7/20(土)のゲスト藤川琢史さんと東京都現美の隣の公園でお話ししました。blanClassでの藤川作品は、行動の手前で立ち止まり考えあぐねる様をテーマに展開してきました。今回は3部作完結編? いや非完結編か?
2019/7/15/藤川琢史/blanClass放送室
2019/7/15/Takashi FUJIKAWA/blanClass Broadcasting
7/20(土)のゲスト藤川琢史さんと東京都現美の隣の公園でお話ししました。blanClassでの藤川作品は、行動の手前で立ち止まり考えあぐねる様をテーマに展開してきました。今回は3部作完結編? いや非完結編か?
2019/7/15/藤川琢史/blanClass放送室
2019/7/15/Takashi FUJIKAWA/blanClass Broadcasting
今期あは2つの放送室が上がっています。それらもぜひご覧ください。
2019/5/17/高石晃#1/blanClass放送室
2019/5/17/Akira TAKAISHI/blanClass Broadcasting
7月13日(土)のゲスト高石晃さんとの放送して第1弾! 現在、三軒茶屋のclinicで行われている高石晃個展「下降庭園」会場でお話ししました。「歴史」と「穴」について、個展の作品を中心にお聞きしました。
2019/6/27/高石 晃 #2/blanClass放送室
2019/6/27/Akira TAKAISHI #2/blanClass Broadcasting
7月13日(土)のゲスト高石晃さんとの放送室第2弾! 今回はblanClassでお話ししました。イベントの具体的なお話を伺おうと思ったのですが、どんどん美術談義になってしまいました。ちょっと長めです。
今週土曜日のLive Artは、ミルク倉庫+ココナッツが初登場。メンバーの何人かは、これまで、出演してくれたり、お料理を作ってくれたり、電気工事をしてくれたりとblanClassに関わりもあったりするのですが、ミルク倉庫+ココナッツとしてちゃんとお呼びするのは初めてのこと。
今回のイベントは展示+トーク&パフォーマンス。先日まで京都総合博物館2019年度企画展「タイムライン|時間に触れるいくつかの方法」というグループ展に出品した作品と同名のタイトル「それらはしっかりと結ばれていて、さらに離れたキャビネットに閉じ込められていますーそれでも、物は動かされ、音楽は演奏されます。」となっている。
ということなので、先日強行軍で、京都に行ってまいりました。
タイムライン 時間に触れるためのいくつかの方法 - 京都大学総合博物館
展覧会は、井田照一という作家が1962年から2006年に亡くなるまで、日課のように制作し続けた版画作品《tantra》とともに大野綾子、加藤巧、𡈽方大、ミルク倉庫+ココナッツらの作品が並置されたもの。
井田照一の《tantra》という作品も独特だが、博物館で展開される美術展というあり方も独特で、常設の博物展示と体験としてはつながっていき、結果的に展覧会がテーマとするところの、捉えがたい「時間」という概念に対する珍しい接触の機会になった。
ミルク倉庫+ココナッツの作品は2つのものが置かれた台座が5つ並んでいて、それぞれの台座の後ろには、「変化の工程」、「履歴の中抜き」、「現象の伸縮」、「物質の置換」、「未来の先取り」という表題のついたダイアグラムが貼られているとうもの。
あんまり詳しく説明していくとネタバレになりそう? と言っても、ちゃんと説明できる自信はないけれど…。一見関係の遠そうな2つのものをつなぎ合わせる図式が展開され、時間の経過で変化を遂げるものものが見せるであろう様相を想起させる仕掛け?
そして、問題のパフォーマンスですが、タイトルにある「〜音楽は演奏されます。」の部分が実践されるということのようで、「変化の工程」、「履歴の中抜き」、「現象の伸縮」、「物質の置換」、「未来の先取り」のパフォーマンスへの転換が試されるようです。
今回のblanClassの展示では、その京都での展示が再現されるので、京都には行けなかったという人はぜひ遊びに来てください。
こばやしはるお
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【blanClass放送室】
7/6(土) のゲスト、ミルク倉庫+ココナッツによるリハーサル中の様子です。当日は12時から展示、夜19時半から、パフォーマンスとトークが展開されます。この動画は音声なしですが、もちろん当日には全てが明らかに!! 京都大学総合博物館の「タイムライン」展をお見逃しの方も、ぜひこの機会に!!
