「場時盗風:美術館のものを奪う計画」/計画作成者:眞島竜男_1/誰にも気づかれることなく少しずつ動かして盗む計画

誰にも気づかれることなく少しずつ動かして盗む計画


数年にわたってバス停の位置を毎日少しずつずらし、誰にも気づかれることなく自宅の正面まで運んだ人がいたそうです。
美術館の展示室から、ある作品を毎日少しずつ動かして盗む。簡単ですね。



・物理的な移動
移動は水平方向に限定した方がエネルギーも段取りも少なくて済む。床置きの作品が良い。


心理的な移動
「あれ?いつの間に?」という〈移動認知の閾値〉をクリアーするには人々の(無)意識への働きかけが必須。「移動性の美学」や「モバイルモダン」といった美術批評言説の拡散と浸透、「美術作品とは動くもの」という新たな常識の大衆心理への刷り込みなど。


盗むのに適した作品の傾向
「物理的に動かしやすいもの」「動いて当然に感じられるもの」「物理的な移動が認識されにくいもの」「『動くはずが ない』という人々の思い込みを利用できるもの」の4つが考えられる。


(作成途中)


まじまたつお