「小林昭夫とBゼミ」について


横浜トリエンナーレまもなく終了します。
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/
現在開催中の第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」に「小林昭夫とBゼミ」という名義で、父の作品と創設当時のBゼミ資料が展示されております。blanClassのメールニュースやコラムでは、BankART Life7で出張参加しているイベントの情報を主に配信してきましたが、遅ればせながら告知いたします。
今回のトリエンナーレは章立てになっていて「小林昭夫とBゼミ」が展示されているのは「密林の火(fires in the woods)」という章、過去に起きた活動と現在進行形の活動が同じ場に響き合うように配置されています。
Bゼミが創設されたのは1967年10月なので、それから50年以上の時が流れております。当時、創設者の小林昭夫は旧態依然としている日本の美術教育と既に表出しているコンテンポラリーな表現との間にあるギャップに憤りを持って、その小さなシステムで対抗しました。
トリエンナーレのアーティスティック・ディレクターであるキャロル・インホワ・ルーとリウ・ディンと、一昨年から何度かお会いしてBゼミや小林昭夫について話すうち、自力で奮闘するBゼミ周辺の動きに興味を持ったのでしょう。あるいはBゼミを「野草」ならぬ、雑草のようだと思ったのかもしれません。何か底流のところで気があったというのか、説得され、今回の参加になりました。
すでに見に行かれた方は、仮設のパーテーションに囲まれるように展示されている「小林昭夫とBゼミ」コーナーのど真ん中になぜか張られた赤いテントが何なのか、訝しく思われたかもしれません。リウ・ディンから父が1969年の第2回Bゼミ展に出品した唯一のインスタレーション作品を出してほしいと、特に頼まれて実現したのがその赤いテントです。ちなみのこのトリエンナーレには「野草」とは別に裏テーマの「テント」があり、様々なシュチュエーションの中で必然的に現れる「テント」という存在が展覧会中にもいくつかのサイトに張られているのです。
オリジナルの作品は綿帆布を牛の血に浸して染めたもの、それが1969年の制作ということで、父からは作品のコンセプトや制作方法を詳しく聞いていたわけではないのですが、横浜や牛や米軍やベトナムのことなどが、私の頭をよぎり、今のご時世のことも考えて、テントをリメイクしました。リメイクではリネン布と染料を使っていますが、オリジナルは1週間ほどの展示の間に濃い茶色へと変色して、異臭を放っていたそうで、実際に目撃した私の姉などは恐ろしくなって、家に帰ってからもしばらく泣いていたのだそうです。
旧来の教育のあり方を批判して「学習」を真摯に取り組んだBゼミでしたが、現在私が取り組んでいるblanClassの活動は、学習を出発点に、もはや学習でもない、もっとよくわからない人々の営みや取り組みや思考そのものを、その協働の仕掛けを何とか探してきたつもりです。
キャロルとリウ・ディンがその章で示そうとしているように、過去の思想が歴史化して葬られてしまうのは耐えられません。過去に考えられたり試されたことは、積み重なったり、階段状に登ったりするわけでもなく、実はいつでもそこに共にあるという時間のあり方を、これからもアーカイブの手法を持って示そうと思います。
会期終了間近のタイミングになってしまいましたが、トリエンナーレの「小林昭夫とBゼミ」の展示にぜひお立ち寄りください。
こばやしはるお(アーティスト・blanClassディレクター)
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「小林昭夫とBゼミ」
生没年(グループは結成年)
小林: 1929–2000 Bゼミ:1967–2004
出生国・地域 日本
会場 横浜美術館
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第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/
2024年3⽉15⽇(⾦)-6⽉9⽇(⽇)
[休場⽇:毎週⽊曜⽇(4⽉4⽇、5⽉2⽇、6⽉6⽇を除く)|開場⽇数:78⽇間]
旧第⼀銀⾏横浜⽀店(横浜市中区本町6-50-1)
BankART KAIKO(横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F)
クイーンズスクエア横浜(横浜市西区みなとみらい2-3クイーンズスクエア横浜2Fクイーンモール)
6/1[土] 大東 忍[例えば灯台になること]#2

早いものでこの企画も残すところあと2週。6/1(土)ラス前のLive Artツアーは大東忍「例えば灯台になること」#2!
