味の先は、いつのまにかお祖母さんに変わっていた。そのお祖母さんが、搬入日の早朝、息を引き取り、またしても不在が立ちはだかり、佐々自身の興味のありかさえ不明瞭になった。
そうした不可抗力もあり、3月3日展覧会初日より、大きくまたは少しだけ、しかし毎日変化し続けている佐々展だが、終盤に向けてそろそろ最終形に収まってきたようだ。
最終日に行うパフォーマンスでは、今回の展示で、結果的に問題にしたことから展開して、今から30年間の未来の経験、記憶を既知のものとしつつ、しかし忘却している状態をパフォーマンスする。失った未来の記憶をたぐり寄せなければならないのは、来場するあなたのようです。
3月13日(木)20:00〜 佐々瞬展/関連企画として、トークを行います。ゲストは現在、横浜美術館アートギャラリーで展覧会中の百瀬文さん、横浜美術館展覧会コーディネーターの庄司尚子さんです。佐々瞬、小林晴夫も交えて4人で「これからのこと/大きな目的」についてお話しします。もちろん公開で行いますので、少し早めに来て展覧会も見てご参加ください。(残念ながらその日は横浜美術館は休館日なので、百瀬文展とあわせてみたいという方は前日か後日横浜美術館に…)
こばやしはるお