11月18日(日)荒木 悠[【緊急開催!】第伍回次世代藝術大賞攻略会議(前編)]


今週日曜日は【緊急開催!】の荒木悠による策戦会議。


物々しい感じもしますが、荒木悠さんがFuture Generation Art Prizeという最終候補に選ばれたそうで、優勝賞金$100,000獲得のために、その攻略方法を探るための会議ということらしい。


Future Generation Art Prizeという賞があることを知らなかったけれど、ホームページを覗いてみたら、賞金だけでなく、ヴェネツィアでのショーなども待っているらしく、なんかすごい。
https://futuregenerationartprize.org/jp


今回の会議は(前編)となっているので、今後(後編)もあるということ? 審査の行方をみんなで見守りたいところ。
イベント自体は、半分本気、半分冗談といった、荒木くんらしいイベントになると思われますので、ぜひお気軽にご参加ください。


ただし、当日話す内容は門外不出です。写真撮影も絶対にしないでください。


こばやしはるお


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策戦会議/または未来志向の呑み会荒木 悠[【緊急開催!】第伍回次世代藝術大賞攻略会議(前編)]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181118/
https://www.facebook.com/events/327479841140759/


期せずしてFuture Generation Art Prizeという大層な名前が冠された賞の最終候補に引っかかった。世界公募により5,800以上のエントリーの中から21名が選ばれ、来年2月にキエフのピンチューク・アートセンターで開催される展覧会によって最終審査が行われる。思い返せば、これまでこういった類のものとは縁がなかったので、まるで宝くじにでも当たったかのような心境だ。あんなペラ一枚にも満たない応募書類で何を基準に選ばれたのか…全くもって謎である。


既に腹は括ってある。出場権をもらったからには全力で頂きを目指すしかない。しかし、美術における賞レースというものを一体どう捉えれば良いのだろうか。わからないなりに、よほどの戦略を立てる必要がありそうだ。でも果たしてどんな…?? 不安は募る。その一方で、こんな棚から牡丹餅的な機会も滅多にないだろうから、極力思考を開いて楽しもうと思います。本イベントは、現時点での私の分析を肴に、呑みながら策戦を練ろうという趣向です。俗っ気強目です。このところご無沙汰している方もはじめましての方も、またこのアワードに興味のある若い世代の作家たちも、お気軽にご参加ください。


日程:2018年11月18日(日)
開場:15:30 開演:16:00
入場料:1.600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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荒木 悠 Yu ARAKI

  • 1985年生まれ。2018年8月末日、オランダ国立芸術アカデミーにて三ヶ月間の滞在制作を終え帰国。同年9月末日、ヴィクトル・ピンチューク財団主催による第5回フューチャー・ジェネレーション・アート・プライズのファイナリストとして選出される。

http://yuaraki.com/

11月16日(金)杉田 敦 ナノスクール[How to be tolerant:寛容になるための方法 #6]


前回のナノスクールは、「寛容になるための音楽理論的アプローチ」を行いました。音楽から寛容なるためのヒントを得ようということで、いくつかの音楽理論を参考に考えた。


1つ目はモード奏法。モード奏法はコード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏されるジャズの奏法で、1959年リリースの、マイルス・デイヴィスのアルバム「カインド・オブ・ブルー」で完成されたのだそうだ。


2つ目はポリフォニーポリフォニー は、複数の独立した声部(パート)からなる音楽のこと。ただ一つの声部しかないモノフォニーの対義語として、多声音楽を意味する。主旋律と伴奏という関係ではなく、すべての声部が対等な関係にある。(モード奏法、ポリフォニーの解説は杉田敦配布の資料より)


マイルス・デイヴィスを聴きながら、コード進行に縛られないアドリブから寛容について考える。そしてポリフォニー音楽理論である多声音楽から、寛容を考える。


モードは抱えている雑多な思いの軌道から外れたところで思考すること。ポリフォニーは雑念を雑念のまま受け入れること。


やや無理やりかもしれないが、実際にこの理論を思考の方法に取り入れてみることはできそうだ。効果があるかどうかはやってみないとわからない。


これは、思考の実験であり実践でもある。


次回も寛容になるための実践は続く、、、。


みやざわひびき


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月イチセッション
杉田 敦 ナノスクール《nano school #56》[How to be tolerant:寛容になるための方法 #6]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181116/
https://www.facebook.com/events/452768018581708/