2019/6/30/ミルク倉庫+ココナッツ/blanClass放送室
2019/6/30/mirukusouko + The Coconuts/blanClass Broadcasting
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展示+トーク&パフォーマンス|ミルク倉庫+ココナッツ[それらはしっかりと結ばれていて、さらに離れたキャビネットに閉じ込められていますーそれでも、物は動かされ、音楽は演奏されます。]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20190706/
https://www.facebook.com/events/1587033398142924/
複数の事物や事象を引き合わせ、相互に射像させることで、今まで潜んでいた関係性を暴くことを展示において試みます。
日程:2019年7月6日(土)
展示:12:00〜
トーク&パフォーマンス:19:30~
料金:1,500円(ドリンク別)/500円(展示のみ)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
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ミルク倉庫+ココナッツ mirukusouko + The Coconuts
ミルク倉庫は2009年に結成し、2015年よりアーティストユニット・ココナッツが加わり、現在は7名でミルク倉庫+ココナッツとして活動している。メンバーは、宮崎直孝、松本直樹、梶原あずみ、篠崎英介、坂川弘太、西浜琢磨、瀧口博昭。メンバーそれぞれが、電子制御、映像、エディトリアルデザイン、土木系 技術、建築、音響、造園などの専門的な技能を有し、中世のギルドのように芸術家と技術者の線引きをしない組織形態になっている。2013−2016年、八丁堀にて「milkyeast」を運営。
主な個展に、「Chewing Machine チューイングマシーン」(2017/S.Y.P. art space)、「家計簿は火の車」(2016/3331 GALLERY)、主なグループ展に、「タイムライン − 時間に触れるいくつかの方法」(2019/京都大学総合博物館)、「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2017 − 身体のゆくえ」(2017/岐阜県美術館)などがある。
http://milksouko.com
今週の土曜日はSakSak#15、ゲストはダンサーでアーティストのAokid。
blanClassでは、岸井大輔さんの上演シリーズでのゲスト出演があるけれど、ソロでの出演は実は初めてのAokid氏。
彼はダンサーだけれどその活動の幅がとても広くて、パフォーマンスのイベントを自分で企画したり、アーティストとして絵の展覧会を開いたり、デザインワークを手がけたり、様々なタイプのアーティストと積極的に関わりながらその活動を展開している。
僕自身も昨年、彼が行なっている「どうぶつえん」というイベントに呼んでもらってパフォーマンスをしたり、参加していた公演のトークゲストを彼にお願いしたりと、少しずつ交わる場が増えてきたこともあって、今回はSakSakで何かやってもらえないかと思い声をかけてみた。
今回のイベントは「Everything」ということで、それは言葉の意味通りに「すべてのもの」であって、そこには何か特定の「どれかではない」ということも含まれているから、きっと文字通りの「全部」というわけでもないのだろう、みたいな想像もできる。
唐突にそんなことを思ったのは、そういえばAokidが書く文章も独特だったなあということを思い出したから。
Aokidの文章は、読んでいるうちに勝手に頭の中でリズムが生まれて、読むというよりも見ている目から入って頭の中が踊らされるような感覚で、そういう振り付けみたいな文章だなぁと思ったことがある。
彼はダンサーだから自身も踊るけれど、姿勢としては「みんなもやろうよ!」というノリを常に示していて、見ている人にとってそれ自体が振り付けになる場もあれば、ならない場も当然あるよね、みたいなことを試しているように見えるから、文章も踊りも、その受け手の様子をいつも想像しているのかもしれない。
今回のイベントでどんなことを試すかはまだよくわからないけれど、開場時間が1時間半あって、その時間も結構重要な時間になりそうだとか。
ご興味ある方はぜひ、開場時間も含めた全てのものを、見に来て、遊んでいってほしいと思う。
野本直輝
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2019/6/22/Aokid/blanClassb放送室
Aokidとの放送室を公開しました。渋谷の雑音がうるさいですが、全部(Everything)を見てもらえると嬉しいです。AokidもEverythingしています。
2019/6/22/Aokid/blanClassbroadcasting
SakSak #15 Aokid
Everything|ダンス、遊び、全部
blanClass webページ http://blanclass.com/japanese/schedul...
facebook イベントページ https://www.facebook.com/events/29395...
The day I want to do everything.
