2月9日(土)10日(日)14日(木)15日(金) 高山玲子 [ハイツ高山]

今年もblanClassはTPAMフリンジに参加します。

そして昨年に引き続き、高山玲子さんに公演をお願いしました。

今回は、blanClassの場所・建物が持つ記憶と「ハイツ高山」という架空の記憶が入り混じったような、演劇になるようです。

 

高山さんは建物に演じてもらう、と言っていました。

建物になにかあるのでしょうか、じっと、部屋に座って考えてみましたが、どういうことだろう、よくわかりません。

こちら側の受け取り方、感じ方次第のような気もします。

そもそも、建物の演劇を見る私が、その建物の中に居るために、全体像を一度に見ることができないのです。

これは問題です。どう見ればいいのでしょうか。

 

高山さんの作品(実験)はいつも、こういう感じかな、という印象とは、なんかちょっと違う、という感じを持つのです。

印象と実際が違うなんて当たり前のようなのですが、そういうことでもないのです。 (あれ、そうなのかな?言い切った割に自信がなくなってきた)

 

今回も、建物の演劇を高山さんが少し建物の替わりに?演じたりもするようなのですが、それは単なる擬人化ではなさそうなのです。

その「あれ?なんかちょっと違うぞ。」というのがなんなのか。

今回は、公演時間が長いので、ゆっくり考えてみようと思います。

 

テキストを手に大体所要時間が40分、もちろんさっと見てもいいし、もっとゆっくり過ごしていただいて構いません。

一旦外に出て、外から見ることもできます。

是非何が行われるのか、私の知る限り初めての「建物の演劇」を体感しに来てください。


【blanClass放送室】
準備中の高山さんにお話を聞きました。


2019/1/23/ReikoTAKAYAMA/blanClass Broadcasting

 

あべしょうこ

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★TPAMフリンジ2019参加作品
インスタレーション・シアター|高山玲子[ハイツ高山]

 

場所の持つ〈記憶〉を演劇にすることは可能か。
会場となるblanClassは、1967年に設立した現代美術の私塾「Bゼミ」を前身に持つ美術の実験場である。
この場所を架空の廃アパートと仮想し、blanClassに潜在する〈記憶〉と透かし合わせ上演を試みる。
恐らくは“ゴースト”が現れるであろうこの作品の位置付けは、“ゴースト”シリーズ第2弾《ゴーストハイツ・シアター》である。

 

作・構成・出演 高山玲子
装置 新美太基
撮影・編集 前澤秀登
ドラマターグ・翻訳 中田博士
グラフィックデザイン 一野篤

日程:2019年2月9日(土)13:00-18:00
10日(日)13:00-21:00
14日(木)13:00-21:00
15日(金)13:00-18:00
所要時間:約40分(目安)
料金:一般 2,000円/TPAM登録特典:1,500円

 

予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉[ハイツ高山]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
〈アドレス〉 info@blanclass.com

 

TPAM 2019(www.tpam.or.jp/2019)に参加するblanClassのアンソロジー、Live Art & Archive Anthology #4 on TPAM Fringe 2019の中で行っています。
チケットは以下からも購入いただけます。
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=blanclass

 

高山 玲子 Reiko TAKAYAMA
美術家/俳優/体メンテナンス体操講師。主に境界線(演者/観客・あなた/わたし・あの世/この世)に注視し、これらの見えないラインを、可視化・表象することで起こりうる認識のズレなど、人の数だけ答えが違うことをみんなで面白がれるような作品制作を行なう。近年の活動は、観客自身が書き起こした“終焉の時”を上演する『ゴーストライター』、音楽家との共同による“音楽を演劇にしてみる”、映像作家との共同による“映像を演劇にしてみる”など。

https://reikotakayama.tumblr.com/

 

国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019(TPAM)
TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市」として東京で開始し、2011年より「創造都市」横浜で開催。近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
http://www.tpam.or.jp/2019