あなたの横を、いかにも先を急いでいる男が通り抜けてゆく。肩にかけているバッグがあなたにあたる。あなたはすこしよろめいてしまう。男は気づいている。男は振り向かない。遠ざかりながら、男の舌打ちが聞こえてくる。あなたは怒りがこみ上げてくる。あなたに為すすべはない。


あなたはどうして怒ってしまったのだろう。男には先を急ぐ理由があり、あなたは少し男の行手を塞いでいたのだ。いや、男にはこれといった理由もなく、あなたは十分、身を寄せていたのだとしてもだ。あなたは怒る必要はない。あなたはあなたの貴重な人生の時間を、そんなことのために費やすべきではない。あなたはちょっとだけ肩をすくめて、なんなら、振り向いて、後ろの人と笑い合ったっていいはずだ。


数学や語学、歴史学社会学、そうしたものを学ぶのと同じように、わたしたちは寛容さを学ばなければならない。ナノ・スクールの第5期は、"How to be tolerant:寛容になるための方法"と名付けて、寛容について考えます。一年を通して、Fischli & Weissの"How to work better"のような標語を作成できたら素晴らしい。


※ナノスクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。


日程:2018年11月16日(金)18:30〜
参加費:1,500円/学生 \1,000円(要予約)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

                            • -

〈予約方法〉
ご予約は前日までにご連絡をお願いします。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉ナノスクール予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。
info@blanclass.com

                            • -

杉田 敦 Atsushi SUGITA

  • 美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『静穏の書』、『ナノ・ソート』(共に彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『inter-views』(美学出版)がある。作品に"critics coast"(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、批評タブロイド紙 "+journal" の編集、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト"Picnic"も行っている。

11月17日 シリーズSakSak #7 渡辺 志桜里[mass]

今週の土曜日11月17日はSakSak#7。
ゲストは渡辺 志桜里さんです!


渡辺さんとは、今年の夏に友人の紹介で初めて出会ったのだけれど、話をしていたらどうやら過去に彼女の作品は見たことがあったみたいで、昨年、芸大の卒展で見た、というか体験した作品がとても面白かったのを覚えていました。


その作品は、人が一人分通れるくらいのアクリル板でできた通路のような入れ物の中に、テニスボールくらいの大きさのボールが大量に入っていて、その中を人が通過するというもの。
ボール同士の隙間から手を入れようとしても見た目以上にぎゅうぎゅうしていて、かなり頑張らないと前に進めない。外で見ていたら途中で諦めて入口から出てくる人も。中に入った人が動くたびにボールでできた塊がグワグワ動いて入口と出口からボールがこぼれ落ちて、巨大な生き物が呼吸してるようにも見えた。でも出口から出てくるのは人間で、とても奇妙な光景でした。


今回は、人が何人か入れるくらいの筒状の構造物を作って、来た人にはその中に入ってもらったり、それを外から眺めたり、中で何かをしてもらうそう。具体的にはまだあまり決まっていません。


先日撮影したblanClass放送室では、作品を見る人が、逆に見られる対象に変わったり、外側から中を見ていることと中から外を見ていること、その両方を常に行き来するような状態についての関心などを話してくれました。
渡辺さんが作るのは独立した作品というよりあくまでも装置として、何かしら人が関わることで機能する遊具という方がイメージに近いかも。


1日限定の、移動式の遊具のようなものがblanClassに設置される予定で、インスタレーションとしても見ごたえのあるものになりそうです。そこでどうやって何を遊ぶか、とりあえず出たり入ったり眺めたりしながらゼロから考えてみましょう。


のもとなおき


【blanClass放送室】
今週土曜日、SakSak#7ゲストの渡辺 志桜里さんと放送室を収録しました。アトリエで製作中の渡辺さんと、当日ブランクラスに設置される予定の装置?の中でいろいろおしゃべりしました。