大東忍は静まりかえった深夜の道で、電飾を身に纏い、自分の足音の響きを聴きながらひとり盆踊りを踊る。その情景を木炭画におさめるというアートワークで、昨年のTOKAS Emerging 2023選出や、今年はVOCA展 2024でVOCA賞を受賞したばかりの注目のアーティスト。
この企画の共同ディレクターである神村さんが、偶然彼女の作品を観て、深夜に電飾を纏って盆踊りを踊る自分の姿を木炭画に描き起す、その身体の使い方に興味を持っていたところに、「身ひとつで生きる」の企画が持ち上がったので、テーマにぴったりなのでは? という話になったのだ。
今回のLive Artツアーは横浜の湾岸エリアが主な舞台ということで盆踊りから一転、大東さん自身が灯台になるという企画。5/11に行われた1回目は、Kアリーナと貨物線路の間にある公園の水際に立って灯台になった。MM地区というかなり開けたエリアにもかかわらず、ひっそりとしていて穴場のような場所。それでいて離れた場所からも光る人型の輪郭がちゃんと見える。
ご本人は本気で灯台という建造物になりきろうとして、2時間じっとして、ひと時だけ現れる風景に同化していた。
今回のLive Artツアーの中でも異色なところは、参加者それぞれがスタンドアローンになれること。ひとりひとりが受付で渡される手引きを頼りに、その独特な風景に出会う。手引きが薦めるコースはひとつではないけれど、行き先のひとつは灯台自身。光の元に引き寄せられるところも変な感じだ。
道すがら空を見上げると、切れ味の良い三日月が出ていたり、5分間の打上花火と大東灯台が重なったり、いつもの景色もどことなく違って見えて、恐ろしいわけでもないのだが、どこかしら怪談やSF小説に出てくる情景描写を思い起こすような感触を思い出した。
さて6/1は、前回とは灯台の位置が変わります。新しく決まった場所も海辺の穴場スポットです。そしてその日は開港祭の花火を遠くに聞きながら、きっと見たことのない風景が立ち上がることでしょう。
特に定員は設けていないので、奮ってご参加を…。
こばやしはるお(アーティスト・blanClassディレクター)
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公開実践|大東 忍[例えば灯台になること] #2
https://peatix.com/event/3872581/view
例えば灯台になることで、この身体が風景になることについて考える。
赤灯台と白灯台が、かつてはこの港を見守っていたそうです。現代的でドラマチックでありながら、歴史の生き証人のような横浜の夜景のなかで、わたしも光をまとって灯台になってみようと思います。
灯台のビューポイントを記したものを、ハンドアウトとして差し上げます。標(しるべ)になってこそ灯台だと思うので、よければお越しください。
ハンドアウトには横浜や、それ以外の通り過ぎてきた風景にについての散文をまとめてみました。好きなタイミングで読んでいただいて、テキストが「身体が風景になること」について思いをめぐらせるお供になればと思います。
※5月11日とは異なるビューポイント・実践場所で、公開実践をおこないます。
日程:2024年6月1日(土)
18:00ー20:00 受付でハンドアウトをお渡しします。
19:00ー21:00 作家が灯台になっています。この時間のあいだにビューポイントまでお越しください。【ご覧いただく時間は暗くなってから(19:30以降)がよりお楽しみいただけます】
定員:制限なし 料金:¥1,000
受付・集合場所:BankART Station
歩行時間:最短ルート 約30分、おすすめルート 約60分
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約: https://peatix.com/event/3872581/view
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大東 忍 Shinobu DAITO
美術作家
1993年生まれ。風景から人の営みを読み取るために歩く・踊る・描く実践をおこなっている。近年の活動に「VOCA展 現代美術の展望 — 平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2024)、個展「TOKAS-Emerging 2023『風景を踏みならす』」(TOKAS Hongo、東京、2023)など。
https://daitoshinobu.wixsite.com/shinobu-daito
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
これからLive Artツアー日程↓
6/8(土) 佐々木文美 #2
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【同時開催】身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト
