ナノスクールは現在「そこにそれはない、あるのかもしれないけれど」というテーマでセッションを進行しています。前回のスクールでは、ジョン・ケージの639年間かかって現在も演奏されているプロジェクト「Organ²/ASLSP (As Slow As Possible) 」www.john-cage.halberstadt.de/を例に挙げて、すべてを経験し得ない、事象や思考を考えています。
参加者各人には課題が出されていて、それは「消費のサイクルを遅らせたり、逸脱させたり方法」を考え、実現し得るアートワークやプロジェクトにしていくこと、です。
こばやしはるお
※6月20日(金曜日)のナノスクール、開始時間が19:30に変更になりました。急のお知らせで申し訳ありませんがご注意ください。
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杉田 敦[ナノ・スクール《nano school》#18|そこにそれはない、あるのかもしれないけれど]
極小の学校を謳ってスタートしたナノ・スクールも1年が経過しました。知っていると思い込んでいることを可能な限り小さくして、再び、本当の意味で知るために努力してみること。アートにとって重要だと思われるそうした姿勢を、これからもいろいろ試していければと思います。
井土ケ谷事件の当事者になるという衝撃的なスタートから、ここ半年は「協調 / 反駁 / 誤解」というテーマのもとにさまざまな実験を行いました。その結果、モダニズムやポスト・モダニズムの用語や思想家は知らなくても、参加者はそれを「できる」ようになったはずです。4月からのテーマは、「そこにそれはない、あるのかもしれないけれど」です。
※これまでどおり、ナノ・スクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。
日程:6月20日(金)開始時間が19:30に変更になりました。
参加費:1,200円/学生 \1,000円(要予約)
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杉田 敦 Atsushi SUGITA
美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『ナノ・ソート』(彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『アート・プラットフォーム』、『inter-views』(共に美学出版)がある。作品に"critics coast"(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト、"Picnic"を行っている。
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〈ナノスクール予約方法〉
以下の内容をイベント前日までにメールで送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉ナノスクール予約
〈メールアドレス〉info@blanclass.com
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数