今週土曜日のLive Artは、今年の夏参加した「引込線2017」でのblanClassのイベントを振り返る公開ディスカッション。
そもそもは、展覧会にお呼ばれしたので、会期中はblanClassを閉めて「丸ごと出張してしまえ」という企画だったのですが、これまでの出張企画とは違って、シンプルにblanClassが移動したという図には見えにくかったかもしれません。
展覧会に入り込むというのが無理があったのかも知れないけれど、それ以上にアーティストの自主運営による展覧会という形に、blanClassの企画が入れ子状に存在することが、思った以上に難しいことでした。
BankArt企画の「新港村」や森美術館のクロッシングへの出張では、主催者側の輪郭がはっきりしていて、そこに対して、内側に入り込んでアプローチをする姿勢が取れていたのかもしれません。
もちろんそういうことは、やる前から想定していたので、例えば、「引込線」と同じようなアーティストの集め方を意識して、私から小山友也、村田紗樹、野本直輝、関真奈美、宮澤響、関川航平、宮川知宙の7人に声をかけ、一人で何かやっても良いし、さらに企画をして、誰かを呼んでも良いと言ったところ、そのうちの小山友也が、野本直輝、宮澤響、宮川知宙の4人が、さらに小山が及川菜摘、吉田裕亮を、野本が阪中隆文、加藤果琳、うらあやかを、宮澤が奥 誠之、橋場佑太郎を、宮川が岡本大河をゲストに呼ぶというややこしい方法をとったりしながら、いろいろと仕掛けをしたつもりだったのですが…。
展覧会を見に来たお客さんや、blanClassが呼んだアーティストたちにも、引込線出品作家の方々にも、うまく伝わっていなかったかもしれません。
企画者としては反省するところも多いのですが、反省ばかりでなく、可能性も含めて、各イベントのことをきっかけに、広がりのあるディスカッションができたらと期待しています。
また村田紗樹さんの作品に不可欠だったボランティアの人たちや当番の作家たちなど、協力してくれた人々の感想なども聞ける機会にもなればと考えています。
ディスカッションがメインのイベントですが、おしゃべりスポット実行委員会(奥 誠之/宮澤 響/橋場佑太郎)が用意する麦茶が振舞われたり、各作家の展示なども可能な範囲でする予定です。
blanClass@引込線2017(blanClassサイト内)の詳細は以下のページからご覧ください。
各イベントへもリンクが貼ってあります。
http://blanclass.com/japanese/archives/20170826-0924/
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【blanClass放送室】
以下の動画は、会期中に収録したインタビューです。以下の詳細のページと
こちらもぜひご覧ください。
2017/8/27/阪中隆文/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/8/27/野本直輝/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/9/加藤果琳/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/9/村田紗樹/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/10/関 真奈美/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/16/うらあやか/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/17/関川航平/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/18/おしゃべりスポット実行委員会/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/23/宮川知宙/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/23/岡本大河/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/24/小山友也/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/24/及川菜摘/blanClass@引込線2017/インタビュー
2017/9/24/吉田裕亮/blanClass@引込線2017/インタビュー
こばやしはるお
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公開ディスカッション|[blanClass@引込線2017を振り返って]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20171202/
https://www.facebook.com/events/155447045065039/
今年の夏、blanClassとして参加した「引込線2017|美術家と批評家による 第6回|自主企画展」。「引込線」のユニークなところは、展覧会と書籍が対等な意義を持って対になっていること。そこで、blanClassは「展覧とも書籍とも違うレイヤーをつくること」をミッションに、12組(15名)のアーティストをお喚びした。今回のイベントはそれぞれすれ違いがちだったので、一同に会して、おしゃべりします。
ゲスト:小山友也/村田紗樹/阪中隆文/野本直輝/加藤果琳/関 真奈美/おしゃべりスポット実行委員会(奥 誠之/宮澤 響/橋場佑太郎)/うらあやか/関川航平/岡本大河+宮川知宙/及川菜摘/吉田裕亮
日程:2017年12月2日(土)
開場:14:30 開演:15:00
入場料:1,000円(ワンドリンク付)
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blanClass@引込線2017(blanClassサイト内)
http://blanclass.com/japanese/archives/20170826-0924/
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引込線2017 美術家と批評家による 第6回|自主企画展(公式サイト)
http://hikikomisen.com
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場所:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
http://blanclass.com/japanese/about/map/
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〈アクセス〉京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
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小山 友也 Yuya KOYAMA
- 1989年生 2015年東京造形大学大学院修了。主な活動 CSLAB研究員 2011∼/“SEARCH&DESTOY” mime/“鉄道芸術祭vol.5” アートエリアB1/“異種の折りたたみ” blanClass/“unusealness makes sense” Chiengmai Art University/“PARTY” アートセンターオンゴーイング/“6分の1で考える”blanClass/ “Politics of Space” statements 他。
