土曜日は、昨年の秋から始動していた3つの週イチセッションから、その成果報告会。第1弾は平倉圭が担当したセッション。
当初より、週イチセッションはなんらかの発表を前提に、「学ぶ」、「意見を交換する」、「協働に実験をする」といった、脱教育、脱学校的な場づくりを実践するために、レクチャーでも、ワークショップでも、リサーチでも、プラクティスでも投げ込めるように「セッション」というかたちをとりました。
といっても、なにが正解なのかわかってやっているわけではなく、セッションの講師を担当してくれた平倉氏に、思いきり投げ出して、文字通りの模索をしているわけなのですが…。一貫して平倉氏が試みていたのは、きっと、考えを巡らせるための方法やツールを、より自由なものにできないかということ。だから、デッサンをしてみたり、カメラを使ってみたり、体をつかってみたり、遊びを試してみたり、そしてそこからまた言葉を手繰り寄せる。
10回のセッションは、思った以上に刺激的な場になりました。次になにが飛び出すのかわからない、そのセッションのゆくえに、果敢に挑戦し続けた参加者たちの反応が、とにかく面白いものでした。
もちろん土曜日の発表は参加者たちによるものです。このセッションを通して、発見したことを手掛かりにスタートしているものの、セッション以前に彼らがしていたことにも戻る仕草も重なるのでしょう、一概には作品や発表とは言い切れないものなりそうです。
なので、この発表のことを「projection」と呼んだらどうかな? などと考えています。
先日、平倉セッション参加者と一緒に放送室をしました。そこでもいろいろしゃべったので、そちらもご覧ください↓
2016/1/25/Kei HIRAKURA Session/blanClass Bloadcasting
こばやしはるお
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展示・パフォーマンス|週イチ平倉圭セッション[異種を折りたたむ]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20160130/
https://www.facebook.com/events/947587768660331/
週イチセッション「体の外で考える|異種の折りたたみ篇」(平倉圭)参加者による展示・パフォーマンス。人間と非人間からなる異種をひとつに折りたたむ技=アートの理論的+実践的な探求を形にし、それについて言葉で話します。
《参加者・スケジュールなど》
背景|稲場拓也
インスタレーション|小山友也[元にもどす]
パフォーマンス|佐野友美
パフォーマンス随時
パフォーマンス|田邊裕子[ものがたりの自由研究 1 『待つ』]
13:30- 1時間間隔で短編を上演(1回10分前後)
19:00- 総集編を上演(40分前後)
その他 展示常設
展示|中村ゆい[着るを記述する]
展示/詩|山本浩貴+h[つよいありんこ]
パフォーマンス|渡辺賢一郎[対から独立することで述語を失った時間はいまやきざみ、数えあげ、見おろすことなどできぬそれ自体の横溢として、迷宮そのものであると同時にシシトらそのものでもまたあった。完成された盲目は鏡を割り、自画像を燃やし、境界としての皮膚を剥いだ。]
『亜人』三宅誰男より引用 http://bccks.jp/bcck/118591/info
パフォーマンス随時
監修:平倉 圭
日程:2016年1月30日(土)
開場:13:00〜
一般:1,000円(コーヒー付)
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小山友也 Yuya KOYAMA
- 1989年生まれ。2015年東京造形大学大学院修了。コミュニケーションの中の要素をいろいろ引き出したり差し引いたりして作品を制作。また東京造形大学内にある学生が運営するスペースCSLABにスタッフとして常駐している。
主な展覧会に「鉄道芸術祭vol.5」アートエリアB1/「LEAVING ALONE SOMEBODY WHO YOU DON’T GET.」Art Center Ongoing/出張blanClass @Art Center Ongoing[手さぐりの手巻き寿司パーティー] /「Search&Destroy」東京造形大学/「出張blanClass」AAG+森田浩彰[from Student night]AIT 森美術館など。
http://koyamayuya.tumblr.com/ http://l.facebook.com/l.php?u=http%3a%2f%2fkoyamayuya.tumblr.com%2f&h=iaqe6zbit&enc=azoulzp4hywf4jgcz7hwntva2xadlzu5pykx1i7c0a_bhfsbwbxwsox1monrgvczftm&s=1
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佐野 友美 Tomomi SANO
- 1971年生まれ。大学で社会福祉を学ぶ。車椅子やストレッチャー利用の重い心身障害を持つ人達との出会いから、異種との関わりについて気になる疑問を持つ。
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田邊裕子 Hiroko TANABE
- 書物、身体、集団の三点で、ものがたりを探り究める。
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中村 ゆい Yui NAKAMURA
- 日常における「衣服を着る」行為や感覚に注目し、その記録と記述を通じて、ファッション論とは異なる角度から衣服と人との関係の在りようを提示することを目指している。声を主に用いたパフォーマーとしても不定期的に活動。
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山本浩貴+h Hiroki YAMAMOTO+h
- 1992年生。言語表現、レイアウト。「いぬのせなか座」共催。制作物に「新たな距離 大江健三郎における制作と思考」(『いぬのせなか座 1号』)、「puffer train」(第56回群像新人文学賞最終候補)、「『二百年の子供』」(『早稲田文学』6号)など。
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渡辺賢一郎 Kennichiro WATANABE
- 1973年生 会社員
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平倉 圭 HIRAKURA Kei