6月22日(土)神村 恵[彼女は30分前にはここにいた。]

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今週土曜日のLive Artは神村恵によるソロダンス。
 
神村さんはblanClassには、高嶋晋一さんとのユニット「前後」の一員として作品の発表や週イチセッションの講師としても参加していただいていたり、blanClassでの発表こそなかったけれど、津田道子さんとのユニット「乳歯」では、何度かここで稽古をしていたりするので、ちょっと意外なのですが、実はblanClassでのソロ出演は初めてです。
 
ご自身も最近はコラボレーションが多かったようで、久しぶりのソロダンス。
 
放送室でのプレトークでもお話ししたのですが、誰かとコラボレーションをする際には、どちらかというとボケ役を買って出ていたそうで、ツッコミがいない状態では、ボケって成り立たないと実感するそう。
 
そうかもしれない。ツッコミこそ独りでは無理と思ってしまうが、独り言って、ツッコミっぽい。
 
とはいえ、そうやすやすとはツッコミには転じない神村さん。自然の営みをツッコミ代わりに、あるいはもう一人の自分だってツッコミ要員にかり出して、どうにかボケが成立するような状況づくりに挑戦します。
 
「ボケというのは、観客も含めて、あらかじめ共有される、ある種正常な状況の中で、奇異な態度や発言を投げ出していくこと」というような意味のことを神村さんは言っていたけれど、そういうことで、ダンスらしきものが立ち上がっていくのかしら?
 
日没していく1時間ぐらいのシチュエーションで、ストリートのように外の変化に対峙しつつ、舞台上にふっと消えてしまうような瞬間が生まれそうな期待をしてしまいます。
 
窓のあるblanClassならではの公演でもあるので、ぜひぜひお運びください。
 
 
こばやしはるお
 
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【blanClass放送室】

6/22(土)のゲスト神村 恵さんとお話をしました。ソロでの発表は久しぶりということで、ユニットでの制作とは違う状況や関係の作り方などのお話を伺いました。

2019/6/12/神村 恵/blanClass放送室


2019/6/12/Megumi KAMIMURA/blanClass Broadcasting

 
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ダンス|神村 恵[彼女は30分前にはここにいた。]
日が最も長くなる時期、日没前後の時間にダンスをおこないます。
境目の時間に、何が消え、何が浮かび上がるのか。
人だけではなく、太陽や影や床やものや思考や騒音なども踊ることになるでしょう。
 
 
日程:2019年6月22日(土)
18:20頃ー19:20頃(日没前後)
入場料:2,300円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
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神村 恵 Megumi KAMIMURA 振付家/ダンサー
2004年より、国内外の様々な場所にて公演を行う。2016年より美術家・津田道子とのユニット「乳歯」を始動。物質としての身体、言語によって切り取られる身体、他者との関係によって動かされる身体など、身体を様々な側面から観察する。

6月16日(日)矢内原充志/中村兼也/河ノ剛史[スワッピングデイ SWAPPING-DAY]

 

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今週土曜日のLive Artは矢内原充志が2011年以来の登場!!
 
今回は中村兼也(ヘアメイク)、河ノ剛史(ビジュアル)も加わり、参加者と共に、ガチで女装をしてみようというワークショップ。
 
前回の矢内原充志イベントは「箪笥ショー」と題して、自身が子供の頃に2人の姉たちと友人や親戚の家にある箪笥の中身をひっくり返して熱狂したファッションショー? を再現したようなイベントだった。
 
その子供の頃に興じた洋服との戯れが現在の充志くんのクリエイティビティーの源泉だったのかもしれないが、今回はもう少し突っ込んで、自身のジェンダーやソーシャルイメージを飛び越えたメイクやファッションに挑戦しようというもの。
 
ファッションはとっくに多様だし、どんな格好も自由自在に、それこそTPOに合わせて、ハイセンスに飛び越えられるはず…。なんて頭の中では思っているけれど、実際のところ、あんまり派手な格好なんかしたらドン引きされて「なんかイメージが違う」とか、いちいちチェックされちゃうから、とやかく言われるたびにちょっとずつ、おとなしめの格好にスライドして、いつの間にかアースカラー専門の地味ーなワードローブ着て、できるだけ静かに振る舞うようになってしまった今日この頃…。
 
