《nano school》#30|裸になること、左になること #4

今週金曜日は月イチセッション、ナノスクール第3期「裸になること、左になること」の4回目です。

思想は、時を経るごとに重苦しい言葉の羅列ばかりに感じられたり、真逆に軽々しい流行り言葉に回収されてしまうと感じられることがありますが、そもそもは自由にものごとを語り合うことだったはず。

きっと丁寧な意味が埋め込まれている、当たり前に交わされる言葉をつかって、時には捩れながら、とりあえずは実践できることを探して、ナノスクールは「学び」をつくっています。

ぜひご参加下さい。



こばやしはるお

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月イチセッション
杉田 敦[ナノ・スクール《nano school》#30|裸になること、左になること #4]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20150710/
https://www.facebook.com/events/859047180845842/


極小の学校、ナノ・スクールも、いよいよ3期目に突入します。知っていると思い込んでいることを可能な限り小さくして、再び、本当の意味で知るために努力してみること。アートにとって重要だと思われるそうした姿勢を、これからもいろいろ試していければと思います。
井土ケ谷事件の当事者になるという衝撃的なスタートから、[協調/反駁/誤解]、[そこにそれはない、あるのかもしれないけれど]とテーマを替えつつ、昨年は《第3回イドガヤ・ビエンナーレ》を開催しました(2017年12月12日まで開催中)。今期のナノ・スクールはアクティヴィストの可能性を探ります。テーマは、「裸になること、左になること」。頑迷な保守主義が、アベノミクス、PEGIDAとスタイルのイノヴェーションし続けているのとは対照的に、左翼には創造性は期待できないのでしょうか? いま一度人類学的な意味で左になるために、できることとは何なのか。誰にでもできる服を脱ぐことと、アナキスト的な思考、行動との間にある隔たりについて考察/実験します。

※ナノ・スクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。


日程:2015年7月10日(金)18:30〜
参加費:1,200円/学生 \1,000円(要予約)

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〈予約方法〉info@blanclass.comに以下の内容でイベント前日までに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉ナノスクール予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数

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杉田 敦 Atsushi SUGITA

  • 美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『静穏の書』、『ナノ・ソート』(共に彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『inter-views』(美学出版)がある。作品に"critics coast"(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト、"Picnic"を行っている。