9月21日(金)comos-tv[studies #4]

今週金曜日は月イチセッション、comos-tvの「studies」第4弾!!

毎月ひとつのテーマのもと、参加者とともにディスカッションをおこなっている「studies」です。

4回目のテーマは「同胞」です。

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前回のイベントの最後に、RADWIMPSの歌詞をめぐる炎上騒動が話題となり、
https://www.uta-net.com/song/250276/
今年の夏には、平成最後の「靖国参拝」もなされました。
こうしたなかで4月に刊行された「国体」についての著書も話題となっています。
このあたりの議論のきっかけに「同胞」(民族主義なども含む)というテーマを設定しています。
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月イチセッション
comos-tv[studies]#4
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180921/
https://www.facebook.com/events/289016615235697/



同時代のアートに関わるさまざまな人々が番組の内容や構成を手がけるアート専門のインターネット放送局 comos-tv の[studies]シリーズ。毎月ひとつのテーマのもと、参加者とともにディスカッションをおこないます。

4回目のテーマは「同胞」です。

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前回のイベントの最後に、RADWIMPSの歌詞をめぐる炎上騒動が話題となり、
https://www.uta-net.com/song/250276/
今年の夏には、平成最後の「靖国参拝」もなされました。
こうしたなかで4月に刊行された「国体」についての著書も話題となっています。
このあたりの議論のきっかけに「同胞」(民族主義なども含む)というテーマを設定しています。
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comos-tv ディレクター:青山真也/粟田大輔/井上文雄/原田 晋/藤井 光/水田紗弥子(skypeでの参加も有)


日時:2018年9月21日(金)
19:00−22:00(開場:18:30)
参加費:1,000円
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈件名〉comos-tv[studies]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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comos-tv
http://comos-tv.com/

9月23日(日)ASSEMBLIES(アッセンブリーズ)

今週の日曜日は久々の開催「アッセンブリーズ」!!


日頃、いろいろと考えを巡らせている中で、ふと組み上がってしまった、一塊のアイデア、作品やら企画やらに育て上げるには、もう一手間かかったり、もう一つ自分が手掛けるにはモチベーションが足りなかったり、もしかすると自分以外の人の仕事に組み込んだ方がより有効に働くかもしれないような、なかなか日の目を見ない無数の埋もれたアイデア群のことのことを「アッセンブリーズ」と呼んでいる。


そんなもったいない「アッセンブリーズ」を持ち寄って、日曜日の午後に、ゆるゆるとアイデアを交換するのが目的のイベント。


「アッセンブリーズ」では、大いに持ち込み「アセンブリーズ」を募集中です。もちろん持ち込みがなくても大歓迎なので、奮ってご参加ください。


こばやしはるお


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ASSEMBLIES(アッセンブリーズ)
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180923/
https://www.facebook.com/events/386244501906291/


出品:後藤桜子/吉田和貴/村上滋郎 ほか


ASSEMBLIES(アッセンブリーズ)は、参加者が各々の関心やアイディアを持ち寄る不定期の集まりです。参加するアーティストやキュレーターは、興味のあ
るトピックや作品、調査資料について、展示、パフォーマンス、対話など参加者自身がふさわしいと思う形式で来場者にプレゼンテーションします。
ASSEMBLIESでは、発想そのものを汎用に開いていくためのいとぐちとして実践し、対話や協働をとおした意図の転換や外部との連動によって与えられるその
新しいファンクションを模索します。


日時:2018年9月23日(日)13:00 - 19:00
入場無料
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

9月22日(土)藤原ちから+住吉山実里[『HONEYMOON』試演+106日間東アジア周遊記]


今週土曜日のLive Artは、藤原ちから+住吉山実里、連名での初登場です。


藤原ちからさんは昨年度、特別セッションという形で、「港の探偵団」シリーズで横浜を舞台にした演劇クエストの新シリーズのために、参加者のみなさんと一緒に巷に潜入して探偵をしていただいた。


住吉山実里さんは岸井大輔さんのシリーズ「岸井戯曲を上演する」でパフォーマンスをしていただいている。


そのお二人がご結婚されて、106日間に及ぶ、新婚旅行?から横浜に戻ってきます。戻ってきて早々に『HONEYMOON』という演劇作品を上演いたします。


お二人のアジアでの珍道中? は度々facebookなどで、チラチラとは拝見していたのですが、どうやったらそんなに長い新婚旅行を続けていられるのか不思議に思っていましたが、実際にはお二人それぞれのリサーチ旅行やアジア各地のアーチスト・イン・レジデンス滞在、制作発表など、飛び飛びの予定を縫い合わせての奇跡の旅行だったそうで、その道中のおもしろ話も詳しく聞けるそうです。


演劇作品の方は藤原さんの初の戯曲作品をお二人が納得するところまで演出を話し合い、練習中とのこと、出演もお二人だけのほやほやの作品になりそうなので、ぜひぜひお運びください。



こばやしはるお



【blanClass放送室】
藤原ちから+住吉山実里のお二人とハングアウトをしました。新作『HONEYMOON』と106日間の旅のお話を伺いました。こちらもご覧ください。



2018/9/16/藤原ちから+住吉山実里/blanClass放送室



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演劇+トーク藤原ちから+住吉山実里[『HONEYMOON』試演+106日間東アジア周遊記]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180922/
https://www.facebook.com/events/265477780732217/


あなたが思い描く「世界」は、どんな形をしているでしょうか?