そんな人は少なくないはず。
 
放送室のプレトークでは、充志くんいわく「そもそもそれぞれ人間は多面的に外側に顔を持っているはずなのに、どれか一つだけの顔(面)だけを、例えばSNSのようなメディアを使って肥大させっていくような現在の状況がとても不健康だ」。
 
なるほど、誰もが見せたい部分だけを見せることができる装置があるから、意識してか無意識なのか、自分自身がそのイメージに縛られてしまうようなことが起きているかもしれない。
 
それが昔のタレントのようなイメージだけかというと、例えば、社会的に責任を伴うようなお方いイメージでも、同じ仕掛けで肥大化してしまっているかもしれない。
 
そんないびつな多面体を本来の曖昧で、自由な形にほぐしてみようというのが、今回のガチ女装の意図。できるけど、そうそうできないガチメイク。ストレートの男性でなくても、あまり経験のない人が多いのでは?
 
というわけで、男性でなくても、お父さんでなくてもガチメイクしてドレスアップできます。
 
 
自分がメイクするのはちょっと…という人も、観覧するだけでもOKです。その場合は、思い切って無料でどうぞ…。
 
 
こばやしはるお
 
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【blanClass放送室】

6月16日・父の日のゲスト、矢内原充志さんが運営する有限会社スタジオニブロールのアトリエに伺って、今回のイベントについて、お話ししました。

 

 2019/6/6/矢内原充志/blanClass放送室


2019/6/6/Mitsushi YANAIHARA/blanClass Broadcasting

 
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ワークショップ
矢内原充志(ファッション)/中村兼也(ヘアメイク)/河ノ剛史(ビジュアル)
[スワッピングデイ SWAPPING-DAY]
~父の日は男子と女子とその間の全てを混ぜる日にしたい~
僕たちは、ちょっと気が緩むと、都市に直線を求め、その慰めに植物を置く。
曖昧な有機体で当然なのに、何かの型に入れて存在を固めようとする。
直線に飼い慣らされないために、去勢されないために、いつも自分を疑っていなければいけない。
境界はどこまでもグラデーションで、いつも時間とともに揺らいでいるものだ。
6月16日、令和元年、父の日は男が本気で女装をする日にしたらどうかと急に思った。
当然、逆も中間もなんでもありよ。
 
 
日時:2019年6月16日(父の日)
13時くらいから話し合い 15時くらいから着替え&メイク 17時くらいから順次撮影 19時くらいからパーティー(集合写真) 21時に解散。
参加費:3,000円(女装費込み)
定員:15名程度
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
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矢内原充志 Mitsushi YANAIHARA
1975年生まれ。愛媛県今治市出身。桑沢デザイン研究所卒業。1997年~2011年国際的に活躍するパフォーミングアート・グループ「ニブロール」のディレクター・衣装担当として活動。
平行して、2002年~2009年「Nibroll about Street」名義で東京コレクションを発表。東日本大震災を受けてこれまでの表現活動を見直し、2011年からリアルクローズのメンズブランド「Mitsushi Yanaihara」を始動。2012tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門選出。
また衣装家として海外を中心に活動しながら、国内では様々なプロジェクトのアートディレクションを手がけている。有限会社スタジオニブロールCEO。桑沢デザイン研究所非常勤講師。
 

6月8日(土) ★★シリーズ SakSak#14 小山 渉[Phantasma / みえてくるもの]

今週の土曜日、6月8日はSakSak#14、ゲストにアーティストの小山渉さんをお迎えします。

 

blanClassでは初登場の小山さん、僕は彼の卒業制作くらいから、なんだかんだいろいろと作品を見てきて、先日、北千住のBUoYで行われた彼の個展も見に行ってみた。

そこでは、大学の卒業制作から新作の映像や写真など、いくつかの作品を時系列的に配置したインスタレーションを発表していた。

 

彼の制作の中心的なテーマは「幽霊」なのだけど、それは彼自身が中学校の3年間をほぼ全て不登校で過ごした中で、たった1日だけ学校に行ってみた日の経験と結びついている。

久しぶりに学校へ行ってみたら、周りの人からは自分が見えているの?というくらい、ふわふわした存在のような自分が、幽霊になったかのようだったらしい。

実際には、周りの人から見た彼の姿や存在が、どう認識されたか分からないにも関わらず、彼が、自分で自分のことを幽霊だと思ってしまったところが、面白いところ。

 

