10月28日（土）三杉レンジ［千人仏プロジェクト〈主演・助演・裏方／映画的システムでの絵画制作〉］

今週土曜日のLive Artは三杉レンジが初登場です。

2012年の3月から2016年10月ぐらいまで、三杉さんが中心に展開していた「千人仏プロジェクト」の報告をしつつ、その演習の展開版のワークショップを試みます。

「千人仏プロジェクト」とは、3.11の被災地、岩手県の大船渡の仮設住宅に住まうお年寄りや子供たちと行ったアートプロジェクト。5年弱で、結果1006枚の菩薩様が描かれました。

そのプロジェクトの報告をしてもらいつつ、仏様の木炭画を描くことを介して、お年寄りや子供たちとの間に確かに起こったであろうことを考えます。

さらにそこでこなった木炭画の演習の大元になった三杉氏考案のワークショップをします。

作家であるとともに、教育機関や一般の人たちに向けて、美術教育をベースにいろいろと考えを巡らせてきた三杉さんと、一緒に絵を描きながら、考えましょう。

〈blanClass放送室〉

10月28日（土）のゲスト、三杉レンジさんと一緒に「千人仏」についてお話ししました。どんなものかを手っ取り早く知るために、安部さんと私でデモンストレーションをしました。そちらもご覧ください↓

2017/10/18/三杉レンジ/blanClass放送室

こばやしはるお

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東日本大震災その後のレポート＆絵画制作ワークショップ｜
三杉レンジ［千人仏プロジェクト〈主演・助演・裏方／映画的システムでの絵画制作〉］
http://blanclass.com/japanese/schedule/20171028/
https://www.facebook.com/events/747899842077011/

千人仏プロジェクトは、東日本大震災翌年から約5年に渡って被災地の仮設住宅で行われたアートプロジェクト。全国から集まったアーティストたちが、被災した人たちに継続的に〈絵画指導を通じたコミュニケーション〉を届け、被災した人のみの手で震災を後世に伝える「現代の千人仏」を描き上げるというもの。

このプロジェクトでは映画のように主演・助演・裏方といった役割を明確化し、それぞれが「自らの仕事」というスタンスで関わることで、５年という長期間の継続が可能となった。

【千人仏プロジェクト】プロジェクトの歩み

日時：2017年10月28日（土）
開場：16:00　開演：17:00
入場料：1.800円（ワンドリンク付）
予約不要・当日受付

三杉レンジ　Renji MISUGI

AO NOSE代表、LUKA NOSE主宰。画家。多摩美術大学絵画科油画専攻卒業、Bゼミ修了。自らが生業としている「美術教育者」という視点からコンセプチュアルな絵画作品を発表している。また、日本の美術教育について問題意識を持つアーティストたちと作品やワークショップなどでユニークな美術教育を提示していく美術集団AO NOSEの活動を開始。