あけましておめでとうございます
ことしもよろしくおねがいします
blanClass
小林晴夫 安部祥子
10月17日は「blanClassの日」です。
「blanClassの日」は、2019年blanClass10周年記念とクロージングを兼ねたイベントのなかで、パーティーの企画をお願いした良知暁さん、永田絢子さんといろいろ相談したときに、お2人の提案を受けて、毎年10月17日に制定されました。
「blanClassの日」がどんな日で、どう過ごすのかは、blanClassのその名にちなんで、「」と、からっぽのまま、みんなに委ねられたのですが、その問いは私の身にも降りかかり、「blanClassの日」には〈blanClassの日〉放送室の配信をすることになり、それが恒例になりました。昨年2022年にはインディペンデントキュレーターの水田紗弥子さんをお呼びして、おしゃべりしたのですが、今年は「料理番組」です。
blanClassではイベントに必ず軽食を用意していました。また色々なアーティストたちにお願いして料理をしてもらうイベントもたくさんやりました。blanClassで出された料理を面白がって、大皿料理の分量で「blanClassご飯」のレシピ集を出そうよ。なんていうリクエストもあったので、これまでにはやったことのない「料理番組」に挑戦しました。
実際にイベントでも出したことのある、小林晴夫と安部祥子それぞれのオリジナル料理を紹介します。そして特別ゲストに「blanClassの日」制定を目論んだ張本人のひとり、良知暁さんをお呼びして、良知さんがイギリス留学中に作っていた思い出のポタージュを紹介します。
3人が作ったお料理は、
安部祥子さんが、「卵サンド(4人前)」
小林晴夫が、「カブと柿のバルサミコサラダ(4人前)」
良知暁さんが、「さつまいものスープ(4人前)」
「blanClassの日」は休日というわけではありませんが、ゆるゆると? それともぎこちなく? 3人でおしゃべりしながら、なんだかとってもヘルシーなお食事会でした。
それでは、それぞれの「blanClassの日」を満喫してください。
こばやしはるお
2023.10.17
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2023.10.17 〈blanClassの日〉放送室:良知暁さんとクッキング
10月17日は「blanClassの日」。
毎年恒例の「〈blanClassの日〉放送室」も今年で4回めの配信です。blanClassではイベントに必ず用意していた軽食。色々なアーティストたちにお願いして料理をしてもらうイベントもたくさんありました。
そこで、2023年10月17日の「〈blanClassの日〉放送室」は、アーティストの良知暁さんをお呼びして、お料理番組を収録しました。良知さんは、2019年に行ったblanClass10周年記念&クロージングパーティーの企画をしていただいた際に「blanClassの日」制定を目論んた張本人のひとり…。
今宵はblanClassの安部祥子と小林晴夫と良知暁さんがそれぞれ一品ずつ思い出の料理のレシピを公開しながらおしゃべりします。
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分量のおさらい↓
◇安部祥子「卵サンド(4人前)」
食パン6 枚切 8枚
卵 8コ
牛乳 大さじ2
砂糖(素焚糖)大さじ3
塩 小さじ1/2
バター(卵を炒める用)20g
マヨネーズ 80g
〈パンに塗る用〉
バター 適量
からし 適量
◇小林晴夫「カブと柿のバルサミコサラダ(4人前)」
カブ 6コ 柿(種なし) 1コ
塩(塩もみ用) 小さじ1
オリーブオイル(炒め用) 大さじ1(適量)
〈ドレッシング〉
エクストラバージンオイル 大さじ2
バルサミコ酢 大さじ2
粒マスタード 小さじ2
◇良知 暁「さつまいものスープ(4人前)」
さつまいも 400g
かぼちゃ 1/8コ
たまねぎ 1/2コ
オリーブオイルあるいはバター
水 400g
コンソメ 1コ
豆乳あるいは牛乳 200g
あれば、ディルやパセリ
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良知 暁 Akira RACHI
1980年生まれ。ボーンマス美術大学卒業。言語や記憶、制度に対する関心の下、広範なリサーチに基づいた制作に取り組む。そのほか、歩くことや質問することなど、日常的な行為を通じた芸術実践を行う。主な個展に「シボレート / schibboleth」(space dike、東京、2020-2021)、グループ展に「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」(東京都現代美術館、2022)など。
