12月5日(土)武久絵里[アートインジャンプ報告会]

今週土曜日のLive Artは武久絵里ソロでは初登場!!


とはいっても、今回は2013年から、武久さんが東京都豊島区の施設・中高生センター「ジャンプ長崎」で行ってきた活動の報告会という形での参戦。地元の市民として、そしてもちろんアーティストとして、関わってきた施設の紹介と、どのように関わってきたのかという話がメイン。


「ジャンプ長崎」という施設は、いわゆる児童館の中高生版なのだそうだが、小学生向けの施設にはない、子供達との関わりを模索しているユニークな施設なのだそうだ。


blanClassで行われてきたイベントは、すでにさまざまなカテゴリーのイベントが行われてきた。例えば先週のLPACKのイベントは「就職活動」。内容は文字通り、来年のLPACKの仕事の先行予約会。実際にLPACKのカフェの出張が1件、決まったらしいのだが、同時にLPACKのパフォーマンスでもあった。だから、「報告会」と聞いて、素直には信じられないところもあったのだが、今回は武久さんのパフォーマンスというわけでもなさそうだ。


ただ、彼女が行ってきた彫刻する行為の持続は、アートがテンポラリーに示される場だけを求めず、そのことが、自然に機能する場を探してきたものでもあったから、「ジャンプ長崎」での振る舞い自体は、単なるボランティア活動というだけでなく、彼女のアートが機能するための実践でもあったようだ。

実際に彼女が「ジャンプ長崎」でしている行為や、起こっている関係のようなものをそのままの状態で味わうことは不可能かもしれないが、彼女の報告で、考えられることはたくさんありそうだ。



2015年12月5日(土)Live Artのゲスト、武久絵里さんに当日の具体的な内容と報告会の主題である東京都豊島区の施設・中高生センター「ジャンプ長崎」について、お話をうかがいました。



2015/11/28/武久絵里/blanClass放送室(聞き手:吉田和貴、川島剛、小林晴夫、宮澤響)





こばやしはるお
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報告会|武久絵里[アートインジャンプ報告会]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20151205/
https://www.facebook.com/events/1028983860495743/


東京都豊島区の施設・中高生センター「ジャンプ長崎」にて、2013年より行っている活動を報告します。中学生・高校生が自らの居場所を創造していけるよう、大人はどんな振る舞いをしているのか、そのユニークな試みを、彫刻家の目線から紹介します。


日程:2015年12月5日(土)
開場:18:30 開演:19:30
一般:1,500円(ワンドリンク付き)

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武久絵里 Eri TAKEHISA
-彫刻家。1984年東京生まれ。2009年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。彫刻体験を、「特殊なものの前に立つことによって、自身の存在が鮮やかになること」と考え、ものを置き続けている。個展「まばたきの分解」(ギャラリーモーツァルト/2011)「lump」(apmg/2009)「あいさつ-障り」(ギャラリーKINGYO/2008)。

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中高生センタージャンプ長崎

  • 平成24年に開館した豊島区の施設。中学生や高校生に、学習の場、音楽やダンスの場、調理の場、友人との語らいの場やボランティア活動の場を提供して、中学生や高校生の自主的な活動を支援する施設。

ジャンプ長崎ホームページ
http://www.city.toshima.lg.jp/257/kosodate/kosodate/hokago/jump/025456.html