今週金曜日の月イチセッションは岸井大輔[アジアで上演する#10]
今回はゲストに寺尾恵仁、星野 太、武藤大祐を迎えての分科会3回目。
日本、東洋の伝統や固有性に目を向けて、パフォーマティブに展開する表現が多いことを指摘し、そこに「アジア」と「上演」というキーワードを仮設して、進めてきた「アジアで上演する」シリーズだが、その二つのキーワードにも、しっくりとその現状を言い当てていないのでは? と、現状を言い当てる言葉を探す会でもあった。
今シリーズ最後の分科会に乞うご期待!!
こばやしはるお
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★月イチ・セッション
分科会3|岸井大輔[アジアで上演する#10|上演一般批評は可能か、上演の範囲がたとえば生活まで拡張される中で。]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20150605/
https://www.facebook.com/events/290367637803706/
出演:寺尾恵仁(ドイツ現代演劇研究/俳優・ドラマトゥルク)/星野太(美学/表象文化論)/武藤大祐(ダンス批評)/司会:岸井大輔(劇作家)
アジアを概念化し、西洋芸術に接ぎ木して作品製作をすることは、歴史を振り返るまでもなく、陳腐であり、かつ危険な飛躍となりやすい。しかし、それを承知の上で、アジアに新たに向かい直す芸術家が増えている。しかも、彼らは、表現形式として展示ではなく上演を志向することが多いようだ。
この現象を「アジア(とか日本とか)」「上演」という言葉を使わずに記述できる言語を獲得したいと考え、「アジアで上演する」シリーズをはじめた。
6月のテーマは「上演一般批評は可能か、上演の範囲がたとえば生活まで拡張される中で」とする。さまざまなジャンルにおける上演理論に詳しく、かつ上演が拡張される現状について関心のある研究者とともに、上演一般批評の可能性(あるいは不可能性)について議論したい。
日程:6月5日(金)19:30〜22:30
入場料:2,000円(出入り自由)
定員:30名(要予約)
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寺尾恵仁 Ehito TERAO
- 1985年生まれ。慶應義塾大学後期博士課程在籍、日本学術振興会特別研究員DC1。パフォーマンスグループ6.5/w所属俳優・ドラマトゥルク。現代演劇における俳優/表現者のパラドクシカルな存在を政治論、現象学と関連付けて研究中。これまでの上演分析対象はShe She Pop、ジェローム・ベル、ルネ・ポレシュ、三条会など。
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星野 太 Futoshi HOSHINO
- 1983年生まれ。美学/表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科特任助教、慶應義塾大学文学部非常勤講師。共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、『キュレーションの現在』(フィルムアート社、2015年)など。
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武藤大祐 Daisuke MUTO
- 1975年生まれ。ダンス批評家、振付家、群馬県立女子大学文学部准教授。20世紀のアジアを軸とするダンスのグローバル・ヒストリー、および、それをふまえたポストコロニアルな振付の理論を研究。共著『バレエとダンスの歴史』(平凡社)、論文「メッシュワークとしての振付」(『群馬県立女子大学紀要』第36号)など。振付作品に『来る、きっと来る』(2013)がある。
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岸井大輔 Daisuke KISHII
- 劇作家。1995年より、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。代表作『P』『potalive』『文(かきことば)』『東京の条件』
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〈「アジアで上演する」予約方法〉
以下の内容をイベント前日までにメールで送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉アジアで上演する予約
〈メールアドレス〉info@blanclass.com
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数