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収録日:2023.10.14
収録場所:blanClass
出演:安部祥子/小林晴夫
ゲスト:良知 暁
撮影:藤川琢史/山本聡志
2023©︎blanClass
この度、ゴールデンウィークにBankART KAIKOで行われるイベント「Platform || Pause」を、私、blanClassの小林晴夫と、アーティストの村田峰紀さんと一緒に企画しました。
4月28日(金)から10日間、12組+αのアーティストが、「そもそも休日って何だろう?」をキーワードに、展示、パフォーマンス、ワークショップなど、連日違ったイベントを展開します。
今年のゴールデンウィークはBankART KAIKOの予定がぽっかり空いているので、何か企画をしてもらえませんか? とBankARTから依頼を受け、昨年「鷲見和紀郎個展」のお手伝いをした流れもあり、共同制作者に村田峰紀の名前もあり、ちょっと面白そうだし、何かできることはないかと引き受けることにしました。
KAIKOは横浜では比較的新しくできたショッピングエリアに位置し、横浜市新市庁舎に程近いこともあって、これから中心街へ発展する可能性もあるエリア、これまでのBankARTとは、訪れる人も含めて、また違う個性を持った場所ということも考慮に入れて、ゴールデンウィークや休日そのものをテーマに、パフォーマンスウィークというか、展示も含めた多彩な形式を同時に展開することができるようなプラットフォームとして展開できないかと…、話し合ううちに盛り上がってきた。
明治時代にドンタクに湧いたり、昭和の家族がゴールデンウィークに夢見たような「休日」のイメージは、もはや希薄なものになっているかもしれないが、「働き方改革」という言葉だけが一人歩きして、一向に改革の兆しのない今だからこそ、本気で「休み」を考えても良いかもしれない。
「休み」といえば、blanClassのLive Artはコロナの直前に休業したので、もう3年半になる。でも私はblanClassどころか、それまでにもいろいろなことを休止させては、また別のことを始めてきたので、コロナ禍というまでもなく、休んでは復活、休んでは復活を何度となく繰り返してきた人生。言うなれば「休み」のプロでもある。まあアーティストなんて、多かれ少なかれ「休み」のプロなのかもしれないけれど…。
というわけで、選りすぐりの「休み」のプロたちがお届けする Platform || Pause - rest+restore 休日のプラットフォーム「休養と回復」。休日って何だろうと、ふと立ち止まって考えるGWにしてはいかがでしょう。
こばやしはるお
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Platform || Pause - rest+restore
休日のプラットフォーム「休養と回復」
イベント会期:2023年4月28日[金]~5月7日[日]ゴールデンウィークの10日間 13:00~21:00(最終日は17:00まで)
オープニングパーティー4月28日[金]19:00~
料金:1日券1,000円/フリーパス3,000円
会場:BankART KAIKO
〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5丁目57−2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F
企画:小林晴夫、村田峰紀
作家:今村遼佑/内田望美/うらあやか/神村 恵/佐藤朋子/鈴木 淳/関 真奈美/西原 尚/松本力+VOQ/光岡幸一/ミルク倉庫+ココナッツ/山本 篤
神村 恵 稽古ゲスト 5/2 木村玲奈(ダンサー・振付家)5/3 矢野昌幸(役者)5/4 高嶋晋一 (美術作家)
主催:BankART1929
助成:令和5年度神奈川県マグカル展開促進補助金
詳細はこちら
http://www.bankart1929.com/bank2023/news/23_003.html
問合せ:BankART1929 info@bankart1929.com TEL 045-663-2812
あけましておめでとうございます
ことしもよろしくおねがいします
blanClass
小林晴夫 安部祥子
10月17日は「blanClassの日」です。
2019年blanClass10周年記念とクロージングを兼ねたイベントのなかで、パーティーの企画をお願いした良知暁さん、永田絢子さんといろいろ相談したときに、お2人の提案を受けて、毎年10月17日を「blanClassの日」に制定しました。