2018/11/15/渡辺 志桜里/blanClass放送室


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★シリーズ SakSak #7
実験/ワークショップ|渡辺志桜里[mass]

blanClassイベントページ http://blanclass.com/japanese/schedule/20181117/
facebookイベントッページ https://www.facebook.com/events/490826254659816/


監視のシステムや隔離された集団が引き起こす状況そして倫理についてそしてそれにまつわる犯罪や権力、欲望、監視について。そのともすればすぐに逆転してしまう二つの関係の境界線について。連綿と続くかのように感じられる歴史、時間、出来事の数々。そうしたものを元に今回ワークショップを行いたいと思います。(渡辺 志桜里)


出演:渡辺志桜里/企画:野本直輝

日程:2018年11月17日(土)
開場:18:30 開演:19:00
入場料:1.600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16


渡辺 志桜里 Shiori WATANABE
1984年東京生まれ。2017年東京芸術大学大学院修了。2016年茨城県北芸術祭出品、
個展として、2017年「sleeping pool」、2018年「sweet doughnut」「東京の桜」など。主な受賞歴に2015年「東洋文庫賞」、「東京都知事賞」2016年「AACアートコンペ最優秀賞」受賞。
HP:https://www.shiori-watanabe-artworks.com

シリーズSakSakについて
SakSakでは、誰かが発する表現を手掛かりに、その先を一緒に考えながら、その思考を交換することができる場の可能性を模索します。そのために取り敢えず、粗くてもろい、隙間だらけの場を想像してみる。(野本直輝)
https://saksak.localinfo.jp
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11月10日(土)・11日(日)blanClass×CSLABゼミ[これからのシェアについて|あらぬ方向へ網を投げる]

今週土曜日のLive ArtはblanClass×CSLABゼミ(2018)のメンバーが登場。


blanClass×CSLABゼミは、2014年度からCSLABでblanClassと共同で、できる限り参加者が向かう方向へ転がるように心がけて運営を進めてきたゼミ。大学内で行っているものの、単位などとは無縁の自由参加のゼミのの上に自主性を重んじているので、運営は難しいところがあるのだが、CSLABの管理人の小山さんと一緒に好きにやっているゼミなので、面白がってやってきた。


1回目は[漂流する生活]というタイトルで2015年の2月にblanClassで、「衣・食・住」をテーマにほぼ1週間泊まり込み状態で、開催しました。その後も、2回目が「めんどうくさいということについて」、3回目が「ものをめぐる物語について」、4回目が「つながりにくいところを探して、つなげてみる」と、東京造形大学の学生だけでなく、多摩美など外部からの参加もあり、いろいろとその場その場で思いつく方向に展開をさせながら思考の実験をしてきた。


そして今年が5回目にして、久々にblanClassでの発表を前提に展開してきた。今回のテーマは「これからのシェアについて」。
http://ur0.biz/NgLD


副題に「あらぬ方向へ網を投げる」とついているが、ゼミのなかでみんなとディスカッションしたことを踏まえ、それぞれの参加者たちが日頃の制作や共同作業などで考えていたり、悩んでいたことなど、それぞれの問題も踏まえながら、「誰となにをシェアするのか?」をそれぞれがパフォーマティブに展開していく予定。


ちなみに初年度のCSLAB管理人は坂本悠さん。5回目の今回のゼミになぜか奇跡的に合流したので、その辺も見どころかな?


11月10日(土)・11日(日)と、2日間連続イベントになっていて、土曜日は13:00-21:00で、日曜日が13:00-18:00と変則的なスケジュールなので、ご注意ください。また土曜日には夕食会を、日曜日には午後にお茶会が予定されています。それ以外にも、随時何かしらのパフォーマンスや参加型のイベントもある予定。詳細は決まり次第、facebookTwitterなどで告知します。


11月はとてもい良い気候です。散歩がてらにぜひお立ち寄りください。



こばやしはるお


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【blanClass放送室】
CSALABで行っているblanClass×CSLABゼミの際に放送室を収録。今週末(11/10-11)のイベントでそれぞれやることをワイワイ話しました。前半と後半があるので、最後までご覧ください。



2018/10/30/blanClass×CSLABゼミ/blanClass放送室


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シェアリングblanClass×CSLABゼミ[これからのシェアについて|あらぬ方向へ網を投げる]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181110/
https://www.facebook.com/events/310467179747881/


