昨年9月から月1回のペースで1年間で行っているシリーズ「岸井戯曲を上演する。」第8弾!! 土曜日と日曜日の2日間の公演です。
「岸井戯曲を上演する。」は、毎回岸井戯曲の中から選ばれたひとつの戯曲を何組かのアーティストが上演するシリーズ。
「戯曲はプラットフォームになり得るのではないか?」と岸井の言うように、戯曲としてで投げられた問題提起を上演に落とし込みながら、考えていき、異なった解釈や現れ方を観客も含めて考えるという試みだ。
今回は「島」という戯曲を河口遥、小宮麻吏奈、田上碧、根本卓也、森麻奈美の5組のアーティストが上演します。
この「島」は読んでみると寓話のような感触があるものの、一人の人が語っているような書き方で描かれている。そして、この作品は、杉田敦さんの依頼で+Jounalという冊子に寄稿した文章。上演されたことはなく、なんと今回が初演だということだ。今回のシリーズの中では、この戯曲だけが初演作品問いうことらしい。
内容は、とある島の危機的な状況を解決するために取られた方法にどうしようもない矛盾が生まれていくという、人間が社会を成して策を弄することと、それが自然の壁にぶつかって、また人間に戻ってくるという社会や科学が常にジレンマする様子が寓話のように語られている。
前回の[本当に大事なことはあなたの目の前では起こらない]とはだいぶ逆転して、言葉(セリフ?)に重きが置かれた作品。
毎回行われているアフタートークも含めて、シリーズで唯一の初演作品をお楽しみください。
〈blanClass放送室〉
「岸井戯曲を上演する。」シリーズの第8弾に向けた放送室を行いました。出演は前回の『本当に大事なことはあなたの目の前では起こらない』を演出した武田力さん、そして今回『島』という戯曲を上演する小宮麻吏奈さん、森麻奈美さんです。ぜひご覧ください。
2017/4/7/Kishii's play: some presentations. #8/blanClass broadcasting
2017/4/7/岸井戯曲を上演する。#8/blanClass放送室
こばやしはるお
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★Live Art 月イチシリーズ/演劇|岸井戯曲を上演する。#8[島]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20170416/
https://www.facebook.com/events/689584794562597/
河口 遥/小宮麻吏奈/田上 碧/根本卓也/森 麻奈美
2016年9月から1年間毎月、blanClassで、岸井大輔作の戯曲を、さまざまなジャンルのアーティストにより上演します。ひとつの戯曲を、何バージョンかで上演し、終演後それぞれの上演を行ったアーティストでトークを行うことで、現代戯曲の可能性を考えるシリーズ。第8回にあたる4月は『島』を上演します。
ver. A 河口 遥(アーティスト)
ver. B 小宮麻吏奈(アーティスト)
ver. C 田上 碧(アーティスト)
ver. D 根本卓也(指揮・作曲・チェンバロ)
ver. E 森 麻奈美(ドラマトゥルク)
トークゲスト 16日(日)松田正隆(劇作家・演出家・マレビトの会代表)
日程:2017年4月15日(土)・16日(日)
時間:19:00〜22:00(開場:18:30)
予約:2,000円/当日:2,500円
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〈予約方法〉ご予約は前日までにご連絡をお願いします。
〈タイトル〉[岸井戯曲を上演する。#8]予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com
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河口 遥 Haruka KAWAGUCHI
- ワークショップ(パン生地による塑像、首を絞めあった後にサンドウィッチをつくる等)を表現方法とする。自らが運営するスペース22:00画廊を移転中。
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小宮 麻吏奈 Marina KOMIYA
- 1992年アトランタ生まれ,東京在住。現在、パフォーマンスとして花屋を経営する傍ら、野方5-30-4にある空白スペースの運営をする。他に、自身を素材として扱ったシリーズの製作や、16年にはカタールに赴きホテルの窓にて展示、パフォーマンス等も行う。繁殖の外側でどこまで遠い場所に到達できるかを、いくつかの方法で試している。
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田上 碧 Aoi TAGAMI
- 自身の言葉や声による「歌」を表現の主軸に活動。ライブハウス、劇場、ギャラリー、野外など、様々な場所でソロパフォーマンスを発表し、時にはその場所の音の響きや形、方角や時間などをも作品にとりいれながら、自身の「歌」を探求し続けている。
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根本 卓也 Takuya NEMOTO
- 東京藝術大学指揮科及び、国立リヨン高等音楽院古楽科修了。オペラの指揮やチェンバロ演奏の傍ら、日本の近現代詩を題材に自作曲を多数発表。Nemo Concertato名義で、谷川俊太郎作品を集めたCDブック「大人のための俊太郎」上梓。HP:http://nemototakuya.info/
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松田 正隆 Masataka MATSUDA
- 劇作家、演出家、マレビトの会代表。1962年、長崎県生まれ。94年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、99年『夏の砂の上』で読売文学賞を受賞。2003年「マレビトの会」を結成。主な作品に『声紋都市―父への手紙』など。
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森 麻奈美 Manami MORI
- 立教大学映像身体学科卒業、2017年より同大大学院修士課程。ドラマトゥルク、キュレーター、批評・アーカイブ記録など雑多に活動している。主な参加企画としては、演劇パビリオン(黄金町バザール2014)、奈良・町家の芸術祭はならぁと2015キュレーターなど。
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今井 新 Arata IMAI
- 1992年生まれ。港北ニュータウンで育つ。2009年、ホームレスのインタビュー映像に基づく映像インスタレーション《上野公園。ホームレス。五十嵐さん。》を発表。以来、都市における様々な事象を「取材」し、映像やドローイングによって独自のナラティブに再構成する形式の作品に取り組み続けている。その際に「イマイ君」という、作者自身の分身とも言えるキャラクターを自在に操り、取材経験を作品化することも多い。
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佐藤 朋子 Tomoko SATO
- 1990年長野県生まれ。2012年より振付家の小山柚香と共にComp.というカンパニーで主に「サンカ」というかつて日本にいたといわれる集団をテーマに作品発表をする(現在カンパニーとしての活動は休止中)。最近は自身の祖母の生い立ち話を「今ここに再生する」方法としてのパフォーマンスを制作したり、長野県飯山市北原地方に伝わる「狐にだまされた話」の調査をしている。
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岸井 大輔 Daisuke KISHII
- 1970年生、劇作家。1995年より芸術の他ジャンルで遂行された形式化が演劇においても可能かを問う作品群を発表している。代表作「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」現在「始末をかく」プロジェクト上演中。
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blanClass月1シリーズ 岸井戯曲を上演する
第1回 『文(かきことば)』https://www.facebook.com/events/304209653257545/
第2回 『桜木氷取 祭礼』
https://www.facebook.com/events/268749386836356/
第3回 『クロージングパーティー』
https://www.facebook.com/events/1354007484687130/
第4回 『六本木ヒルズを守る一族』
https://www.facebook.com/events/409000589224192/
第5回 『メイド喫茶の条件』
https://www.facebook.com/events/1413162008697187/
第6回 『会議体』
http://ttu.main.jp/会議体 特設ページ
第7回 『本当に大事なことはあなたの目の前では起こらない』