今週のLive Artは日曜日14時からです!!
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーさんの強い要望により実現した企画。
ガリバー氏がblanClassに出演したのは2014年3月。奥村雄樹のパフォーマンスへのゲスト?出演だった。ガリバー氏の1973年の作品《肉体契約》に奥村流にコミット(脱臼?)する試みだったのだが、奥村の要望とは別に、ガリバーさんから奥村くんへのリクエストがあった。
それは、今後ガリバー氏が発する「む」という発音を譲渡するというものだった。その後この「発音」のプロジェクトはガリバー作品のなかで、「む」、「ふ」と展開し、ガリバー氏の母の死に際して、「は」を母に捧げた。
今回、川久保ジョイさんをお招きしてガリバーさんと対談をする。即興的に繰り広げられる対話の中で、何気なく交わされる「は」を抜き取ろうというのだ。
撮影には奥村×ガリバー対談の時と同様荒木悠が担当する。当初は、リアルタイムで「は」を抜き出した映像を同時中継することも考えたのだが、肉声をリアルタイムに反応させるには、なかなかの技術が必要らしく、それは断念した。
さて、「は」を抜き出すためのデモンストレーションという意味ばかりではなく、日々多言語で思考し、表現を模索している川久保ジョイ氏をお呼びしたからには、もっともっと「発音」が持っている本質的な抽象性を体感できる対談を期待している。
以下、これまでの出演↓
奥村雄樹(ゲスト=シュウゾウ・アヅチ・ガリバー)[肉体契約(番外編)]
http://blanclass.com/japanese/archives/20140330/
川久保ジョイ[立ち上がる言葉、ひっそりアンダーラインするとしよう/Touch a girl, code of art, history and a lie through the show]
http://blanclass.com/japanese/archives/20150425/
荒木悠[ショック療法]
http://blanclass.com/japanese/archives/20140906/
こばやしはるお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
対談・公開撮影|シュウゾウ・アヅチ・ガリバー+川久保ジョイ+荒木 悠[I gift you with all the sounds“ha” that I pronounce from now on]
http://blanclass.com/japanese/schedule/20160313/
https://www.facebook.com/events/1670586289869511/
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは、昨年から‘ことば’ 、‘発音’ についてのprojectを始めている。川久保ジョイは、多言語を行き来する。この2人の始めての対談。荒木悠は、この対談を撮影、’発音’ を発音される「は」を映像でキャプチャーする。
日程:2016年3月13日(日)
開場:13:00 開演:14:00
入場料:2,000円(ワンドリンクつき)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Shuzo Azuchi Gulliver
- 1947年滋賀県生まれ。みずからの肉体のスケールや構造さらにはヒトの生物学的な基盤(DNAなど)の記号性をめぐるパフォーマンスや立体やドローイングを展開する。2010年滋賀県立近代美術館で大規模な個展「EX-SIGN」開催。欧州でも多くの展覧会に参加している。
http://www.shiga-kinbi.jp/?p=9406%2F(参考)
http://www.contemporaryartdaily.com/2014/12/shuzo-azuchi-gulliver-and-yuki-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
川久保ジョイ Yoi KAWAKUBO
- スペイン生まれ。形而上学性を作品の中心的なテーマとして制作活動を行う。風景の普遍性や写真行為の形而上学性を追求した平面作品や、偶然性やメタ認知を主題や媒体としたインスタレーション、サウンド作品を制作。
www.yoikawakubo.com/ http://www.yoikawakubo.com/
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
荒木 悠 Yu ARAKI
- 1985年生まれ。自己を含めた“未知の領域”を映像に記録し続けており、その活動範囲は自身の体内から国内外の共同体までと幅広いようで狭い。近年では誤訳の可能性に着目し制作を展開している。