2024年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。会場では展示と販売をしています。
今瀬風韻[下地職人] 加藤修央[漆作家] 久保田啓介[木工] 小西紋野[蒔絵師] 高畑圭介[革職人] 萩のゆき[デザイナー] YUKAKU 諸石優子・諸石健太郎[漆職人] 山岸優羽[沈金師] 山田睦美[珠洲焼作家] 横山美穂[漆作家]
コーディネート:加藤修央
展示デザイン:ヤング荘(津山勇 北風総貴 安野洋佑 松岡未来)
会場:BankART Station (BankART Life7、blanClassブース内)
企画:blanClass
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]
5/25(土)今井しほか+大石一貴[影を描く、影を送る]#2|寄稿:神村 恵

5月最終週の「身ひとつで生きる」ライブアートツアーは、今井しほか+大石一貴による「影を描く、影を送る」#2です。
子どもの頃にやったことがある方も多いと思いますが、地面に映る影をじっと見つめて、空を見上げると、その影の残像が白く反転して空に映って見えるという遊びです。
ただし、その遊びをそのままやるのではなく、主に今井さんによってホワイトボードに描かれる黒い形象、つまり”実態を持たない影”をじっと見つめ、それを空に向けて送ります。
描かれるのは、記憶の中にある(もう存在しない)ものだったり、見えないが向こう側にあるものだったり、実際にそこにあったものだったり、物語の中の存在だったり、訪れる実際の場所と関わりつつも、その場所に影のようにしか存在しないものたちです。
それぞれの目に映った残像は、カメラなどで撮影することも、他人のそれを見て確かめることもできません。
ツアーの中では、描かれるものについてのエピソードを聞いた上で影送りをするので、その話から何を想起するかも人それぞれだと考えると、本当に皆で同じものを見ているのかということ自体が怪しくなってきます。
影に限らずそもそも見るという経験の中にあるそのような不確かさを確認したり、自分には確かに”見えている”と思えるものが何なのかを探す時間にもなるかもしれません。
影送りをしながら、それぞれの遊び方を見つけてみるのも楽しそうです。
前回参加して、私が発見した遊び方は、
・黒い服を着た人をじっと見つめて、その影を送れるか試す。
・空に送った影の残像をなるべく最後までじっと見て、それの消え方を見る。
・影や黒いものをじっと見つめて、目を閉じると、瞼の裏側にその残像が映る。
などでした。
4/27の#1では、曇り空の午後に行いましたが、今度は夜です。街灯や店の明かりで照らされた横浜の夜空は、影が映るほど明るいのか、それとも影の定義がまた反転する何かをするのでしょうか。
かみむらめぐみ(振付家・ダンサー)
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影送り|今井しほか+大石一貴[影を描く、影を送る]#2
ゲーテは言った“光あるところに影あり”
文学世界において、しばしば「影」は主の分身として語られ、影が有るか無いかによってその者の真の存在を確かめる。つまり「影」は常に「実物」と等しく存在するのだ。ゲーテの語呂を拝借して言ってみよう。“影あるところに実物あり”もしも「影」そのものを描いたとしたら…実物なくして描かれた影は、まるで主を失った分身のように街を彷徨ってしまうだろう。
このイベントでは、ペンで描いた図を「影」と見立てて、参加者と一緒に街の中で影送りをします。人の目の残像現象を用いた遊び「影送り」。数秒間瞬きをせず、影を見続けた後に空を見上げると、大きな像が空に現れます。描かれた「影」の実像を空に見つけるイベントです。
日程:2024年5月25日(土)19:00ー21:00
集合時間:19:10ぐらいに出発予定。(19:00までに受付を済ませてください)
定員: 20名 料金: ¥1,000
受付・集合場所:BankART Station
集合してから出発点まで20分ほど移動します。
馬車道駅までのみなとみらい線料金 ¥200が別途かかります。
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約: https://peatix.com/event/3872579/view
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今井しほか+大石一貴 Shihoka IMAI + Kazuki OISHI
2023年8月「光を測る」電気神殿メタコイノン(東京)にて共作展示。
大石一貴 Kazuki OISHI
彫刻家
1993年山口県生まれ。個展に「Voyager is with you」(Art Center Ongoing、東京、2023)、「For instance,Humidity」(sandwich.gallery CFP、ルーマニア、ブカレスト、2022)など。