「シェア」という言葉のもとに、様々なものごとを共有するための場や仕組みが試みられている。いろいろな枠組の間を新しく繋ぐことでシェアは実現される。
改めて考えると、そもそも自分が何を持っていて誰と共有することができるのか。自分が共有したいものを相手も望んでいるとは限らない。とはいえ捨てたり見たりうろうろしている間に、シェアできることが実はたくさんあって、見落としているかもしれない。
blanClass×CSLABゼミの成果発表として、ブランクラスでそれぞれが何かしらシェアを試みます。


参加:遠藤萌夏 Moeka ENDO/川上元哉 Motoya KAWAKAMI/小山友也 Yuya KOYAMA/坂本 悠 Yu SAKAMOTO/沢辺啓太朗 Keitaro SAWABE/島田すみれ Sumire SHIMADA/スダタカヤ Takaya SUDA/スヒョン Suhyun BAE/綱川知里 Chisato TSUNAKAWA And more….


日程:2018年11月10日(土)・11日(日)
時間:10日(土)13:00-21:00 プデチゲ 19:00〜
11日(日)13:00-18:00 ティータイム 15:00〜
入場料:学生:500円/1,000円(ドリンク別)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

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CSLAB(学生自主創造センター)

  • CSLABは、学生たちが自ら学ぶ事を捉え直し、実践するための場です。 2011年から、東京造形大学の中の「もう一つの大学」として学生が中心となって、これまでに無い授業を行ったり、シンポジウムやワークショップ、作品展示やパフォーマンスを行うなど、領域を超えて自由な発想で活動し、自分たちの望む教育を大学に提案してゆきます。企画、運営は学生が行います。 CSLABはみなさんの参加をお待ちしています。興味のある人は是非ミーティングに参加してください。共に刺激的な場所を作り出していきましょう。

11月4日(日)CAMP[blanClass農園化計画 #7]


今週日曜日は2ヶ月ぶりの農作業「blanClass農園化計画」第7弾です。


9月30日から10月1日に横浜も通過した台風24号の影響で、blanClass農園の夏野菜たちは一瞬にして、葉っぱを失いました。最初は何が起こったかわからなかったのですが、塩害が原因だったみたいです。


といったわけで、夏野菜もすっかり片付いてしまったので、今回の農作業は冬支度。冬どれ野菜の種まき、ナスの冬越し作業(ナスはだいぶ葉を失ったものの、健在です)、トマトなどに使っていた土の再生作業(これは来年の春に活躍する予定。


冬どれや春どれの野菜は、人参、大根、ラディッシュ、ネギ、ニンニクなどを考えていますが、思案中です。


並行して久しぶりのビールづくりもします。今回仕込む分は、12月には飲める予定。


夜には恒例の夕食会もあります。みんなで料理をしながらワイワイやりましょう。



こばやしはるお


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農作業/パーティー
CAMP[blanClass農園化計画 #7]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181104/
https://www.facebook.com/events/2247051145572416/


blanClassを数年かけて農園にする計画の第7弾。


日時:2018年11月4日(日)10:00〜21:00 ※開場は9:30 ※途中参加/退出可
参加費:寄付制(予約不要・食材などの持ち込み歓迎)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
===
スケジュール予定
===
<A><B>
10:00〜11:00|ミーティング

<A>
11:00〜13:00|土の再生
<B>
11:00〜12:00|ビール作りの勉強
12:00〜13:00|昼食の準備

<A><B>
13:00〜14:00|昼食

<A>
14:00〜18:00|茄子の冬越し、作物の種蒔き

<B>
14:00〜16:00|ビール作り
16:00〜18:00|夕食の準備

<A><B>
18:00〜21:00|夕食

                            • -

CAMP

  • CAMPは同時代のアートを考えることを目的としています。アーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生などと関わりながら、トークイベントや展覧会、パーティーなどを主に東京で開催しています。

http://ca-mp.blogspot.com/

11月3日(土)KOTOBUKI meeting + CAMP[同時代のなにか #6]


今週土曜日のLive Artは、隔月で行っているCAMPとKOTOBUKI meetingのコラボ企画[同時代のなにか #6]です。blanClassでは前回9月に行った[同時代のなにか #5]に引き続いて、2回目の開催になります。