あの頃、友達と遊ぶ時にゲームもレゴも自由帳も外遊びもおやつも全部やりたい日があった。
あの日全部出来たっけ?どれくらい出来るかを改めて興奮とアイディアを持って集まったら始めたい。
出演:Aokid/企画:野本 直輝
日程:2019年6月29日(土)
17:30 からOPENしています。
19:00 START
料金:1,800円(1ドリンク付き)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
Aokid
アーティスト/ダンサー。東京造形大学映画専攻卒業後、ダンスカンパニーへの参加を経て現在の"Aokid city"などのプロジェクトを開始する。ドローイングやパフォーマンス作品の制作、発表の他、積極的にイベントなどの場所や時間の作り方を模索している。
http://ninjaaokid16.wixsite.com/aokid
SakSak
SakSakでは、誰かが発する表現を手掛かりに、その先を一緒に考えながら、その思考を交換することができる場の可能性を模索します。そのために取り敢えず、粗くてもろい、隙間だらけの場を想像してみる。(野本直輝)
6/22(土)のゲスト神村 恵さんとお話をしました。ソロでの発表は久しぶりということで、ユニットでの制作とは違う状況や関係の作り方などのお話を伺いました。
2019/6/12/神村 恵/blanClass放送室
今週の土曜日、6月8日はSakSak#14、ゲストにアーティストの小山渉さんをお迎えします。
blanClassでは初登場の小山さん、僕は彼の卒業制作くらいから、なんだかんだいろいろと作品を見てきて、先日、北千住のBUoYで行われた彼の個展も見に行ってみた。
そこでは、大学の卒業制作から新作の映像や写真など、いくつかの作品を時系列的に配置したインスタレーションを発表していた。
彼の制作の中心的なテーマは「幽霊」なのだけど、それは彼自身が中学校の3年間をほぼ全て不登校で過ごした中で、たった1日だけ学校に行ってみた日の経験と結びついている。
久しぶりに学校へ行ってみたら、周りの人からは自分が見えているの?というくらい、ふわふわした存在のような自分が、幽霊になったかのようだったらしい。
実際には、周りの人から見た彼の姿や存在が、どう認識されたか分からないにも関わらず、彼が、自分で自分のことを幽霊だと思ってしまったところが、面白いところ。
今回のイベントでは、「洞窟の比喩」をモチーフにした参加型のパフォーマンスを予定している。
「洞窟の比喩」とは、プラトンがイデア論を説明する際に用いた比喩の一つで、それは洞窟の奥で壁を見続けるように身体が拘束された状態の人、その反対側には火、その中間に火の灯りを利用して壁に影を作り出す人物がいる。拘束された人は映し出された影を見続け、その影が世界の実体だと思い込んでいる、という感じ。
彼が中学校で「幽霊」になったときの話を、この洞窟の比喩に当てはめてみると、火、影を操る人物、拘束された人々、壁に映し出される影のそれぞれが別々の何かというより、この4つの役割全部が彼の中でループしていて、幽霊の影を自分に投影しているようにも見えてくる。幽霊の影ってなんだろう。
イベントは参加型ということなので、比喩の中の、火、影を操る人物、拘束された人々、壁に映し出される影のそれぞれに、今度は役割を振ってみて、複数の人で何かやってみる、という感じなのだろうか。
もちろん、その様子をさらに外側から捉える目も必要で、それぞれの場所から見える影の形も違うはず。
実も像も影も、なるべく複数の視点から見届けたいので、少しでも興味のある方はぜひご参加ください。
野本直輝
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2019/5/31/小山 渉/blanClass放送室
ゲストの小山渉さんとのblanClass放送室も公開しました。blanClassには初出演の小山さんに、制作の中で大きなテーマになっている「幽霊」的な経験談から、最近発表した作品、そして今回のパフォーマンスについて、いろいろお話ししてもらいました。
2019/5/31/Wataru KOYAMA/blanClassbroadcasting
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SakSak #14 小山 渉
Phantasma / みえてくるもの|参加型パフォーマンス
blanClass webページ http://blanclass.com/japanese/schedule/20190608/
facebook イベントページ https://www.facebook.com/events/438650620046196/
暗い洞窟、火の揺らめき、前方のみを見続ける囚われた人々、影によって作り出されるイメージ、イメージを操作する者…
私はこれらの要素を含んだプラトンの”洞窟の比喩”に、実際のイデアにまつわる内容よりも、そのイメージ自体に強く惹かれてきました。
今回はそうした“洞窟の比喩”をモチーフに“みえてくるもの”を探ってみようと思います。
出演:小山 渉/企画:野本 直輝
日程:2019年6月8日(土)
開場:18:00 開演:18:30
料金:1,000円+投げ銭
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
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小山 渉 WATARU KOYAMA
1992年東京都生まれ。2016年東京造形大学卒業。
主な展示に”Untouchable”(北千住BUoY 2019)、 ”作品を「飾る」#1 ”( 相模原SOS@相原スタジオ 2018)、”Escape”(アートセンターオンゴーイング 2018)など。
https://watarukoyama.jimdo.com
SakSak
SakSakでは、誰かが発する表現を手掛かりに、その先を一緒に考えながら、その思考を交換することができる場の可能性を模索します。そのために取り敢えず、粗くてもろい、隙間だらけの場を想像してみる。(野本直輝)
https://saksak.localinfo.jp
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