https://www.kazukioishi.com/
今井しほか Shihoka IMAI
アーティスト
1995年東京都生まれ。発表に「不在を訪ねる」(スペースくらげ、神奈川、2023)、「#SP_RING_2023」(秋田公立美術大学、秋田、2023)など。
https://imai-shihoka.studio.site/
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
これからLive Artツアー日程↓
5/25(土)今井しほか+大石一貴 #2
6/1(土)大東 忍 #2
6/8(土) 佐々木文美 #2
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【同時開催】身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト
2024年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。会場では展示と販売をしています。
今瀬風韻[下地職人] 加藤修央[漆作家] 久保田啓介[木工] 小西紋野[蒔絵師] 高畑圭介[革職人] 萩のゆき[デザイナー] YUKAKU 諸石優子・諸石健太郎[漆職人] 山岸優羽[沈金師] 山田睦美[珠洲焼作家] 横山美穂[漆作家]
コーディネート:加藤修央
展示デザイン:ヤング荘(津山勇 北風総貴 安野洋佑 松岡未来)
会場:BankART Station (BankART Life7、blanClassブース内)
企画:blanClass
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]
5/18(土)神村 恵[裏と表を合わせてみる] #2

5/18(土)は 「身ひとつで生きる」の共同ディレクターでもある神村恵が再登場!!
神村恵といえば、その作品で、概念上相対する言葉を身体を使って文字通り対峙させながら、言葉が持っているイメージの曖昧な領域を反転させるようなパフォーマンスで知られるアーティスト。
その神村さんが、今回選んだ言葉は「裏と表」。横浜MM地区という、未だ開発途中の都市を覆う地表と、靴を脱ぎ捨てた足裏を重ね合わせて、都市を逆さまに掴み取ろうという身体型都市論的ワークショップ。
まさに「身ひとつ」になって、軽やかに街歩きをするのかと想像していたのだが、1回目の「裏と表を合わせてみる」を行なった3/23(土)は、小雨の降りそぼる真冬並みの寒さ…、およそ想定していた最悪の条件の中で決行することとなった。
その日はこの企画初日ということもあり、前日までは裸足での参加を悩んでいたのだが、当日の朝になったら、なぜかやる気満々になって、私も裸足で参加することにした。
アドレナリンが出まくっていたせいだろうか、心配していた寒さや冷たさはさほどでもなくて、想定外だったのは足裏の痛さだった。
ちょっと言葉では説明ができないぐらい痛い…。足裏健康法よりも痛い…。目で見ている肌理には、その痛覚を刺激するような情報は見当たらない。アスファルト、石のタイル、コンクリートなどなど、どれもそれなりにスムーズな表面に見えるのに、実はそれぞれ独特な凹凸がデザインされていてギザギザしている。実際に裸足で歩いてみると、兎に角痛い…。
当然のことなのかもしれないが、この都市計画には裸足で歩くことは想定されておらず、今時の良くデザインされたシューズと呼応するように、滑り止めが施された地面が周到にデザインされているのだった。きっと20年前ならば、ここまで痛くなかったような気がする…。
なるほど、「身ひとつ」になると都市は手強い、とはいえ、きっとワイルドサイドはもっと手強いはず。獣やら虫やら植物やら細菌やらウイルスやらがワラワラ押し寄せてきて、私の裸も裸足も易々と打ち砕かれてしまうだろう。
世間話に「ステロイド」や「食品添加物」を悪者にするような会話をしてしまうことがあるけれど、そんな文明の利器を捨ててしまっても、私の命はあっというまに危機に陥るのだろうな…、などと、全神経を足裏に集中させながら独り想った。
ワークショップの締めくくりは、小一時間の道のりを短い行為で表現してくださいというワーク。その時になって、自分がどこでどちらに曲がってどうやってここまで戻ってきたのか、下ばかり見ていたせいか、ここ数年の間に風景が一変したせいか、俯瞰する視点も失って、なんだか迷子になった気分を味わった。
というわけで裸足での街歩きは過酷な試みです(でも楽しいのも事実)。そしてこの企画ももう2ヶ月が経ち、季節も巡り、真冬から初夏の陽気となりました。今週の裸足への危機は冷たさではなく、この都市を覆う石畳の表面が熱せられてしまうのではないかということ…。
はてさて、あつさ対策は? 神村さんの作戦は如何に! 乞うご期待なのです!