「blanClassの日」がどんな日で、どう過ごすのかは、blanClassのその名にちなんで、「」と、からっぽのまま、みんなに委ねられたのですが、その問いは私の身にも降りかかり、「blanClassの日」にはなにかしらすることになったわけです。過去2回は、「blanClassの日」放送室を生配信、アプリの勉強会のこと、リニューアルしたホームページのことなどを放送しましたが、今年も恒例になった放送室の配信をします。ただし、生配信ではなく、先日の土曜日(10/15)に収録しました。
2022年の「blanClassの日」放送室は、インディペンデントキュレーターの水田紗弥子さんをお呼びして、水田さんが運営するLittle Barrelでの展覧会のこと、最近の関心ごとなどをお聞きしながら、blanClassの次のプロジェクトのこともついでにお話ししました。
わたしとしては、わたしがイメージする「blanClassの日」らしい動画になったので、とても満足しております。みなさまもお時間のあるときに、ゆっくりご覧ください。
それでは、それぞれの「blanClassの日」を満喫してください。
こばやしはるお
2022.10.17
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2022.10.17 「blanclassの日」放送室:水田紗弥子さんとおしゃべり
10月17日は「blanClassの日」です。今年も年1の恒例になった放送室を配信します。過去2回の「blanClassの日」放送室では、アプリの勉強会のこと、リニューアルしたホームページのことなどを放送しましたが、2022年の放送室では、インディペンデントキュレーターの水田紗弥子さんをお呼びして、水田さんが運営するLittle Barrelでの展覧会のこと、最近の関心ごとなどをお聞きしながら、blanClassの次のプロジェクトのこともついでにお話ししました。
水田 紗弥子 Sayako MIZUTA
フリーランスにて現代アートに関する展覧会、フェスティバル、アートアワードなどの企画・運営、コーディネートに携わる。企画した主な展覧会として「皮膚と地図:4名のアーティストによる身体と知覚への試み」(2010年)、「Alterspace – 変化する、仮設のアート・スペース」(2014年)、「もの・かたり:手繰りよせることばを越えて」(2019年)などがある。
blanClassでは企画「あの小説のなかで集まろう」(2018年)を行なった。
https://blanclass.com/ja/events/20180224/
収録日:2022.10.15
収録場所:blanClass
聞き手:小林晴夫
撮影:藤川琢史
スタッフ:山本聡志
鷲見和紀郎「brilliant corners」展、第3弾にして最後のトークイベントは、冨井大裕さんをお迎えして、彫刻という形式を抱えて表現をしてきた2人のアーティスト、それぞれが考える彫刻の違いや共通点などを通して、彫刻の原点とは? 彫刻の基本とはなにかを紐解きつつ、未だ彫刻の基本に魅せられている鷲見作品の魅力に迫ります。
この展覧会は、そもそも、池田修さんと鷲見さんの間では、鷲見和紀郎がもの派と80年代に出てきたニューウェイブの狭間の名前のない、あるは歴史化されていない世代の作家であることに注目して、「NO NAME AGE」という仮題で進んでいた企画です。池田さん真意はもはや聞きようもありませんが、助っ人としては、池田さんの企画意図を汲み取りつつ、鷲見さんの作家性にも寄り添いながら、これまで、あまり鷲見作品に触れていなかった人たちへ、つなぎ合わせることが役目と承知して、カタログの編集もトークイベントも進めてきました。
これまで、トークイベントは1回目が、現代美術における彫刻を再考している、千葉市美術館の森啓輔さんをお呼びしてギャラリートークを、2回目は鷲見さんと旧知の仲で、画家であり、批評家でもある松浦さんをお呼びして、対談を行いましたが、今回は私も進行役で加わり、私から鷲見さんに冨井さんを紹介する形で、アーティストトークを行います。
冨井大裕の作品は、最小限の手わざで彫刻を成立させることから、レディーメイドやオブジェ、デュシャンやミニマルアート、ひいては李禹煥の初期の作品につながる作品群を彷彿とさせるところもあるのですが、冨井作品の特徴は、本当に身近にあるものが、そのまま置かれてるようなカジュアルなテイストにも関わらず、それでも彫刻の条件を充分満たして、そこにある。もちろんそれは美術を成立させている制度自体に寄り添い、浮かび上がらせる姿勢の表れでもあると思うのですが、この最低限の彫刻の条件というあたりを手掛かりに、お2人の作品を考えていきたいと思っています。