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村田 紗樹 Saki MURATA
- 1989年生。「whisper-amplifier」各地/2014〜、「社会の芸術フォーラム展『躊躇』」HIGURE 17-15 cas/2015、始末をかく「生活はふるさとのように上演されている」生活工房ギャラリー/2017、など。
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野本 直輝 Naomi NOMOTO
- 2014年芸大映像研究科メディア映像専攻修了。主な発表に、「そのままうごめく」展(あをば荘/2014年)、「人が動く」展(問屋まちスタジオ/2015年)、など。2016年、blanClassにてシリーズ企画「〇〇のかたちを探す」を始める。
http://nomotonaoki.tumblr.com/
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阪中 隆文 Takafumi SAKANAKA
- 1989年東京都生まれ。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業。主な展示に、2016年「かこさま〜いまさま〜みらいさま」Art Center Ongoing (東京)、2015年「夜間実験」アキバタマビ21(東京)など。
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加藤 果琳 Karin KATO
主な活動「みちのくアート巡礼キャンプ2017」(芸術公社、岩手、2017参加)「二枚の板に挟まれたビー玉のような出来事」(blanClass、横浜、2017)、「untitled」(広島芸術センター、広島、2016)、「スクランブルヒロシマ」(旧日銀行広島支店、広島、2014)などがある。
http://999999karin.tumblr.com http://999999karin.tumblr.com//
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関 真奈美 Manami SEKI
- 1990年生まれ。2013年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。「学生CGコンテスト18」谷口暁彦評価員賞。「平成24年度武蔵野美術大学卒業制作展」優秀賞受賞。発表は「ピンク・ジェリー・ビーンズ」(TABLAE・東京)、「陳列の眺め」(blanClass・横浜)などがある。
http://manamiro.tumblr.com/
前回「乗り物」の様子:http://blanclass.com/japanese/archives/20170218/
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奥 誠之 Masayuki OKU
- 1992年東京都生まれ。2014年、武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業。現在、東京藝術大学大学院美術研究科に在籍。個展に「南洋のライ」(art center ya-gins、前橋、2014)、また主なグループ展に「感性の法則」(MAKII MASARU FINE ARTS、東京、2016)などがある。
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宮澤 響 Hibiki MIYAZAWA
- 1992年東京都生まれ。2014年東京綜合写真専門学校卒業。主な展覧会に「Worry about the human eye」(space6・神奈川・2011)「noise」(space6・神奈川・2012)「BC写真大学修了展」(BankART Mini・神奈川・2013)「第3回イドガヤ・ビエンナーレ(blanClass・神奈川・2014 – 2017)などがある。現在はblanClassにてスタッフとして撮影などを担当するほか、アーティストから依頼を受け様々な撮影を手がけている。
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橋場 佑太郎 Yutaro HASHIBA
- 1995年神奈川県生まれ。2017年、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業。卒業論文、『技能実践家としてのアーティスト 白川昌生を求めて』を執筆。現在、自主的に『コミック:D.T.』を季刊で編集、出版している。
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うら あやか Ayaka URA
- 1992年神奈川県生まれ。相反する物事(例えば集団と個人、見る側と見られる側、過去と現在等)を反転若しくは攪拌する装置としての作品を目指す。主な個展にBallroom dance lesson(V54/香港)、The body dances freely(Art Center Ongoing/東京)主なグループ展にTERATOTERA2016 -involve- (東京)、PARTY(Art Center Ongoing/東京)など。
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関川 航平 Kohei SEKIGAWA
- 主な展示に「あざみ野コンテンポラリーvol.7 悪い予感のかけらもないさ展」(横浜市民ギャラリーあざみ野/2016)「figure / out」(ガーディアンガーデン/2017)「SICF18 PLAY」(スパイラル/2017)
http://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works
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岡本 大河 Taiga OKAMOTO
- 1994年東京に生まれる。2013年武蔵野美術大学油絵専攻入学。主な展示、活動に「穴が咲いた!穴が咲いた!」(新宿眼科画廊/2015)「the continent,八木と、」(シャトー2F/2016)「OOQO」(Space Wunderkammer/2016)などがある。
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宮川 知宙 Tomohiro MIYAKAWA
- 1993年千葉に生まれる。2017年多摩美術大学大学院博士課程前期彫刻専攻入学。主な展示、活動に、「研究授業, 彫刻?, 石材デザイン」(blanClass/2017)「the continent,八木と、」(シャトー2F/2016)「OOQO」(Space Wunderkammer/2016)などがある。
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及川 菜摘 Natsumi OIKAWA
https://natsumioikawa.tumblr.com/
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吉田 裕亮 Hiroaki YOSHIDA
- 1994年生まれ。東京造形大学在学。主な展示に「OVERLAP」(2016・トーキョーワンダーサイト渋谷・東京)、「ヒカる、フく、ナガれる」(2016・都庁・東京)などがある。
yosidahiroaki.tumblr.com