往復写真+書簡 #12(波多野康介)

原田さん

こんにちは。
大分・熊本では昨夜からの梅雨の豪雨で川が氾濫し、土砂崩れが起き、たいへんなことになっていますね。亡くなった方や行方が分からない人も多くいるようで、気象庁は「これまでに経験したことのないような大雨」と表現し、強く警戒を呼びかけています。
これからはこのような経験したことのない自然災害(地震、豪雨、竜巻、干ばつなど)が、世界規模で増えていくのでしょうか。
「いつかある確率で起こるだろう自然災害」のリスク予測などの研究はいろいろとされているようですが、生活のレベルでできることはそういった予測や予報を受けてはじめて数日の水や食糧を準備し防災グッズを買ったりなど、万全とはほど遠く。それすら十分準備していない、、、。呆然。



コスモロジーってなんですか??宇宙観、世界観?

原田さんが窓や植物を撮ってしまうのってどういうことなのだろうと考えていますか?
モニターを撮りはじめたのと同じようなことなのかしら。撮影者が操作しなくても窓枠が既にフレーミングしている、
ごちゃごちゃっとした植物がある場所なんかははどう撮っても画になりそうだし、情報量は結構多いですよね。
できるだけ原田さん自身の撮影時の癖などが反映しないようしていたりとか、意図しないものが入り込みやすい状況を作ってるってことなのかな?
教えてください!


それではまた。

波多野康介(2012年7月12日)

*写真は昨年10月に宮城県牡鹿半島を訪れたときのもの。