「同時代のなにか」は〈前半〉18:00-19:30|プレゼンテーション、〈後半〉19:30-21:00|意見交換というシンプルな構成のミーティングです。


ゲストのプレゼンを前提に、初顔合わせな人々同士で、それぞれの意見を交換しながら、お互いに刺激し合うという試みです。


単純ですが、緊張感もあり、なかなか楽しい時間です。


どうぞお気軽にお越しください。


こばやしはるお


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トークセッション
KOTOBUKI meeting + CAMP[同時代のなにか #6]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181103/
https://www.facebook.com/events/780239928974283/


それぞれの活動や関心などを発表していただき、同時代のなにかについて話し合います。


ゲスト(随時更新中):菅沼朋香(アーティスト)/寺坂勇毅(写真家)/藤本ナオ子(キュレーター/学際的アーティスト)/宮原一郎(フリーランスキュレーター/選挙ライター)/山田健二(美術家)


〈前半〉18:00-19:30|プレゼンテーション
〈後半〉19:30-21:00|意見交換


日時:2018年11月3日(土)18:00〜21:00 ※開場は17:30
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181103/
定員:30人(当日先着順、予約不要) 参加費:1,000円

                            • -

菅沼 朋香 Tomoka SUGANUMA

http://suganumatomoka.com
https://motion-gallery.net/projects/new_maboroshi

                            • -

寺坂 勇毅 Yuki TERASAKA

  • 写真家。1984年愛知県生まれ。2016年ハンブルク造形芸術大学卒 (MA)。2019年3月まで横浜、黄金町のアーティストインレジデンスに滞在。主な展覧会に「Mankind」(Tap Gallery, 東京, 2018)、「Außerhalb des Bücherregals」(Fett6, ハンブルク, 2016)、「Prousts Fragebogen」(Elektrohaus, ハンブルク, 2014)、「ViennaPhotoBookFestival」(OstLicht. Gallery for Photography, ウィーン, 2013)、「ECHORAUM „Ein Raum und der hätte keine Richtung“」(Bundeskunsthalle, ボン, 2012) など。

http://www.yukiterasaka.com/

                            • -

藤本 ナオ子 Naok FUJIMOTO

  • “Small Talk Project”(Curration Collective)、”異形の愛|Geek Love”製作委員会(アーツカウンシル東京 助成)主宰。インディペンデント・キュレーター/学際的アーティスト/リサーチャー等。Royal College of Art, MA/Fine Art 修了後、様々な職域を経験し、リアルな”オトナの社会科見学”を実践中。東京工業大学大学院・科学技術振興機構JST)にて最先端ロボットの研究開発に従事。国内外のシンポジウム、万博やロボット展の企画・研究広報に携わる。その後、東京都教員、服飾文化論講師、大阪大学東京大学研究員を経て現職。特技:中国算命占星術

https://smalltalkinf.wixsite.com/stp2018

                            • -

宮原 一郎 Ichiro MIYAHARA

  • フリーランスキュレーター/選挙ライター。1983年東京都出身。琉球大学法文学部卒業後、沖縄県那覇市のアートNPO前島アートセンター事務局、武蔵野美術大学 美術館・図書館勤務等を経て現職。「宮原ジェフリー」の名前で選挙のおもしろさを伝える記事執筆、番組出演、トークイベント等を行うほか、展覧会企画も続けている。

http://www.twitlonger.com/show/n_1sqmbtv

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山田 健二 Kenji YAMADA

  • 美術家。1983年東京生まれ。東京藝術大学先端芸術表現科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科 専門研究員。東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻 卓越助教ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ ファイン・アート学科 卓越講師を経て現職。 権力や公共空間によって埋め立てられた歴史を社会に「暴露」する行為を通して市民と歴史の関係性を問う活動を続けている。主な展覧会に「侵略遺産」(大和日英基金, ロンドン, 2017)、「Rebel Cities」(央藝術館, 北京, 2017)、「ソーシャリー・エンゲージド・アート展:社会を動かすアートの新潮流」(3331アーツ千代田, 東京, 2017)、「漕港河议践」(証大朱家角藝術館, 上海, 2016)、「Smurfed remain」(チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ, ロンドン, 2016)、「BSIM(別府地熱学消化器美術館)」(platform02, 別府, 2011)、「越後妻有アートトリエンナーレ 2009」等がある。