今回のイベントでは、「洞窟の比喩」をモチーフにした参加型のパフォーマンスを予定している。

「洞窟の比喩」とは、プラトンイデア論を説明する際に用いた比喩の一つで、それは洞窟の奥で壁を見続けるように身体が拘束された状態の人、その反対側には火、その中間に火の灯りを利用して壁に影を作り出す人物がいる。拘束された人は映し出された影を見続け、その影が世界の実体だと思い込んでいる、という感じ。

彼が中学校で「幽霊」になったときの話を、この洞窟の比喩に当てはめてみると、火、影を操る人物、拘束された人々、壁に映し出される影のそれぞれが別々の何かというより、この4つの役割全部が彼の中でループしていて、幽霊の影を自分に投影しているようにも見えてくる。幽霊の影ってなんだろう。

 

イベントは参加型ということなので、比喩の中の、火、影を操る人物、拘束された人々、壁に映し出される影のそれぞれに、今度は役割を振ってみて、複数の人で何かやってみる、という感じなのだろうか。

もちろん、その様子をさらに外側から捉える目も必要で、それぞれの場所から見える影の形も違うはず。

実も像も影も、なるべく複数の視点から見届けたいので、少しでも興味のある方はぜひご参加ください。

 

野本直輝

 

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2019/5/31/小山 渉/blanClass放送室

ゲストの小山渉さんとのblanClass放送室も公開しました。blanClassには初出演の小山さんに、制作の中で大きなテーマになっている「幽霊」的な経験談から、最近発表した作品、そして今回のパフォーマンスについて、いろいろお話ししてもらいました。


2019/5/31/Wataru KOYAMA/blanClassbroadcasting

 

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SakSak #14 小山 渉

Phantasma / みえてくるもの|参加型パフォーマンス

blanClass webページ http://blanclass.com/japanese/schedule/20190608/
facebook イベントページ https://www.facebook.com/events/438650620046196/

 

暗い洞窟、火の揺らめき、前方のみを見続ける囚われた人々、影によって作り出されるイメージ、イメージを操作する者…

私はこれらの要素を含んだプラトンの”洞窟の比喩”に、実際のイデアにまつわる内容よりも、そのイメージ自体に強く惹かれてきました。

今回はそうした“洞窟の比喩”をモチーフに“みえてくるもの”を探ってみようと思います。

 

出演:小山 渉/企画:野本 直輝

日程:2019年6月8日(土)

開場:18:00 開演:18:30

料金:1,000円+投げ銭

会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

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小山 渉 WATARU KOYAMA
1992年東京都生まれ。2016年東京造形大学卒業。
主な展示に”Untouchable”(北千住BUoY 2019)、 ”作品を「飾る」#1 ”( 相模原SOS@相原スタジオ 2018)、”Escape”(アートセンターオンゴーイング 2018)など。
https://watarukoyama.jimdo.com

SakSak
SakSakでは、誰かが発する表現を手掛かりに、その先を一緒に考えながら、その思考を交換することができる場の可能性を模索します。そのために取り敢えず、粗くてもろい、隙間だらけの場を想像してみる。(野本直輝)
https://saksak.localinfo.jp
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コミュニティに代わるもの(2019_6-7)

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先日、あるアーティストと話していたら、「ブランクラスはコミュニティだと思っていた」といわれた。そういえば、以前から何人かのアーティストに同じような問いかけや指摘をされたことがあるのだけれど、私としてはblanClassの活動を「コミュニティ」だと思ったことはない。

 

あるいは、私自身が集団に帰属することが苦手すぎるので、目の前に「コミュニティ」なるものが現れたら、一目散に逃げてしまうかもしれない。

 

みんながいっている「コミュニティ」というのが、旧来の村的な「コミュニティ」を意味するわけではなく、もう少し軽いつながりのことを指しているのはわかっているし、人が集まる「場」をつくることを意識して運営をしてきたので、ここからコミュニティ的なつながりが生まれてくることに抵抗があるわけではないのだが、単一の「コミュニティ」が生まれることを望んでいたわけでもない。

 

blanClassは、アートに限らず、形式やジャンルがどんどん細分化され、共有できるはずの問題意識が、それぞれのセクトを超えて擦り合わされず、すれ違ってしまっていることへの危機感から、いろいろなバックグラウンドを持った人々が、まざり合ったら良いと思って運営してきた。だから、どちらかというと同時多発にいくつもの関係が生まれるようなイメージを持っていた。

 