遠く離れた土地で、町に漂う香辛料の匂い、皮膚にまとわりつく湿気、人々のカオスなエネルギー、夜の静寂……。そういった異国のリアリティを日本に持ち帰ることは、とても、とても難しいなと感じてきました。これはもう演劇にするしかない、ということで戯曲『HONEYMOON』を書きました。国境をめぐる話です。戯曲を書くこと自体初めてですが、少なくとも「演劇とは何か?」を根っこから問い直す布石にはなるだろうと考えています。今回はまず初期段階の実験的なワークインプログレスになります。ぜひ、お立ち会いいただけたら嬉しいです。


また、アフタートークも兼ねて、106日間におよぶ釜山、ソウル、旧満州、上海、マカオ、香港、マレーシア諸都市、そして台北での滞在についての報告会を行います。とても全部は話せないので、みなさんとやりとりしながら、21時頃まで会場でドリンク片手に話し合う感じにできればと。(藤原ちから)


日程:2018年9月22日(土)18:00-21:00(開場:17:30)
入場料:2,000円(ワンドリンク付/要予約)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈件名〉[HONEYMOON]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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藤原 ちから Chikara FUJIWARA
1977年、高知市生まれ。BricolaQ主宰。横浜を拠点にしつつも、国内外の各地を移動しながら、批評家またはアーティストとして、さらにはキュレーター、メンター、ドラマトゥルクとしても活動。「壁」によって分断された世界を繋ごうと、『演劇クエスト』を横浜、城崎、マニラ、デュッセルドルフ、安山で創作。また「港」と「人の移動」に興味を持ち、パフォーマンス『港の女』をマニラで上演。2017年度よりセゾン文化財団シニア・フェロー。東アジア文化交流使。

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住吉山 実里 Minori SUMIYOSHIYAMA
1986年、大阪生まれ。身体と空間を繋ぎたいと思いダンスと建築を始める。2009年京都工芸繊維大学卒業。dracom登録メンバー。ダンス、舞踏、演劇など数々の演出家の作品に出演するとともに、2010年より自身の作品創作をはじめる。近年は、完全無言、筆談のみで対話を試みる『筆談会』を定期的に開催。韓国・釜山、中国・上海でも上演した。現在、藤原ちからとともにアジア各都市で滞在制作をおこなう。
https://www.facebook.com/chikara.fujiwara.7?ref=bookmarks

9月15日(土)坂本 悠[Post-Pop?]


今週土曜日のLive Artは、坂本悠、2度目の登場です。


前回は地下アイドルをテーマに、実は存在しないアイドルをあたかも存在しているようにレポートするという、トリッキーな内容のイベントをしましたが、
http://blanclass.com/japanese/archives/20150912/
今回のイベントタイトルはズバリ「Post-Pop」。自身ものめり込んできたポップカルチャーを、否定も肯定もせず、ネットやSNSの普及で、大きく変化した「人々」のあり方と現状のポップカルチャーを考える、ディスカッションとワークショップの二段構えのイベントです。


ワークショップは、バーバラクルーガーがシュミレートした言葉とイメージの組み合わせをパクって、再度ファッション化したSupreme Tシャツを連想させるような仕掛けのTシャツ作り。


ポップが培ってきた、軽やかな盗用の連鎖みたいなものの末端で、ひねり出せる言葉とは?


他にもツールとしてグーグルの音声入力ソフトを利用して、ディスカッションんで生まれる言葉をリアルタイムに文字化して、ワークショップに素材として利用するなどの実験もします。


参加者一人一人がプリントしたTシャツをお持ち帰りできるらしいので、とてもお得。是非是非お立ち寄りください。



【blanClass放送室】

9/15(土)のゲスト坂本悠さんと、イベントのタイトルにもなっている「Post-Pop」と言うキーワードについて、いろいろお聞きしました。イベントでは、このキーワードをテーマにディスカッションをして、参加者それぞれが導き出す、これからのポップの状況下での「警句」のようなものをTシャツにプリントするワークショップをします。



