6月23日(土)武藤大祐[介入としての振付――ポストコロニアル振付理論とその実践]

今週土曜日のLive Artは武藤大祐が初登場!!


武藤さんは以前、blanClassでは2014年、岸井大輔企画の月イチセッション「アジアで上演する」にトークのゲストとして、また同企画の上演回でパフォーマンスもしていただいている。


何度かお呼びしたいと思っていたのだが、今回思い切って声をかけたのは、今年2月に行った、けのび+ホエールズの公演にお客さんとしてみえた武藤さんが、終演後、「やってみたいことを思いついた」とつぶやいていたのが耳に残ったから…。


先日放送室の収録中に、その日思いついた内容と今回のイベントとは、つながっているのですか? と改めて伺ったところ、武藤さんはその日何を思いついたのか覚えていない…、覚えてはいないけれど、ここ5年ぐらいずっと抱えている独自の「ポストコロニアル振付理論」に関係のあることだったろうから、きっとつながっているはずということだった。


ヨーロッパで生まれた舞踊と近代に高度に形式化していく中で、モダンダンス(コンテンポラリーダンス)は、未だにその勢いが衰える様子もなく、様々な国に移植されていくが、そのダンスはその国々の現実の文化とどれほど深く結びついているのだろうか? 例えば10年前ぐらいに武藤氏が足繁く通って鑑賞した東南アジアのダンスの観客の多くはヨーロッパの人々だった。そこで感じた違和感から、考察してきた武藤大祐による「ポストコロニアル振付理論」。


レクチャー+ワークショップ+ちょっとした実践


というのが当日の流れ。武藤さんの「ポストコロニアル振付理論」を体感しましょう。


いつもよりも早め、15時スタートです。要予約ですので、ご注意を!! 当日のご予約も受け付けますので、よろしくお願いします。


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【blanClass放送室】

放送室では、6/23のゲスト武藤大祐さんとハングアウトでお話をしました。武藤さんが「ポストコロニアル振付理論」を考察した経緯などをサクッと話していただきました。こちらもぜひご覧ください。



2018/6/17/武藤大祐/ blanClass放送室



こばやしはるお


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レクチャー+ワークショップ|武藤大祐[介入としての振付――ポストコロニアル振付理論とその実践]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20180623/
https://www.facebook.com/events/819399064921428/


「振付(choreography)」の論理とその多様性を歴史的に概観した上で、そのポストコロニアルなあり方を実践的に考える。まず振付とは「人を動かすこと」である。しかし誰しも常に既に動いている。つまり振付は現に遂行されている他の振付への介入である。


日程:2018年6月23日(土)15:00(2時間半〜3時間)
入場料:1,500円(ドリンク別・要予約)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

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アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈件名〉[武藤大祐ワークショップ]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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武藤 大祐 Daisuke MUTO

  • ダンス批評家、群馬県立女子大学文学部准教授、振付家。共著『Choreography and Corporeality』(2016年)、『バレエとダンスの歴史』(2012年)、論文「舞踊の生態系に分け入る――ショーネッド・ヒューズと柿内沢鹿踊」(2018年)、作品『来る、きっと来る』(2013年)など。

https://twitter.com/muto_daisuke
https://gpwu.academia.edu/DaisukeMuto