10月13日(土)関川航平[燃素説(仮)]


今週土曜日のLive Artは、関川航平さんが2度目(昨年の「引込線2017」出張時の出演を入れると3度目)の登場。


前回の出演、関川航平[終わり方について話し合う] (2015/04/04)でも、参加者の皆さんと一緒にお話をしながら意見を交換していくイベントだったのだが、今回のイベントもディスカッションをする。

テーマは「燃素説」。燃焼という現象が酸素が引き起こしていることを知る前には、「燃素」という物質によって引き起こされていると広く信じられていたということを発端に、話を進めていくということ。


彼はいろいろな形で、作品を制作したり、発表をしてきたが、作品がどのように着地していくかということ以上に、どのように思考を繰り広げていくのか、ということの方に重心を置いて展開をしている。


その表れとして、ここ数年の関川作品は、考えるということ、行為すること、が同時に行われているようなパフォーマンスの発表が続いていた。


しかし、先日放送室の折、お話をしていたら、やはり、その考えることと表現することを同時にするということに、それでは「殴ってみたら、こうなった」みたいな「危なっかしさ」も感じ始めているようで、それならば、どうやって、周知していないようなことを考え始めることができるのか、またそれをどのように整理していくことができるのか? というようなことを悩んでいるのだというのだ。


というわけで、今回のディスカッションはそのような、そもそもみんなはどうやって思考しているのかを、素朴なところから聞いてみたいというイベント。


あるトピックを前に考え始めるというよりも、あらかじめ手がかりを用意しないで考え始めるということなのか? あるいは何かしらの行為や実験をする中で徐々に思考を進めていくということなのか? きっともっと色々違った思考の仕方があるはず。


ぜひそのあたりのことを一緒に考えてみましょう。




【blanClass放送室】
10/13(土)のゲスト、関川航平さんと「燃素説から酸素説」について、ひいては「考えるということ」についてお話をしました。



2018/10/05/関川航平/blanClass放送室


こばやしはるお


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ディスカッション関川航平[燃素説(仮)]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181013/
https://www.facebook.com/events/384023262126094/


燃素説を題材にして参加者といっしょにディスカッションが出来ればと思います。


日程:2018年10月13日(土)
開場:18:30 開演:19:00
入場料:1,600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

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関川 航平 Kohei SEKIGAWA

  • 1990年生まれ。パフォーマンスやインスタレーション、イラストレーションなどさまざまな手法で作品における意味の伝達について考察する。

http://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works