2018/9/12/坂本悠/blanClass放送室


こばやしはるお


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ディスカッション/ワークショップ坂本 悠[Post-Pop?]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180915/
https://www.facebook.com/events/219329558764461/


「POP」は様々なイメージのレイヤーを含んでいる。
ポップアートの父といえる、リチャードハミルトンは「ポップ(大衆文化)」を「通俗的、一過性、消耗品、安価、大量、若々しい、しゃれた、セクシー、見掛け倒し、魅力的、大企業」と定義している。
総じて、大衆向きであることや、消費文化的な意味合いを持が、SNSを中心にあらゆる消費者が政府や企業と意見を交わし、ポピュリズムに代表されるように個人の声がある「顔のある大衆」となった今、それらの人々を「大衆≒ポップ」と呼べるのだろうか?
ポップはゆるやかにその様相を変え、いわば、「ネクストポップ」「ポストポップ」といえる状況に代わってきているのではないだろうか?


日程:2018年9月15日(土)
開場:18:30 開演:19:00
入場料:1,600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅/Users/kobayashiharuo/Desktop/2018_9-10_チラシ.pdfの改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

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坂本 悠 Yu SAKAMOTO
2011年東京造形大学インダストリアルデザイン専攻卒業。在学中からCSLABの活動に参加し、卒業後管理職員として様々なイベント、ワークショップなどを企画。主にオーディオやプログラミングを使った作品を制作。他にアイドル研究を行なっている。
https://twitter.com/mochivation
https://soundcloud.com/yu-sakamoto

9月8日(土)・9日(日)KOTOBUKI meeting + CAMP[同時代のなにか #5-1, 2]/9月9日(日)CAMP[blanClass農園化計画#6]


今週末からLive Art再開です。


今週末は土日連日で、CAMP関連のイベントです。


まず土曜日はKOTOBUKI meeting + CAMPの[同時代のなにか #5]のパート1を18時から開催します。


日曜日は朝10時から[blanClass農園化計画]の第6弾!!


今回の作業は、まだ夏野菜が残っているので、主に秋野菜の計画になる予定。


今年の初めに仕込んだ味噌作りの成果発表や、8月中に収穫した夏野菜、きゅうりとミニトマトのピクルス、ドライミニトマトのオリーブオイル漬け、ドライナス、冷凍ミニトマトのはちみつマリネ、ナスの浅漬け、なども出します。


夕食は、今回も何かテーマを決めて、お初の料理に挑戦する予定。ご飯ができたら、ご飯を食べながら、[同時代のなにか #5]のパート2に突入します。


料金は土曜日が1,000円、日曜日は農園化計画の慣習に習って寄付制とします。


どのタイミングでも、お気軽にご参加ください。


【blanClass放送室】
9/7(金)にまとめて二日分の放送室を予定しています。



こばやしはるお



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KOTOBUKI meeting + CAMP[同時代のなにか #5-1, 2]
https://www.facebook.com/events/287251425203916/
http://ca-mp.blogspot.com/2018/09/kc5.html


それぞれの活動や関心などを発表していただき、同時代のなにかについて話し合います。


日時:2018年9月8日(土)9日(日)
開場:17:30 前半:18:00-19:30|プレゼンテーション 後半:19:30-21:00|意見交換
定員:各日30人(当日先着順、予約不要) 
参加費:1,000円(9/8) /寄付制(9/9)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

【 ゲスト 】※随時更新中
<#5-1> 9月8日(土)18:00〜21:00
粟田大輔(美術批評)
宇多村英恵(アーティスト)
キャッベパーマ(Painter.baikinman)
下山彩(krautraum)
<#5-2> 9月9日(日)18:00〜21:00
阿部大介(アーティスト)
原千夏(アーティスト)

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CAMP[blanClass農園化計画#6]
http://ca-mp.blogspot.com/2018/09/blanClass.html


blanClassを数年かけて農園にする予定です。


日時:2018年9月9日(日)10:00〜21:00 ※開場は9:30 ※途中参加/退出可
参加費:寄付制(予約不要)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2


<予定>
10:00〜13:00
野菜作り
12:00〜13:00
昼食と夕食の相談と買い出し
13:00〜15:00
昼食と味噌の味見
15:00〜18:00
夕食作り
18:00〜21:00
同時代のなにか #5-2

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CAMP
CAMPは同時代のアートを考えることを目的としています。アーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生などと関わりながら、トークイベントや展覧会、パーティーなどを主に東京で開催しています。
http://ca-mp.blogspot.com/

夏季休業期間と9月10月のスケジュールのお知らせ

残暑お見舞い申し上げます

blanClassは9月7日(金)まで夏季休業中です。

9月以降のイベント情報を更新しましたのでおしらせします。

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9月8日(土)KOTOBUKI meeting + CAMP[同時代のなにか #5]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180908/