こばやしはるお(アーティスト・blanClassディレクター)
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身体ワークショップ、街歩き|神村 恵[裏と表を合わせてみる] #2
https://peatix.com/event/3872578/view
横浜の街を裸足で歩いてみます。タイル、アスファルト、土、芝生、コンクリートなど、横浜の街では、近い距離の中に様々な地面・表面が現れます。靴を履いていると感知しづらい表面の異なる質感を、剥き出しになった足で感じながら歩きます。いくつかのポイントでは、歩き以外のワークも行います。
東洋医学では、足裏には全身の縮図があるとも言われます。全身である足裏で踏んだ足元の地面にも、世界全体(のようなもの)を見つけることはできるでしょうか。
怪我や事故などないよう、安全面には最大限配慮しますが、自己責任でご参加ください。雨天の場合は、靴を履いて歩く可能性があります。
日程:2024年5月18日(土)
集合 14:00 出発 14:30[60〜80分程度]
定員:15名 料金:¥1,000
受付・集合場所:BankART Station
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://peatix.com/event/3872578/view
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神村 恵 KAMIMURA Megumi
振付家・ダンサー
2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で発表を行う。場所との応答関係で動かされる身体に関心を持ち、2022年、東京都国分寺市にてスタジオ「ユングラ」の運営を開始。2021年度より、セゾンフェローⅡ。
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
これからLive Artツアー日程↓
5/25(土)今井しほか+大石一貴 #2
6/1(土)大東 忍 #2
6/8(土) 佐々木文美 #2
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【同時開催】身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト
2024年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。会場では展示と販売をしています。
今瀬風韻[下地職人] 加藤修央[漆作家] 久保田啓介[木工] 小西紋野[蒔絵師] 高畑圭介[革職人] 萩のゆき[デザイナー] YUKAKU 諸石優子・諸石健太郎[漆職人] 山岸優羽[沈金師] 山田睦美[珠洲焼作家] 横山美穂[漆作家]
コーディネート:加藤修央
展示デザイン:ヤング荘(津山勇 北風総貴 安野洋佑 松岡未来)
会場:BankART Station (BankART Life7、blanClassブース内)
企画:blanClass
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]
5/11 [土] 大東 忍[例えば灯台になること]#1 |寄稿:神村 恵

3/23から毎週土曜におこなっている「身ひとつで生きる」ライブアートツアーも、後半戦に差し掛かってきました。
今週末5/11は、大東忍さんによる「例えば灯台になること」です。
横浜の夜景の中で「灯台」になった大東さんを見つけに、用意されたテキストを同伴者として街を歩いてみるツアーです。
灯台は、暗闇で光を発することで、船が進むべき方向や避けるべき方向を知らせます。
光ることで自らに注目を集めるのではなく、あくまでその光を起点として、他の場所や進路を指し示す存在です。
止まっている風景の中に方向性や順序を与えるのは、見る側の動く身体や視点です。
灯台を目印に、知らない街の中でどういう自分の進路を見つけられるのか、ぜひ足を踏み出しに来てください。
かみむらめぐみ(振付家・ダンサー)
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公開実践|大東 忍[例えば灯台になること] #1
https://peatix.com/event/3872577/view
例えば灯台になることで、この身体が風景になることについて考える。
赤灯台と白灯台が、かつてはこの港を見守っていたそうです。現代的でドラマチックでありながら、歴史の生き証人のような横浜の夜景のなかで、わたしも光をまとって灯台になってみようと思います。
灯台のビューポイントを記したものを、ハンドアウトとして差し上げます。標(しるべ)になってこそ灯台だと思うので、よければお越しください。
ハンドアウトには横浜や、それ以外の通り過ぎてきた風景にについての散文をまとめてみました。好きなタイミングで読んでいただいて、テキストが「身体が風景になること」について思いをめぐらせるお供になればと思います。