冨井さんに、今回のトークの依頼をした際、冨井さんは鷲見作品の印象を「彫刻の原点、彫刻家が基本として抑えなければならないポイントだけで作品を作ろうとしている人」と表現しました。
それが今回のアーティストトークのタイトル「彫刻の原点/彫刻の条件」になったのですが、冨井さんが、セゾン美術館の「視ることのアレゴリー」で鷲見作品に初めて触れて以来、彼が、そこはかとなく感じてきた、鷲見作品への諸々の疑問もぶつけてもらおうと思っています。
トークは予約が必要ですのでご注意ください。また1ヶ月の展覧会も25日(日)が最終日です。ぜひお見逃しのないようにお願いします。
こばやしはるお
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9月24日[土]19:15〜20:45
アーティストトーク「彫刻の原点/彫刻の条件」
鷲見和紀郎(美術家)、冨井大裕(美術家)、進行:小林晴夫(blanClassディレクター)
参加費:¥1,500 要予約
予約:info@bankart1929.com
会場:BankART KAIKO 鷲見和紀郎個展会場内
〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5丁目57−2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F
http://www.bankart1929.com/bank2022/pdf/sumi.pdf
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鷲見和紀郎 Wakiro SUMI
美術家
1950年岐阜県生まれ。1972年Bゼミ修了。三木富雄のアシスタントを経て、1976年ニューヨーク(アメリカ)に滞在。ブロンズやアルミの鋳造、ワックスインスタレーション、石膏の直付けなど、触覚に訴えかける表情を備えた造形と多岐にわたる方法を用い、彫刻、インスタレーション、絵画と、独自の空間表現を追求し続けている。1986~87年フランス文化省の招聘でエクス・アン・プロバンスに滞在、マルセーユ、トロワで制作と展示。1999~2000年文化庁特別派遣芸術家在外研究員としてリヨン(フランス)に滞在。2018年インゼル・ホンブロイヒ美術館(ドイツ)、アーティスト・イン・レジデンスで滞在制作と展示。個展に、1994年「THE VAIL」ギャルリー・ところ(東京)、1995年「Wax Works」秋山画廊 (東京)、2007年「今日の作家Ⅺ 光の回廊」神奈川県立近代美術館(神奈川)、2008年「yukel」島田画廊(東京)、2016年「LE CALME —凪—」ギャラリー・メスタージャ(東京)、2019年「メテオール—1. 考える月」ギャラリー21yo-j(東京)など、グループ展に、1992~93年「現代美術への視点・形象のはざまに」東京国立近代美術館, 国立国際美術館(大阪)、1995年「視ることのアレゴリー=1995:絵画・彫刻の現在=」セゾン美術館(東京)、2001年(〜2005年)、「椿会展」資生堂ギャラリー(東京)、2002年「かたちの所以」佐倉市立美術館(千葉)、2017年「彫刻を作る/語る/見る/聞く」東京国立近代美術館など多数。
冨井大裕 Motohiro TOMII
美術家
1973年新潟県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として、「彫刻」のあらたな可能性を模索する。2008年よりアーカススタジオにて、作品が朽ちるまで続く実験的な個展「企画展=収蔵展」を開催。SNSにて日々発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察する活動も行う。現在、武蔵野美術大学教授。
小林晴夫 Haruo KOBAYASHI
blanClassディレクター・アーティスト
1968年神奈川県生まれ。1992年よりBゼミの運営に参加。2001年Bゼミ所長に就任、2004年Bゼミ休講。2009年blanClass設立。Live ART+公開インタビュー+アーカイブを運営してきたが、2019年10月、10周年を機にLiveイベントを休業。現在はWEBアーカイブのみ運営。編著に、1997『market by market 12:原口典之 スカイホーク特集』(マーケット発行)、2005『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史』(BankART1929発行)、2022『鷲見和紀郎 brilliant corners』(BankART1929発行)がある。