9月9日(日)CAMP[blanClass農園化計画 #6]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180909/


9月15日(土)坂本 悠[Post-Pop?]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180915/
https://www.facebook.com/events/219329558764461/


9月21日(金)comos-tv[studies #4]
https://www.facebook.com/events/219329558764461/
https://www.facebook.com/events/289016615235697/


9月22日(土)藤原ちから+住吉山実里[『HONEYMOON』試演+106日間東アジア周遊記]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180922/
https://www.facebook.com/events/265477780732217/


9月23日(日)ASSEMBLIES(アッセンブリーズ)
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180923/
https://www.facebook.com/events/386244501906291/


9月28日(金)杉田 敦 ナノスクール《nano school #54》
[How to be tolerant:寛容になるための方法 #4]

http://blanclass.com/japanese/schedule/20180928/
https://www.facebook.com/events/1399541623510592/


9月29日(土)吉田裕亮[ルドヴィコ療法的診断「カルテをとる」]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180929/
https://www.facebook.com/events/1932113093494293/


10月6日(土)岩田 浩[エチュード:再演のために]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181006/
https://www.facebook.com/events/614465968948437/


10月13日(土)関川航平[燃素説(仮)]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181013/
https://www.facebook.com/events/384023262126094/


10月19日(金)comos-tv[studies #5]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181019/
https://www.facebook.com/events/2143701445642338/


10月20日(土)・21日(日)沼下桂子[Practical case interviews]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181026/
https://www.facebook.com/events/307196636523130/


10月26日(金)杉田 敦 ナノスクール《nano school #55》
[How to be tolerant:寛容になるための方法 #5]

http://blanclass.com/japanese/schedule/20181026/
https://www.facebook.com/events/443331042831155/


10月27日(土)・28日(日)奥 誠之 [ドゥーワップに悲しみをみる / 答えて!イエス or ノー ]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181027/
https://www.facebook.com/events/1802322236482577/

当てずっぽうな実験(2018_9-10)


昨年からblanClassではじめたTEC工作クラブの活動の延長で、クラブのメンバーと一緒にMaker Fair Tokyo 2018を見に行ってきた。Maker Fairは、テクノロジーDIY工作を実践している大小さまざまなコミュニティが 一堂に会するお祭り。(もともとはアメリカのMakeという雑誌が発端のムーブメントで、日本でもMake: Japanが雑誌や書籍の運営をしている)。Make Fairが面白いのは、出展者が必ずしもテクノロジー系ばかりではなく、Makeが提唱するDIY精神に引っかかるものなら、趣味のレベルから大企業の開発事業までが、それぞれの思惑で、参加していること。


今年は昨年よりも個人や小さなコミュニティの参加が目立っていたように思う。その中でも、半田付けをしないと音が出ないシンセサイザーだったり、指からスキャンした心拍のリズムを正確に再現できる電球だったり、味噌汁の匂いと包丁のトントンする音で目覚めるためにほぼ実物が稼働する目覚ましアラームなどのような、ちょっとしたアイデアを実現したものや、一見、なんの役にも立たないものをつくっている人たちが気になってしまった。


おもしろ工作は、いわゆるアイデア商品みたいなものになって、簡単に消費されてしまうことも多いだろうが、目的を決めずにとりあえずはじめてしまう、その姿勢自体がとてもおもしろい。


そういえば、昨年のMaker Fairで山口情報芸術センターのバイオリサーチというプロジェクトが出展していたのだが、会場にいた学芸員の方に、「バイオアート」を目指しているのですか? と聞いたところ、プロジェクトを立ち上げたのは、バイオテクノロジー関係の機材のデジタル化が加速して価格破壊を起こしている現状で、現実的に「できる」ということに気がついて、まずはバイオテクノロジー関係の機材を館内に設置したのだという。活動の主な内容は、それらの機材を使って、ひたすらバイオリサーチをしていくことらしい。


今まさに長年の研究が結実した成果というのも、面白いトピックなのだろうが、どうしても、どこに向かうのかわからない、当てずっぽうな実験みたいなことに興味を惹かれる。


blanClassのLive Artでアーティストたちが、繰り広げている発表も、ある意味で「当てずっぽうな実験」のようなもの。うまく展開して外にあるどこかのフィールドに着地していく試みもあれば、それだけでは、なんのことやらよくわからない試みもあるだろう。まずはとりあえずやってみることができる「場」であることが肝心だったのだ。


最近では農園クラブとTEC工作クラブの活動も加わって、blanClass自体の行く末もどこに向かっているのかがわからないような状態に突入しているようで、混乱しつつ、ちょっと先にやるべきことがなんなのかを考えているところ。


小林晴夫(2018.9-10 チラシ掲載)