※5月11日と6月1日では異なるビューポイント・実践場所で、公開実践をおこないます。
日程:2024年5月11日(土)(2回目:6月1日)
18:00ー20:00 受付でハンドアウトをお渡しします。
19:00ー21:00 作家が灯台になっています。この時間のあいだにビューポイントまでお越しください。
定員:制限なし 料金:¥1,000 (リピーター割引あり)
受付・集合場所:BankART Station
歩行時間:5月11日:最短15分、おすすめルート30分 / 6月1日:未定
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約↓
5/11 https://peatix.com/event/3872577/view
6/1 https://peatix.com/event/3872581/view
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大東 忍 Shinobu DAITO
美術作家
1993年生まれ。風景から人の営みを読み取るために歩く・踊る・描く実践をおこなっている。近年の活動に「VOCA展 現代美術の展望 — 平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2024)、個展「TOKAS-Emerging 2023『風景を踏みならす』」(TOKAS Hongo、東京、2023)など。
https://daitoshinobu.wixsite.com/shinobu-daito
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
これからLive Artツアー日程↓
5/18(土)神村 恵 #2
5/25(土)今井しほか+大石一貴 #2
6/1(土)大東 忍 #2
6/8(土) 佐々木文美 #2
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【同時開催】身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト
2024年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。会場では展示と販売をしています。
今瀬風韻[下地職人] 加藤修央[漆作家] 久保田啓介[木工] 小西紋野[蒔絵師] 高畑圭介[革職人] 萩のゆき[デザイナー] YUKAKU 諸石優子・諸石健太郎[漆職人] 山岸優羽[沈金師] 山田睦美[珠洲焼作家] 横山美穂[漆作家]
コーディネート:加藤修央
展示デザイン:ヤング荘(津山勇 北風総貴 安野洋佑 松岡未来)
会場:BankART Station (BankART Life7、blanClassブース内)
企画:blanClass
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]
5/5(日)トークイベント「身ひとつと、ひとりひとりの明日の話」

「身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト」は、2024 年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。
現在開催されている「現在開催中のBankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」に出張参加中しているblanClass +神村恵「身ひとつで生きる」ブースの一角に急遽立ち上がりました。
会場では10 組のクラフトアーティストの作品展示と販売をしておりますが、この度、5 月5 日(日)、その参加作家から5 名の作家とのトークイベント「身ひとつと、ひとりひとりの明日の話」を開催します。
それぞれの被災体験や、それをきっかけに、変化はあったのか? これからの活動への不安や期待することなどをお聞きすることで、この応援プロジェクトを知っていただく機会を作りたいと企画しました。
「身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト」に参加しているメンバーは、これまでの伝統工芸が持つイメージから、より身近な生活者の視線で現在のライフスタイルに相応しいかたちを模索してきた作家たちです。
加藤くんはBゼミ出身の漆芸家、これまでにも自身の制作の傍、個人でアートクラフトやライフスタイルを模索するクラフトアーティストたちとつながりを作りながら展示などを試みてきました。遠くからなんとなくそんな彼の動きを傍観していたこともあり、また日本中に起こりつつあるアートクラフトの現在進行形の潮流を察してもいたこともあり、なかなか協働できなかったことへの後悔もあって、彼に作家のコーディネートもお願いしました。
