12月9日(金)杉田 敦 ナノスクール第4期 [ブッダに会ったらブッダを殺せ #8]

11月のナノスクールは、先日始まった第4回イドガヤ・ビエンナーレの関連イベントを考えるというものでした。


話し合った結果、12月のナノスクールでは鶏鍋食べながら天照大御神の登場を待つというイベントを行うことになりました。


日本神話に登場する天岩戸神話という話があり、それは簡単に言うと洞窟の中に隠れこんでしまった、天照大御神を外に導くために、洞窟の外で宴会をして大騒ぎをしながらその登場を待つというものです。それをナノスクールで再現してみようということになりました。


今期のナノスクールは「ブッダに会ったらブッダを殺せ」というテーマで自分の中で信じてしまっているもの、当たり前になってしまっていることについて思考してきました。今回のイベントでは、このテーマとどのような関わりがあるのかということも含めて考えていけたらいいなと思っています。


ナノスクールも次が年内最後です。少々突飛ではありますが、今年を振り返りながら、そして天照を待ちながら、鶏鍋を囲みましょう。


みやざわひびき

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★月イチセッション|杉田 敦 ナノスクール《nano school》#45[ブッダに会ったらブッダを殺せ #8]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20161209/

https://www.facebook.com/events/1733255146995486/


極小の学校、ナノスクール第4期。知っていると思い込んでいることを可能な限り小さくして、再び、本当の意味で知るために努力してみること。アートにとって重要だと思われるそうした姿勢を、これからもいろいろ試していければと思います。

井土ケ谷事件の当事者になってみるというスタートから、「協調/反駁/誤解」、「そこにそれはない、あるのかもしれないけれど」、「裸になること、左になること」とテーマを替えて開催してきたナノ・スクール第4期は、「ブッダに会ったらブッダを殺せ」のタイトルのもと、権威から自由になり、自律性を保つための精神そのものについて考えます。五日市憲法文化学院、ホモ・ソーシャル連続体、イスラ・クラブ、グルジェフゾロアスター教、シュタイナー、大逆事件人間原理、安藤昌益、ブランショセリーヌなどがテーマとなります。指摘しやすい権威のみならず、ときにそれを糾弾するものの中にさえはびこっているはずの権威の本質を凝視め、考え、試み、挑みます。

また、現在開催中の《第3回イドガヤ・ビエンナーレ》(2017年12月12日まで開催中)は随時振り返りながら、今後のあり方について考察していけたらと考えています。



※ナノスクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。



日程:2016年12月9日(金)18:30〜
参加費:1,200円/学生 \1,000円(要予約)

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〈予約方法〉ご予約は前日までにご連絡をお願いします。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。

〈タイトル〉ナノスクール予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数

上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。

info@blanclass.com

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杉田 敦 Atsushi SUGITA

  • 美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『静穏の書』、『ナノ・ソート』(共に彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『inter-views』(美学出版)がある。作品に”critics coast”(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、批評タブロイド紙 “+journal” の編集、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト”Picnic”も行っている。