BBQ

2010年5月1日(土)
ゴールデンウィーク BBQ パーティーBBQスタート:13:00〜
パフォーマンス スタート:18:00〜

ゲスト:ともの、Bot-tom Boy and THE SERVICE、Pmeet

入場料:大人1,500円/学生1,300円
http://blanclass.com/_night/archives/795


 2002年くらいから、個人的にキャンプとかバーベキュー、特にダッジオーブン料理にはまり、+nightをはじめる前から年に1〜2回は前庭でバーベキュー・パーティーをしていた。夏の暑い盛りや真冬のバーベキューもなかなか良いものだが、万人受けするものではない。やっぱりゴールデンウイークあたりが一番バーベキューに相応しい季節かもしれない。5月らしい晴天を願ってはいるが、このところの不安定な天候が不安材料だ。でも、雨天でも決行します(室内とベランダを使って)。
 午後1:00スタートにBBQをスタートして、BBQを楽しんだあとは、夜(18:00〜)から、例のごとく恒例のパフォーマンス・パーティーになだれ込む。スペシャルゲストは、ともの、Bot-tom Boy and THE SERVICE(高橋永二郎)、Pmeet(大町 碧+サトウトシ子)の3組。それぞれblanClass2度目の登場だ。
 とものというのがアーティストネーム、2008年より本格的な詩作と朗読をはじめた詩人である。前回は[おしるこナイト](2010年1月9日)に「悉く個人的なモダニズムポストモダニズムのあいだ」というタイトルで、新作旧作を交えた自身の詩と、既存の詩、それにプラスして研究対象である昭和初期の東京の文化論を朗読、プロジェクションされた図像や文字と相まって、今や昔、私事や公のものが錯綜しながら淡々と進行するパフォーマンスを展開した。今回も前回同様プロジェクション画像との競演で「1秒が100字に変わるとき/100メートルが1字に満たないとき」というタイトルでパフォーマンスをする。
 Bot-tom Boy and THE SERVICEの高橋永二郎はTheater Company ARICAの「TSUKAI(2009)」のための舞台装置としてテクスト表示器(電光掲示板)を制作したのだが、同時に音楽担当としてライブ演奏も手がけている。前回の+night(2009年12月19日)のパフォーマンスでは、そのテクスト表示器に自作の詩をプログラミングしなおして、自身の演奏するギターとのセッションであった。Bot-tom Boy and THE SERVICEは今後もメンバーが増殖していくと聞いているが、1回目のコラボレーターが、その電光掲示板だったというわけだ。「ときに不自由な言語と芸術の〈かたち〉を問う」というのがBot-tom Boyの出発点、今回のタイトルも気が利いていて、「リンス・イン・シャンプーは泡立たない。2つの事は、はたして同時に出来るのか?」だ。
 Pmeetは、2009年から超ローテク実写アニメーション作品「毛運動(ケ・モーション)」を制作発表することで活動をスタートした、東京綜合写真専門学校出身の新進映像作家ユニット。そのなんとも言えないユーモラスな作風は、2009年、横浜国際映画祭CREAM公募展「うちにもってかえろう!アンデパンダン展」(BankART1929)でも、惜しくも受賞は逃したものの物議を醸したと聞く。前回の+nightはステューデントナイトに参加、「毛運動シアター」という「毛運動(ケ・モーション)」の続編アニメーションを発表した。最近、blanClassに来ては、2人で、あーでもないこーでもないと話し合いながら制作と練習をしているのだが、どうも人形劇のような映像作品のような、また新たな試みに挑戦するようだ。



こばやしはるお