それはネット上にいる「管理人」的な役割に近いイメージ。そこに私が介入してはいけないのでは? とさえ思ってきた。そのせいで、そっけない態度に見えることもあっただろうし、側から見ると閉じているように見えたかもしれない。

 

blanClassで起こった、答えが見えないような問題に対して、アーティストたちの作品には至らない、しかし切実な試みのことを「友達以上、作品未満」と表現したことがあった。「作品未満」というところに比重を置いたフレーズだったが、ダジャレのように手前に置いた「友達以上」にも、馴れ合いではない大人の関係への期待が込められていた。

 

現実の「場」はとても小さくて、どこからも近いところではないので、blanClassが当初理想としていた「場」になったかどうか、未だはっきりとはしないけれど、その時々に確かに個人と個人のやり取りはあった。その意味においは、思っている以上に面白いことが起こっていたような気もする。そんな「コミュニティ」には決して回収され得ない、個人に根ざしたそれぞれの関係は、これからもきっとそれぞれに一人歩きしていくと思う。

 

小林晴夫(2019.6-7 チラシ掲載)

5月26日(日) ★★シリーズ SakSak#13 米澤 一平[他人との対話→"TAP"を通じて→自己との対話に潜る]

今週の土曜日、SakSak#13はタップダンサーの米澤一平さんをゲストにお迎えします。

 

米澤さんは、タップダンスを軸に、様々なダンサーやアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっていて、僕も今年の2月に、米澤さんと、ダンサーの西山友貴さんと一緒に3人で、ダンス、パフォーマンス、トーク、などを織り交ぜた公演のようなものに参加し、初共演したのだけれど、これも米澤さんからのお声がけを受けて実現したイベントだった。

 

また新宿は四谷にある、綜合藝術茶房喫茶茶会記で続けている「In The Zone」シリーズでは、作品としての完成度をひとまず無視して、その日の共演者や観客などの場の反応も含めた、実験的なセッション企画を展開している。

 

そんな、誰かと一緒に場を作るのが得意な米澤さんに、ソロで何かやってもらえませんか?というお願いをしてみた。

 

出てきたアイデアは、集まったお客さんと米澤さんが1対1で対話をして、その対話を基に米澤さんがタップダンスを踊るというもの。1回の対話に参加できる人数は1-2人程度で、その他の人は観客としてその様子を見ることができる。

公演時間は1回/1時間で、その中で対話とパフォーマンス、パフォーマンス後にも米澤さんとお客さんとで少しお話しする時間を設けるかも?で、13時からの毎時1回、計8回公演で、20時からの回が最終公演になる予定。

 

 

少し飛ぶけれど、ゆるいながらもこんな企画や活動を続けていると、ダンサーやアーティストなど、ある意味で独立した個人、という強い意思を持って活動している人と関わる機会が増えてくるのは当然で、自分自身もその内側の一人として励まされる部分がある。ただそういう、アーティストが持っている欲求や主張みたいなものだけが時に独り歩きしてしまう場面にも直面する。

もともと、閉じることが何かを作ることの条件だったりもするから、独り歩きすることはアーティストの性格的な部分が大きいのだろうけれど。

 

かといって、「共有」とか「多様性」とか、あまり簡単に分かったふうなポーズだけを示されるのには、もっとうんざりする。

そんなに簡単に物事は測れないはずだから、分かったふりをするよりも、知らないことを楽しむくらいが丁度いい。

 

たぶん今回のイベントはそんなような、なるべく寛容で、知らなかったことを楽しめるような場として、米澤さんは準備しているのかもしれない。

いずれにしても、会話を基にタップを踊ってもらえることなんてそうそうあることではないのだろうから、興味がある人にはぜひ足を運んでみてほしい。

 

野本直輝

 

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先日収録した放送室も合わせてご覧ください。

妙なアングルからの映像ですが、また野本が一人で喋ります。米澤さんも色々な意味で、常に映像に出てきてはいますが、最後まで見て、聞いてもらえると良いと思います。

2019/5/15/米澤一平/blanClass放送室


2019/5/15/Ippei YONEZAWA/blanClass broadcasting

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SakSak#13 米澤 一平

他人との対話→"TAP"を通じて→自己との対話に潜る|対話、パフォーマンス、音

blanClass webページ http://blanclass.com/japanese/schedul...

facebook イベントページ https://www.facebook.com/events/22908...

