『CAMP|translations/ ダイアローグ #4 /[Artist Research #2] ナショナリティについて』と『池宮中夫 [狼煙生える縷縷ーFanalrauch raus rauf rauschend』|ファナールラウホ ラウス ラウフ ラウシェント]』

今週は木曜日は月イチ・セッションCAMP|translations/ ダイアローグ #4 。translationsは1つの言語で対話をするのに比べると倍以上の時間がかかります。そこで、同じコーディネーターの企画を何回かシリーズで展開していく方向になってきました。というわけで、今回は前回から引き続き趙純恵コーディネートで、韓国のアーティストと翻訳を介して対話をします。

今年最後の土曜日Live Artは、これまで1年に1度およびしてきた池宮中夫、今回も1週間かけてblanClassの場づくりをしながらダンスを探っています。これが4回目のソロダンス。

池宮の支離滅裂の言葉とインスタレーションパスティッシュな寄せ集めのようで、真逆に独我的でもある。当然のことながらダンスするその身体も、同じように未整理なまま、ものと同化しながら、未分化に混沌としていく。

今週も月曜日から準備が始まっているのですが、1/17(本日)19:30〜と、1/20(金)19:30〜、それぞれの制作過程で、リハーサルとプレインタビューを「放送室」でお送りします。そちらもどうぞ↓
http://www.ustream.tv/channel/blanclass放送室



こばやしはるお


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[1]CAMP|translations / ダイアローグ #4 /[Artist Research #2] ナショナリティについて

イム・ユンギョン(アーティスト)+趙純恵(アーティスト)+CAMP


「translations / ダイアローグ」では、中国、韓国、台湾、日本で活動しているアーティストやキュレーター、ディレクター、批評家、研究者、学生とアートや社会、政治、経済、あるいは生活について、率直に話し合いたいと思っています。


<今回、一緒に話し合ってみたいこと>
1:あなたが考えるナショナリティとはなんですか? またあなたの活動にそれはどのように関係しますか?
2:あなたがナショナリティを考える上できっかけとなった出来事や経験を教えてください。
3:活動する上でそれぞれの国の歴史や文化、制度などの違いはあなたにどのような影響をあたえましたか?


日程:12月19日(木)19:30〜21:30 ※開場は19:00
定員:30人(予約制 http://ca-mp.blogspot.com/2008/06/blog-post.html
参加費:1,200円/1,000円(学生)
言語:韓国語、日本語(日韓逐次通訳:李智希|Jihee Lee)

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イム・ユンギョン|Lim Yoonkyung
イム・ユンギョンは韓国芸術総合学校を2007年に卒業、2010年L.A.のUCLA MFA大学院を卒業した。その後2011-2012年の間ニューヨークのホイットニー美術館独立研究プログラム(ISP)に1年間参加した。 イム・ユンギョンは美術的実験を通じて現実社会との新しい関係結びなおす。彼女の作品はインスタレーション、映像、パフォーマンス、テキストなど多様な媒体を使うが、単に媒体が持つ視覚的効果や形式的な実験に集中するだけではなく、特定的な文脈の状況を演出をする。また活動を通じて公/私の境界、特定の社会文化的効果と文脈に対する問いを通じて個人または、集団のアイデンティティの形成過程とその相互主観的関係を取り扱った。現在、ソウルをベースに作家活動を行っている。
http://yoonkyunglim.com/

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趙純恵|Cho Sunhe
1986年東京生まれ。東京芸術大学美術研究科先端芸術表現専攻在籍。ポストコロニアル以降の美術をリサーチ、研究しながら現在は東京を拠点に活動を行う。

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[2] ダンス|池宮中夫 [狼煙生える縷縷ーFanalrauch raus rauf rauschend』|ファナールラウホ ラウス ラウフ ラウシェント]


日程:12月21日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:2,000円/学生:1,000円
照明・演奏:豊永恭子 演奏・音響:澤井 環 ドイツ語監修:武村知子

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池宮 中夫 Nakao IKEMIYA
1959年東京都生まれ。1989年旧西ドイツにて多くの舞踊作家に学び、欧州各地、韓国等でソロ活動。1992年よりノマド〜sの演出・振付。空間性の強い作品を特徴とし、劇場のみならず美術館や倉庫でも上演。1997年〜2002年Bゼミパフォーマンス演習専任講師。ワークショップは、目黒区美術館、ケウォン美大(ソウル)、長崎県美術館、武蔵野美大多摩美大、東京芸術大学社会連携センター非常勤講師。
http://blog.goo.ne.jp/nomade-s