今週土曜日のLive Artは関真奈美2度目の登場。
と、その前に、amazonの倉庫管理の自動化が急速に進んでいるというニュースが話題になっている。そのニュースの肝はamazonの自動化技術が、複雑なロボット技術ではなく、デジタルカメラの認証システムによるものだというところ。
オックスフォード大などの研究に基づいて、日本でも10年から15年後にはおよそ49%の労働人口がロボットに代替可能という試算が発表されているが、誰でもがスマホで持ち歩いているような、今では身近な技術によって、想定されていたロボティックスよりも簡単に、そして早期に労働のロボティクス化が進んでしまうかもしれない。
といった端境期に、関真奈美は人間のロボット化といったら良いのか? ロボットへの感情移入のような視線を逆に展開したような「乗り物」の操縦を試みる?
前回の関真奈美のblanClassでの発表は、「ヤフオク」の通常の機能を利用しつつ、それ以外の楽しみ方、ものたちが置かれた「眺望」を強化するような試みをした。
未だ究極化していないかに見えるテクノロジーの現状で、それらのテクノロージーと相反するように見える温度のようなものを関係付けたり、比較できるような仕掛けやアイデアを持ち込みながら、独特なデザインを試みているのだろうか?
言葉遊びだけの「デジタル」VS「アナログ」戦みたいなものとは、ちょっと違った遊びが展開される。単純だけれど考えさせるコーディング体験をお楽しみください。
こばやしはるお