おととことばこ [おままごとばこ]

今週の+night↓
http://blanclass.com/_night/archives/4400


おととことばこ [おままごとばこ]
日常のありあわせを使った、ことばの調理実習ショウ。
ゲスト:おさらさま(柿ハンドルドライブ関係)/外島貴幸/山本雅彦

日程:2月19日(土)
開場:18:00 開演:19:30
入場料:1,200円/学生 1,000円

おととことばこ OTOTOKOTOBAKO
山本唯(1982年岡山県生まれ)が、2009年3月に音と言葉と空間(箱)を考えるために静かに立ち上げた個人的プロジェクト。絵本や小説、昔語り、日常会話などさまざまなことばをモチーフに、声の多重録音を軸にした表現活動を行う。ポエトリーリーディングやクラブイベント、書店などで作品を展開。「奥之院中之条温泉郷美術祭2010」(2010・群馬)出演。普段は絵本と子育て書の出版社に勤める。


 今週の+nightは、おととことばこ [おままごとばこ]。
 おととことばこは2009年10月に+nightに初登場して以来、岡田貞子とのコラボレーション「ぎおんさくら」(2010/4/17、第2幕が来る4/2に+nightで公演される)やクリスマス(2009)、1周年記念(2010)パーティーなどの出演で、blanClassでは常連の感が強いのだが、なんとソロでは今回が2度目の登場!! 
 ただし今回の[おままごとばこ]は軍団を引き連れての参戦だ。
 おととことばこは、詩や物語がいわば内側につくりだす空間に配慮しつつも、ことばが発声されたとたん外側に投げだされて織りなす音の空間を作曲し唄うパフォーマー
 その作品は「おととことばこ」というネーミングにもみられるように、彼女が問題にしている「おと/ことば/はこ」、つまり「音/言葉/空間」を考えるプロジェクトとしてスタートをした。当初は既存の絵本や小説を読み聞かせる(1冊の本が1曲の楽曲にもなっている)というスタイルで、本人の肉声とあらかじめ多重録音された声とで音やことばを空間的に演出していた。
 何回か参加してもらったパーティーなどでは、そこにさらにプロジェクションされた動画や言葉とも拮抗し合いながら、より複雑な空間づくりにも挑戦してきた。(10/30のパーティーでは、あすくれかおすとの共演)
 今回はいつものスーパー助っ人山本雅彦に加え、おさらさまと外島貴幸も参加する。この2人は、やっぱり+night常連アーティスト。「おさらさま」は「なめらか」とか「柿ハンドルドライブ」とかいろいろに名前が変わる浅岡由生子が演ずる、謎の「神様的」キャラクターのことらしい。外島くんは、前々回の放送室にゲスト出演していただいた際にも言ったが、作品以上に作家本人が不条理な人。ここで知り合って昨年はそろって「奥之院中之条温泉郷美術祭2010」にも参加したメンバーでもある。両者ともに一筋縄ではいかないキャラクターの持ち主だから、想像するに、これまで、おととこばこが駆使してきた音になる素材や言葉になる素材に、共演のキャラクターがより強い素材となって立体感を生むのではないだろうか。


こばやしはるお