10月19日(金)comos-tv[studies #5]について|青山真也


同時代のアートに関わるさまざまな人々が番組の内容や構成を手がけるアート専門のインターネット放送局 comos-tv の[studies]シリーズ。


毎月ひとつのテーマのもと、参加者とともにディスカッションをおこないます。


今回のテーマは「労働」


前回のイベント中、参加者から“The Cleaners ‒ Im Schatten der Netzwelt”(清掃人たち―ネットの世界の影で)https://www.daserste.de/information/reportage-dokumentation/dokus/videos/xl-vorschau-im-schatten-der-netzwelt-the-cleaners-video-100.html
というドイツのドキュメンタリー映画の話題がでました。


facebooktwitterSNS内でのヘイトスピーチやポルノなどの違法な投稿を監視し削除する仕事に関する作品で、その仕事は東南アジア地域に委託され低賃金で行われており、監視をするのは生身の人間でどのような投稿でも直視せねばならず強いストレスから自殺者もでている状況です。


かつて低賃金・単純労働の中でも劣悪な条件のものは3K労働(汚い・きつい・危険)と呼ばれていましたが、昨今ではIT業界の就労状況の悪さも加わり、新3K労働や6K労働とも呼ばれるようになりました。この「ネット清掃人」も危険なものや汚いものを直視するきつい(3K)仕事ですが、政治、歴史、表現の文脈を汲み取った上で違法性を判断することは(マニュアルがある仕事であっても)けして単純とは呼べない仕事です。時代の変化とともに3K労働と呼ばれるものの内容が変わってきていることが伺えます。


日本で3K労働や単純労働について考えた時に外せないのが外国人労働者でしょう。現在、日本政府は「移民政策はとらない」と前置きした上で外国人労働者の受け入れ拡大策を進めています。移民が十分に生活できる制度を作らないまま、 2025年までに50万人もの外国人労働者を、技術実習制度のもとに日本人の働き手が不足する労働現場に就労させようとしている現状があります。

前回のセッションでは、3K労働や移民労働の話をしましたが、今回の月イチセッションではもう少し間口を広げ「労働」というテーマを設定し、ディスカッションを行います。


あおやましんや


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月イチセッション
comos-tv[studies #5]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181019/
https://www.facebook.com/events/2143701445642338/


同時代のアートに関わるさまざまな人々が番組の内容や構成を手がけるアート専門のインターネット放送局 comos-tv の[studies]シリーズ。


毎月ひとつのテーマのもと、参加者とともにディスカッションをおこないます。


今回のテーマは「労働」


comos-tv ディレクター:青山真也/粟田大輔/井上文雄/原田 晋/藤井 光/水田紗弥子(skypeでの参加も有)


日時:2018年10月19日(金)
19:00−22:00(開場:18:30)
参加費:1,000円
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈件名〉comos-tv[studies]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉
info@blanclass.com

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