今週土曜日のlive Artは、西野正将が初登場!!
「にしのまさまさ」と読みたくなってしまうが、「にしのまさのぶ」が正しい読み方。その西野正将さんは神奈川県の文化系ポータルサイト「マグカル」のディレクターをしていたことがあるので、お世話になった人も多いかもしれないが、フリーで映像などの仕事をしながら作家活動をしている。
昨年、黄金町バザールでの発表を見た後、今回の出演依頼をしたのだが、作家としての姿勢よりも、フリーで、いろいろなアーティストと共同している中立な姿勢の方が馴染みがある。
黄金町の作品は日常的に作家本人が感じているリアリティが軸になって、その日常を黄金町の街の様子を、映像やインスタレーションといったレプリカとして示すことで、観客も「日常なる」光景を傍観できる仕掛けを模索した作品だった。
それは仕事としてアートに携わったり、あるいはアーティストとして専門的にアートを解体することと、まったく別の次元で起こっているような、幼い頃の記憶とも地続きな、少しだけだらしがない日々のあり方のことかもしれない。
先日放送室を収録して、そこに質問者として参加したのだが、素振りする西野くんが語る生まれてから現在までのお話は、まるで叙事詩のようだったのが、そこでも何度となく語られたのは、アートを担わなければならないアーティストとしての自意識への違和感だった。
素の自分というのが本当にあるのかわからないが、あるとして、その素の自分が、なにか極端なものに触れてしまうことへの拒絶のようなことが語られていた。
確かになにかを代表するのも嫌だし、代弁するのもおかしい。極端に振れなければ議論は白熱しないかもしれないが、そう単純に割り切れることも少ないかもしれない。
というような中間色的なリアリティーを本番では開陳するらしいので、共感する人も多いはず。是非是非ご来場して、一緒に考えてください。
その放送室では、生まれてから現在までの話を素振りをしながら8区分に分けて話しています。なぜか、話がスッと入ってくる不思議なパフォーマンスです。こちらもぜひご覧ください。
2017/3/20/西野正将/blanClass放送室
こばやしはるお
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実験|西野正将[振り逃げ(仮)]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20170325/
https://www.facebook.com/events/1937939209775723/
逃げているようで意味がある。もしかしたらそれがきっかけで事が進むかもしれない。
中心へ走っていかずとも、中心へ向かう手段がもしかしたらあるかもしれない。
そんな可能性を探ってみようと思います。
日程:2017年3月25日(土)
開場:18:30 開演:19:30
入場料:1,300円(ドリンク別)
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西野 正将 Masanobu NISHINO