お母さんだって、狸だって、天皇だって、ジョン・レノンだって、次の瞬間に何が起こるかなんて、誰も知ることは出来ない。でも、《いま》という時間は誰にでも訪れて、《いま》という時間を、誰もが《いま》経験することが出来る。
今回の「パフォーマンス/イベント/撮影」で、僕は約15秒の時間を設計しました。その時間の中に登場するのは、イベント参加者。そう、あなたです。簡単なルールに従ってパーティー形式の撮影会に参加してみてください。15秒間の時間に巻き起こる《いま》を、カメラを通して刻み込み、映像作品として完成させようと考えています。ただ次の瞬間に何が起こるかなんて、誰も知ることは出来ません。どうぞ気楽に楽しんで行ってください。どうせ《いま》はすぐに過ぎ去っていき、新しい《いま》がやってくるのです。
さあ、ようこそ《いま》という世界へ。
※参加の皆さんは、ぜひ「一瞬で変化する」モノを持参して下さい。
やましろだいすけ(アーティスト)
《Singing in the Rainbow.》―カメラのために、時間を― (Ver.2011)
出演:イベント参加者の皆さん
音楽:安野太郎
撮影:山城大督
道具:巨大クラッカー、フリスビー、テーブルクロス、料理、お酒、テーブル、グラス、水、ブルーシート…など
Special Thanks:広島市立大学現代表現領域の皆さん、株式会社カネコ
協力:野田智子
ディレクター:山城大督
企画:blanClass