10月22日(土)・23日(日)[岸井戯曲を上演する。#2]

今週土曜日と日曜日は「岸井戯曲を上演する」の第2弾!!

この企画は月1回のペースで1年間、岸井大輔の戯曲をできるだけたくさん上演していくというもの。今回は、この戯曲をこの人に、というお願いの仕方ではなく、演劇の周辺だけでなく、いろいろな人々に岸井さんが声をかけて、それぞれにやりたい戯曲を選んでもらうという方法を取っている。そして月別に同じ戯曲を何組かのアーティストが別バージョンで上演をするという試みです。


今回の演目は「桜木氷取 祭礼」。5組のアーティストが5つのヴァージョンで上演します。



9月に行った第1弾では、それぞれ考え方が違うアーティストが1つの戯曲を目指して、何かをするということが、普段、人と接するときに人を判断するのとは違った共通点を見つけるみたいで、それがとても面白かった。



ただし岸井戯曲はオーソドックスなものでもないので、作家たちは二重に戯曲を書かなければいけないように見えるので、選んだり、演出したりということが、どういう意味を持っているのかなどにも考えさせられてしまう。



今回の「桜木氷取 祭礼」はblanClassのほど近くを流れている大岡川を舞台に作られた作品なので、その辺りも見所なのかもしれないし、とはいえ、どんなものが試されるのかはまだ未知なので、一緒に目撃してください。



10月19日(水)の20:00ぐらいから岸井さんや演出陣の方々と放送室も予定しています。明日改めて、facebookTwitterなどで告知します。



こばやしはるお

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Live Art 月イチシリーズ
[岸井戯曲を上演する。#2|桜木氷取 祭礼]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20161022-23/
https://www.facebook.com/events/268749386836356/



2016年9月から1年間毎月、blanClassで、岸井大輔作の戯曲を、さまざまなジャンルのアーティストにより上演します。ひとつの戯曲を、何バージョンかで上演し、終演後それぞれの上演を行ったアーティストでトークを行うことで、現代戯曲の可能性を考えるシリーズ。


第2回にあたる10月は『桜木氷取 祭礼』を上演します。blanClasのほど近くを流れる大岡川全体を舞台に展開する新作神楽の戯曲です。2014年黄金町バザールの演劇センターFの依頼により執筆された戯曲を、絵画・映像・リサーチ報告などのさまざまなバージョンで上演します。


バージョンA 遠藤麻衣(俳優・美術家/二十二会)
バージョンB 加藤和也(映像/快快)
バージョンC 大道寺梨乃(俳優/快快)
バージョンD 高安美帆(俳優/エイチエムピー・シアターカンパニー、takayasu kagura)
バージョンE 富永瑞木(俳優)
司会:佐藤朋子(アーティスト/Comp)
ほぼ毎月マンガ化:今井新(アーティスト)
トークゲストとして、10月22日(土)には山内健司(俳優/青年団)さん、10月23日(日)には石神夏希(劇作家/ペピン結構設計)さんをお呼びします。


日程:2016年10月22日(土)・23日(日)
時間:19:00〜22:00(開場:18:30)
入場料:2,500円(要予約)

                            • -

〈予約方法〉ご予約は前日までにご連絡をお願いします。
〈タイトル〉[岸井戯曲を上演する。#1]予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

                            • -

今井 新 Arata IMAI

  • 1992年生まれ。港北ニュータウンで育つ。2009年、ホームレスのインタビュー映像に基づく映像インスタレーション《上野公園。ホームレス。五十嵐さん。》を発表。以来、都市における様々な事象を「取材」し、映像やドローイングによって独自のナラティブに再構成する形式の作品に取り組み続けている。その際に「イマイ君」という、作者自身の分身とも言えるキャラクターを自在に操り、取材経験を作品化することも多い。
                            • -

加藤和也 Kazuya KAZUYA(FAIFAI)

  • 写真/映像/アーカイブ 写真と映像の制作を中心に活動。FAIFAIの他に、舞台芸術や美術作品などの記録やアーカイブ、作品制作のサポートなども行う。自転車で遠出するのが好き。
                            • -

岸井大輔 Daisuke KISHII

  • 1970年生劇作家。他ジャンルで遂行された創作方法によるジャンルの形式化が演劇でも可能かを問う作品群を発表している。代表作「P」「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」。2013年ー2018年にかけ、日本における現代演劇を探求するプロジェクト「始末をかく」実施中。
                            • -

高安美帆 Miho TAKAYASU

  • 俳優(エイチエムピー・シアターカンパニー所属)。ドイツ・ギーセン大学応用演劇学科客員教授(2014年度)。大阪大学主催事業「声フェス」シニアフェロー。8歳から神楽を始め、2012年,takayasu kaguraを開始し,国内外で作品を発表。2015年春,音楽家と共に振付家・ダンサーとしてMOGURA KAGURAを結成。
                            • -

富永瑞木 Mizuki TOMINAGA

  • 宮城県仙台市出身。早稲田大学在学中に俳優を始める。卒業後も演劇作品を中心に俳優として活動。近年では横浜黄金町にて演劇センターF演劇パビリオン「日常の上演」出演(2014年)や、演出家市原幹也のもと保育園にて演劇WSも行っている。
                            • -

大道寺梨乃(快快) Rino DAIDOJI (FAIFAI)

  • 1982年6月4日東京生まれ。パフォーマンスグループ快快/FAIFAIの創立メンバー。パフォーマーとして2004年から国内/海外でのほぼ全ての快快作品に出演。2014年10月には初のソロ公演となる「ソーシャルストリップ」を東京・横浜で行い、2016年7月には「Socialstrip Asia Tour」として北京、香港、バンコクにて公演を行う。自身や身の回りの人々の日常からつながる現代のファンタジーを軽やかに物語にし自身の体でリアリティーを持って表現する事に挑戦している。2015年7月よりイタリア、チェゼーナ在住、以降は日本とイタリアを拠点に活動。