展示やサインなどのデザインを担当したのは、やはりメンバー中3人がBゼミ出身のヤング荘。(ヤング荘は現在4人組のアーティストユニット)加藤くんとは同時期にBゼミに在籍をしていたこともあり、助っ人をお願いしました。
私は長年美術教育の周辺に携わってきましたが、この何十年かの間、美術を学んだ後、世界中に散らばって、クラフトやフォークアートを表現の方法として抱えて活動している多くの人たちのことが、ずっと気になりながら、現代美術とは畑違いということもあって、なかなかコミット出来ずにいたことも、今回の応援プロジェクトへの動機になっているかもしれません。
ぜひ、この機会にトークへの参加、あるいは展示を見にきてください。そしてできれば彼ら彼女らの作品をお手に取ってみてください。
よろしくお願いします。
こばやしはるお(アーティスト・blanClassディレクター)
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トークイベント「身ひとつと、ひとりひとりの明日の話」
パネラー:今瀬風韻、加藤修央、高畑圭介、萩のゆき、山田睦美
進行:小林晴夫(blanClass)
日程:2024 年 5 月5 日(日)19:00-21:00
参加費:ワンドリンクオーダー制(別途BankART Life7 のパスポートが必要になります)
会場:BankART Station(BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」展内)
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
主催:BankART 1929
企画:blanClass
お問合せ:event@bankart1929.com
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
【同時開催】身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト
2024年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。会場では展示と販売をしています。
今瀬風韻[下地職人] 加藤修央[漆作家] 久保田啓介[木工] 小西紋野[蒔絵師] 高畑圭介[革職人] 萩のゆき[デザイナー] YUKAKU 諸石優子・諸石健太郎[漆職人] 山岸優羽[沈金師] 山田睦美[珠洲焼作家] 横山美穂[漆作家]
コーディネート:加藤修央
展示デザイン:ヤング荘(津山勇 北風総貴 安野洋佑 松岡未来)
会場:BankART Station (BankART Life7、blanClassブース内)
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]
5/4(土)ミルク倉庫+ココナッツ[配牌(パイズ)ダービー]#2|寄稿:神村 恵
今週5/4のライブツアーは、ミルク倉庫+ココナッツ「配牌ダービー」の2回目です。
ミルココメンバーがお題をそれぞれ解釈して、街に繰り出し、路上で見つけたものを使って作品を作ります。参加者は、その結果を予想し、作品の評価基準を話し合い、順位を決めます。
通常の「ダービー」は、早く走った馬が勝つというシンプルなルールです。観客は、「スピード」という評価基準に全てを託し、いずれかの馬に賭けることでそのスリルを楽しみます。それに比べると「配牌ダービー」では、審判役でもある参加者の仕事量は、だいぶ多くなります。
沖縄には、戦前まで「ンマハラシー」と呼ばれる琉球競馬があったそうです。これは速さを競うものではなく、走りの美しさを競うもので、順位も審判が判定していたそうです。
速さという物差しは分かりやすく、レースの結果は誰の目にも明らかですが、「美しさ」となると、話はだいぶ複雑になります。どちらかというと「配牌ダービー」は、こっちの競馬の方に近いのかもしれません。
ただしさらに複雑かつ胡散臭いのは、作られた作品を測る基準が「美しさ」であるかどうかさえ不明なこと。作品の「良さ」をそもそも比べられるのか疑わしくなったり、人の意見や情に左右されたり、何となく分かった気になったり、自分の足場がいかに簡単に揺らぐかを試される場でもあります。ぜひ複数回のご参加をお勧めします。
かみむらめぐみ(振付家・ダンサー)
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参加型イベント|ミルク倉庫+ココナッツ[配牌(パイズ)ダービー]
https://peatix.com/event/3872575/view
「都市」は、機能を持つ建築物の集合で、これらをつなぐ配管や電線、効率的な交通網で構成される。「ゲーム」もまた様々なプレイ要素の集合で、これらをつなぐプログラムや効果的なグラフィクスで構成される。そして双方、出来事の集合(経験)により、それ自身が更新される(ように感じる)。
しかし、ゲームが均質な空間において構築される一方、都市は複雑な大地に構築され、さらにこの大地は常に揺れ動く。