http://yamadakenji.org

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CAMP

  • CAMPは同時代のアートを考えることを目的としています。アーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生などと関わりながら、トークイベントや展覧会、パーティーなどを主に東京で開催しています。

http://ca-mp.blogspot.com/

                            • -

KOTOBUKI meeting

  • 2017−2018の浅草地区/寿の作業場での活動を起点としたミーティングです。相互啓発の機会として、現代の社会とアートを巡る対話の機会を創出・促進します。

https://www.facebook.com/KOTOBUKImeeting/

10月26日(金)杉田 敦 ナノスクール[How to be tolerant:寛容になるための方法 #5]


今週金曜日は月イチセッション、ナノスクール。今期は「寛容になるための方法」というタイトルで、寛容さを欠いた日本の社会似合って、いかに寛容さを学び、またその実践できるか? という難題に取り組んでいる。


前回のナノスクールは、寛容になる前に、人がなぜ怒るのかを考えるために、どうやったら人を怒らせることができるのか? 「怒らせるテクニック」について参加者各人の経験談から、ディスカッションをしました。


しかし、思ったよりも人を意図的に怒らせることが難しい議題で、怒らせないようにするテクニックや我慢をするテクニックなどの方が掘り下げられた感があります。


杉田氏曰く、「みんなはもっと怒らせるが得意なんだと思っていた」そうです。


「How to be tolerant」の旗のもと、今回も何かが起こります。


途中参加も気にせず、寛容を会得したい人も、すでに会得している人も、ぜひご参加を…。



こばやしはるお


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月イチセッション
杉田 敦 ナノスクール《nano school #55》[How to be tolerant:寛容になるための方法 #5]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20181026/
https://www.facebook.com/events/443331042831155/


あなたの横を、いかにも先を急いでいる男が通り抜けてゆく。肩にかけているバッグがあなたにあたる。あなたはすこしよろめいてしまう。男は気づいている。男は振り向かない。遠ざかりながら、男の舌打ちが聞こえてくる。あなたは怒りがこみ上げてくる。あなたに為すすべはない。


あなたはどうして怒ってしまったのだろう。男には先を急ぐ理由があり、あなたは少し男の行手を塞いでいたのだ。いや、男にはこれといった理由もなく、あなたは十分、身を寄せていたのだとしてもだ。あなたは怒る必要はない。あなたはあなたの貴重な人生の時間を、そんなことのために費やすべきではない。あなたはちょっとだけ肩をすくめて、なんなら、振り向いて、後ろの人と笑い合ったっていいはずだ。


数学や英語、歴史学社会学、そうしたものを学ぶのと同じように、わたしたちは寛容さを学ばなければならない。ナノ・スクールの第5期は、"How to be tolerant:寛容になるための方法"と名付けて、寛容について考えます。一年を通して、Fischli & Weissの"How to work better"のような標語を作成できたら素晴らしい。


※ナノスクールは完全予約制となります。 参加資格は、アート、あるいはそれに関連する分野の専門家、あるいは専門家を目指す人とさせていただきます。


日程:2018年10月26日(金)18:30〜
参加費:1,500円/学生 \1,000円(要予約)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

                            • -

アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

                            • -

〈予約方法〉
ご予約は前日までにご連絡をお願いします。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉ナノスクール予約〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。
info@blanclass.com

                            • -

杉田 敦 Atsushi SUGITA

  • 美術批評。オルタナティヴ・スペース art & river bankディレクタ。女子美術大学教授。最近の著書に、『静穏の書』、『ナノ・ソート』(共に彩流社)、『アートで生きる』(美術出版社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『inter-views』(美学出版)がある。作品に"critics coast"(越後妻有アートトリエンナーレ, 2009)など、キュレーションにポルトガルの現代美術展『極小航海時代』(JAM)などがある。また、批評タブロイド紙 "+journal" の編集、アーティストの増本泰斗と、ディスカッション・プロジェクト"Picnic"も行っている。