杉田敦[ナノ・ソートのナノ・トーク]第2弾!!について

  先日「放送室」でプレトークというのか? 寸劇「ドクメンタ13」のようなことをした。舞台はカッセルのオープンカフェ。そこでお茶する女子美生のリオとサキ。たまたまカッセルに訪れていたアツシ。彼の友人たちハルオとコウスケ。話しの中心はカッセルで現在やっている「ドクメンタ13」と、最近リオとサキが学内で参加したという「NISE(ナイス?)ドクメンタ」。ハルオとコウスケはどちらも観ていない。
  もちろんこれは杉田氏が仕掛けたもの。だが、打合わせでも行き先も目的も、はっきりさせずに進められた。杉田氏はその寸劇のなかで「ドクメンタ」のような海外の国際展などを観ると「救われる」と言った。それは「堅実に活動をしているものが、正当に評価されている」というような理由だからだそうだ。それはまたいまの日本のアートの状況に対する憤りでもある。
  度呼びのトークでは、もっと具体的に世界各所で実動している活動の思想的な背景をお話ししてくれると思う。
  その後のインタビューで私の意見も交えていろいろお話を伺いたいと思う。


こばやしはるお