多くの「MMORPG」(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)が、あらかじめお膳立されたプレイ空間へ、複数のプレイヤーを招き入れるものだとすれば、複数のプレイヤーの揺れ動く無意識こそ基底とした、ある種の自然都市的な場に成立するゲーム、というものが考えられるかもしれない。
揺れ動く大地を、揺れ動く人々の無意識で代用する――ゲームにとっての可能性の大地は、この群れを成した烏合の衆にこそある。
日程:2024年5月4日(土)
参加者(プレイヤー) 集合時間: 11:00 / 13:30 / 16:00 / 18:30 [各回 90 分予定]
定員:各回6名程度 料金:¥1,000 (リピーター割引あり)
観客参加(オーディエンス) 随時入退場自由 無料〜
受付・集合場所:BankART Station
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://peatix.com/event/3872575/view
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ミルク倉庫+ココナッツ mirukusouko (Milk Warehouse) + The Coconuts
アーティスト・コレクティブ
2009年結成のミルク倉庫に、アーティストユニット、ココナッツが加わりミルク倉庫+ココナッツとなる。さらに本年(2024)、大久保ありを迎え現在6名で活動。「よろず屋」的に異分野やスキルセットを組合せ制作する。主な展示に「国際芸術祭あいち2022」(愛知芸術文化センター、愛知、2022)など。
メンバー:宮崎直孝、松本直樹、西浜琢磨、田中丸善一、大久保あり、瀧口博昭
Member: MIYAZAKI Naotaka, MATSUMOTO Naoki, NISHIHAMA Takuma, TANAKAMARU Zenichi, OOKUBO Ari, TAKIGUCHI Hiroaki
http://www.milksouko.com/
X(twitter):@mir_coco
instagram:@mir_coco7
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blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」@BankART Life7
https://blanclass.com/bankart-life7/
blanClassがBankART Life7(ヨコトリの連携プログラム)に出張参加します。BankART Stationの展示にも参加しますが、2019年の休業以来、久しぶりにblanClassのLive Artが復活します。今回のLive Artはツアー型。共同ディレクションに振付家でダンサーの神村恵を迎え、6組のアーティストと一緒に「身ひとつ」をキーワードに、都市を巡るイベントを開催します。その様子は、随時BankART StationでのArchive展示に反映します。
Archive 展示
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」の入口付近にblanClassのブースを設置、ブース内ではLive Artツアーの アーカイブのほかに「奥能登アートクラフト」の展示 +shopも併設します。
会場: BankART Station 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
展示期間: 2024年3月15日(金)〜6月9日(日)11:00〜19:00
休館日: 木曜日[4/4、5/2、6/6を除く]
料金:BankART Life7パスポート 一般 ¥1,000/高校生以下 無料(ヨコトリとのセット券もあります)
Live Artツアー
集合場所:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目1 新高島駅 B1F
日程:毎週土曜日(3月23日〜6月8日)全12回
料金:1,000円
参加費のほかにBankART Life7パスポートが必要です。
イベントへの参加にはご予約が必要です。
予約:https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/
お問合せ:event@bankart1929.com
これからのLive Artツアー日程↓
5/11(土)大東 忍 #1
5/18(土)神村 恵 #2
5/25(土)今井しほか+大石一貴 #2
6/1(土)大東 忍 #2
6/8(土) 佐々木文美 #2
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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
2024年3月15日[金]〜6月9日[日]