 

はじめまして、米澤一平です。あなたとわたしとで40分間じっくり対話しましょう。さいごにあなたとの間で生まれた思いや感覚をわたしが"TAPの音"にします。わたしを見て、聴いて、"あなた自身"を見つめるような不思議で素敵な時間をお届けします。

 

出演:米澤 一平/企画:野本 直輝

日程:2019年5月26日(日)

開場:12:30 開演:13:00

13:00- ②14:00- ③15:00- ④16:00-

17:00- ⑥18:00- ⑦19:00- ⑧20:00-

★各回60分の公演が9回行われます。ご入場後の出入り自由、複数回の公演を自由に見ることができます。

参加される方はお好きな飲み物、軽食をご持参下さい。

入場料:1,000円(ドリンク別)+投げ銭

会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階

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米澤 一平 Ippei YONEZAWA

"足で地面をTAPして音を鳴らす"という行為に着目した独自の視点を交えた活動をする。アートやパフォーマンスとTAPDANCEとのクロッシングを試み、音楽、歌、ダンス、コミュニケーション、感情表現、TAPから生まれる様々な対話の可能性を探る。

https://www.facebook.com/ichi.yone.1

 

SakSak

SakSakでは、誰かが発する表現を手掛かりに、その先を一緒に考えながら、その思考を交換することができる場の可能性を模索します。そのために取り敢えず、粗くてもろい、隙間だらけの場を想像してみる。(野本直輝)

https://saksak.localinfo.jp

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5月18日(土)荒木 悠[第伍回次世代藝術大賞攻略会議(後編)]

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今週土曜日のLive Artは、荒木悠さんが再登場。
 
荒木悠さんは、昨年11月に[第伍回次世代藝術大賞攻略会議(前編)]というタイトルで、エントリーした「Future Generation Art Prize」攻略のための作戦会議をしたばかりと思っていたが、もう半年もたってしまった。
 
当然のことながら、すべての結果はすでに出た後…。
 
「Future Generation Art Prize 2019」は2月8日からウクライナキエフで展覧会として始まり、厳正な審査を経て、3月22日にグランプリが発表された。残念ながら荒木さんは受賞を逃してしまった。もしもグランプリを受賞して、賞金を獲得していたら…、それはそれは盛大にお祝いの宴が繰り広げられる予定だっただけに、なんとも悔しい限り。
 
blanClassでの作戦会議の折、みんなも好き勝手にいろいろと言ってしまったので、責任を感じてしまう。
 
荒木さんは5月9日からヴェネツィアで始まった「Future Generation Art Prize」の巡回展オープンに立ち会った後、日本に帰ってくると思いきや、現在は5月16日オープンのグループ展「The Island of the Colorblind」(Art Sonje Center)に参加すべく、韓国はソウルにいる。
 
帰国は前日の夜? 
 
18日のイベントは、お祝いというわけにはいかないので、反省会的なムードの報告会になります。でもそこはそれ、現在資生堂ギャラリーでも「荒木悠展 : LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ」が開催中だし、超多忙な日々の生々しいお話を、じっくりとお聞きしたいと思います。
 
 
彼の昨晩のツイッターには、
 
眠れないついでにお知らせ 5/18にblanClassでFGAP報告会を行います 特に私よりも若い世代の作家にとって何か参考になれば幸いです 質問や気になることがあればわかる範囲でとことんシェアします ご興味ある方は是非ご参加ください」
 

 

とありました。
 
 
もちろん若い人だけでなく、みなさまをお待ちしております。
 
 
 
 
こばやしはるお
 
 
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【blanClass放送室】
荒木悠さんとお話ししました。昨年11月に荒木さんがエントリーした「Future Generation Art Prize」グランプリ受賞を目指した作戦会議をしましたが、今年3月に残念ながら受賞を逃し、よって、今回はその反省会を兼ねた報告会になります。放送室はイベント当日に話す内容を話してもしょうがないので、最近の荒木さんの超多忙な日々のお話などをお聞きしました。
 
2019/4/22/荒木 悠/blanClass放送室
 
 
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パーティー/または反省会荒木 悠[第伍回次世代藝術大賞攻略会議(後編)]
 
 
昨年11月18日にblanClassで開催した策戦会議から約4ヶ月、遂にその全貌が明らかになった第5回Future Generation Art Prize。
東アジア代表に選ばれた荒木悠がキエフヴェネツィアでの現地レポートと共にその舞台裏を振り返ります。
 
