今週土曜日のLive Artは橋本匠がソロでは初登場!!
彼は、これまで2014年の岸井大輔戯曲「始末をかく」、2015年、小口奈緒実の「プレオープニングパーティー」などにアーティストとして、パフォーマー(トランスフォーマー)として、blanClassに参加している。
彼は自身「トランスフォーマー」を名乗っている。それは今回のパフォーマンスのタイトルにもなっている、自身が提唱している方法論「トランスフォーめいそう」をする人のことなのだそうだが、というのはどういうことを意味しているのだろうか?
普通に考えると「Transformation」と「meditation」の合成語? のようだけれど、そのまま受け取ると、とてもオカルトチックな響きになってしまう。わたしとしては、そちらよりも、「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」になりきる、子どもの脳内世界を期待してしまう。
といっても匠くんも本当の子どもではなくなっているだろうから、そういう脳内の自在な変身を方法論として拡張した技術に変換したいのだろうと考えている。
今回は、手で、描かれたり、書かれたりする、イメージや言葉が持っている力と目の前にある空間を関係づけることで、その場の印象を変質させることへ挑戦しようとしているらしい。
というのは、橋本匠の頭のなかが変わる姿なのか、それとも起こった事象につき合うことで、見ているこちらの脳内も変質してしまうことなのかが、見所?
もしも、そんなに自在にこちらもトランスフォームしてしまったら、怖い気もするが、冷めた目で「トランスフォーマー」を眺めているだけでもつまらないだろう。どうせなら知らないうちにこちらも「トランスフォーめいそう」してみたい気がするのだ。
先週の月曜日にblanClass放送室で、blanClassの部屋を微に入り細に入り入念にビデオ撮影する橋本匠を追いかけたので、そちらもご覧ください。(橋本氏が撮影している映像は当日見られるみたいです。放送室の撮影進行はウラブラの宮澤響です)↓
2016/3/28/Takumi HASHIMOTO/Broadcasting
こばやしはるお
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パフォーマンス|橋本 匠[トランスフォーめいそう]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20160409/
https://www.facebook.com/events/187049138341147/
長尺のインプロ作品です。
今回はモニターから、書家である僕の祖母のドキュメンタリー的映像を映します。
水でかける紙をまわりに配置します。数千年の歴史をもつ言葉/イメージを空間に重ねて、〈砂漠で水を掘り当てるような〉表現を目指します。
日程:2016年4月9日(土)
開場:18:30 開演:19:30
入場料:1,600円(ワンドリンクつき)
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橋本 匠 Tatsuya NAKAMURA(ダンサー・振付家)
- トランスフォーマー(←自身で提唱している方法論「トランスフォーめいそう」をする人)。美術シーンを中心に多くの場でソロパフォーマンスを発表している。最近は、Aokid×橋本匠として横浜ダンスコレクション審査員賞を受賞した。