休業中の8月29日(土)に私、小林晴夫が横浜市民ギャラリーにて講演します。内容はblanClassの前身にあたる、Bゼミ(現代美術学習システム)が1968年から2003年まで毎年横浜市民ギャラリーで行っていた「Bゼミ展」についてです。
横浜市民ギャラリーは、1964年に桜木町駅前(現在のぴおシティーにあった?)から始まり、関内駅前の教育文化センターに移り、さらに昨年現在の住所に移転しました。ですから「Bゼミ展」もはじめは桜木町にあった建物で行われていました。Bゼミ展のきっかけは、当時Bゼミに関わっていた若いアーティストたちが有志で集まって、総勢100名のアーティストが参加して行われた「にっぽんかまいたち」展。翌年から展覧会名を「Bゼミ展」に改め、一年に一度行われる展覧会になったわけです。
私の記憶にもおぼろげながら最初のギャラリーの記憶があります。教文センターに移ってからの「Bゼミ展」は幼いながらも、毎年訪れましたし、1985年ぐらいからは運営を手伝う側にもなっていきましたので、内側から見ていた「Bゼミ展」の話、特にその都度、時代に鋭敏に反応し、習作的で実験的であり続けた、時々のBゼミ生たちの抱えた空気をお伝えできたらと考えています。
ご興味のある方は是非ご参加ください。予約が必要なので、横浜市民ギャラリーのサイトなどでお確かめください。
1968年「にっぽんかまいたち」展より
こばやしはるお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
協力配信 ★2015年度 教養講座ハマゼミ
小林晴夫[Bゼミ展の歴史]
http://ycag.yafjp.org/lecture_hamazemi/
1967年に現代美術の本格的な学習の場として創設された「Bゼミ」は、同時代に幅広い分野で活動を展開する作家を講師に招き、37年間にわたって画期的な教育をおこなってきました。 市民ギャラリーでは、1968年から2003年まで、毎年Bゼミ生の作品発表、イベントやシンポジウムなどがおこなわれていました。この講座では、日本の現代美術を牽引してきた作家たちが集い、数多くの実験的な試みがなされたBゼミ展の歴史を探ります。 また、Bゼミがあった場所を拠点に、2009年から多様な芸術を発信しているblanClassの活動についてご紹介します。
日時:2015年8月29日(土)19:30〜21:30 ※開場は19:00
講師:小林晴夫(blanClassディレクター・アーティスト)
対象:15歳以上
定員:50名(要申込、応募多数の場合抽選)
参加費:500円
会場:横浜市民ギャラリー4階アトリエ
〒220-0031 横浜市西区宮崎町26番地1
TEL 045-315-2828 / FAX 045-315-3033
http://ycag.yafjp.org/about/
申し込み:8月15日(土)必着
http://ycag.yafjp.org/lecture_hamazemi/hamazemi-moushikomi/
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
小林 晴夫 Haruo KOBAYASHI
- 1968年神奈川県横浜市生まれ。1992年Bゼミの運営に参加、2001-2004年まで所長を務める。2009年芸術を発信する場としてblanClassを設立、ワンナイトイベント+公開インタビュー〈Live Art〉に加え、レクチャー&トークイベントなど〈月イチ セッション〉を展開。WEB、SNSを活用し、その場で起こる作品未満の行為、発言、発信をオルタナティブに摸索する。個展「雪−snow」(2001年、ガレリエsol・東京)。グループ展「SAPアートイング東京2001」(2001年、セゾンアートプログラム・東京)など。編著に『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史 1967-2004』(2005年、BankART1929)などがある。2004年から東京綜合写真専門学校(〜2014年)、2012年から東京造形大学、2014年から女子美術大学、2015年から多摩美術大学非常勤講師。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
「ハマゼミ」は、芸術文化の各分野で活動されている方を講師にお招きし、それぞれのテーマでお話しいただく教養講座です。
http://ycag.yafjp.org/lecture_hamazemi/