(※3月22日に行われるアワード・セレモニーでの結果次第で本イベントはパーティーもしくは反省会的ムードとなります。予めご了承ください。)
 
日程:2019年5月18日(土)
開場:18:00 開始:18:30
入場料:1.600円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
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荒木 悠 Yu ARAKI
1985年生まれ。2018年8月末日、オランダ国立芸術アカデミーにて三ヶ月間の滞在制作を終えに帰国。同年9月末日、ヴィクトル・ピンチューク財団主催による第5回フューチャー・ジェネレーション・アート・プライズのファイナリストとして選出される。

5月12日(日)泉 イネ[サロンさど島]

今週のLive Artは日曜日、泉イネが1年半ぶりの登場。

 

前回のイベントは[メンセナンツ]というタイトルで、面接とメンテナンスを掛け合わせたようなイベントを計画した。

 

今回のイベント[サロンさど島]も、場を開いた上で、対話をしながら、おぼろげな目的に向かうという方法は近いのかもしれない。

 

でも今回はおぼろげながらも「佐渡島」というはっきりとした目的地が設定されており、そこへ向かう旅の道すがらを、道連れにするお伴を募りながら、さらに細かな目的も探っていこうというお茶会が催される。


なぜ佐渡なの? というと、佐渡に刻まれた歴史や風雨度もあるのだろうが、何かしらに泉イネが「ピン」ときたからということらしい。声をかけている人々は、なんか凄そうな人々なので、ただの旅では終わらない気配…。


お客さんが訪れたら、一緒にお菓子などをつくりつつ、佐渡へ思いを馳せていく…? はてさてどういうイベントになるのでしょうか? ぜひともご来場くださり、その行く末を一緒に目撃してみませんか?


blanClass放送室は、現在イネさんが別府に滞在中のため、5/8(水)にこちらに入るというので、blanClassで収録を行う予定です。


イネさんの文章をコラムにも…、メールニュースより転載したします。そちらもお読みください。
https://blanclass.hatenablog.com/entry/2019/05/06/210021

 


こばやしはるお


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茶会泉 イネ[サロンさど島]

 

泉イネが佐渡島へ旅に出たのは2015年。作家を休み、佐渡の宿坊へ。そこから出会った人、場所や風景についてと、これからの旅について。

 

金山、流罪能舞台世阿弥、芸能、豊かな自然。佐渡にまつわるあれこれ。ある振付家と罪について、あるキュレーターと罪と害の違いについて話した記憶。誰も傷つけたことのない人なんているのでしょうか。制作は、アートは?

そんなことを茶菓子をつくりながら話せたらいいかもしれないし、話さなくてもいいのかもしれない。ひとつの島について想う、美味しい時間にしたいです。

サロンへ来られる方は佐々木友輔さん(映像作家)島敦彦さん(金沢21世紀美術館館長)。

 

タイミング合えば来られる方は木野彩子さん(振付家舞踊家)、中村恩恵さん(振り付け家・舞踊家)、梶井照陰さん(佐渡島在住・写真家・僧侶)、寺田佳央さん(画家・「佐渡芸能アーカイブ」制作)、坂本大三郎さん(山伏・作家)、天野太郎さん(横浜市民ギャラリーあざみ野学芸員・札幌国際芸術祭2020企画ディレクター)、山出淳也さん(NPO法人BEPPU PROJECT代表)。

skyp参加されるかもしれない方は上條桂子さん(フリー編集者)などなど。

 

関連サイト
https://shimart-mistletoe.tumblr.com
http://shimartmistletoe.tumblr.com

 

日程:2019年5月12日(日)16:00ー19:00(出入り自由)
入場料:1,500円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
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泉 イネ Ine IZUMI
2008年、本にまつわる6人の女性を架空の本姉妹モデルとして「未完本姉妹」の制作をはじめる。
2014年からは本姉妹をモチーフに紡がれた絵や写真、文、記憶をピアニストに伝え、未完本姉妹のテーマ音楽を制作。いつかできるかもしれない小説・映画へのアプローチを続ける。
ダンサー:振付家と絵のセッション「And Zone」、工芸職人との共同制作「糸の手」。免疫疾患の発症をきっかけに作家が休むことを問う「休み時間」(higure17-15cas、DIC川村記念美術館)、佐渡島や様々な土地へ通いながら新たに出会う人や風景を結ぶ試み「shimaRTMISTLETOE」など、自身を筆か絵の具として絵を描くように生きています。