寄稿

鷹野 隆大 × 秦 雅則 展示とトーク vol.3[写真の]

シリーズ:始まりの世界の連鎖 2012年 タイプCプリント Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Zeit-Foto Salon 鷹野 隆大 ©Ryudai Takano - シリーズ:鏡と心中 作品名:人間には使えない言葉 series:lovers' suicide with a mirror / Homo sapiens doesn't…

かも野郎|高橋永二郎

職人たちは道具を手足のように扱うといいますが、時には自らの身体を道具のように、つまり主体とは対立するものとして扱うという意味が含まれているように思います。いつでも傍観者はいるのです。 たかはしえいじろう(アーティスト) |機械ショー 高橋永二…

Plan for "body work" #3|冨井大裕

Motohiro TOMII © 2012.5.22

Plan for "body work" #2|冨井大裕

Motohiro TOMII © 2012.5.22

Plan for "body work" #1|冨井大裕

Motohiro TOMII © 2012.5.22

菱田雄介 制作中

[ふれる/かたどる/よこぎる]へ向けての覚え書き | 中村 達哉

なかむらたつや(ダンサー)

[ふれる/かたどる/よこぎる]へ向けての覚え書き | 町野 三佐紀

静かな震え。 低いささやきが鳴っている。空気、距離、風の音。 耳を澄ますと、多くのうなりに紛れながら、たちあらわれる息づかい。 深く深く、意識の奥深く。低く長い、地響きと波のざわめき。 静寂のなかの低いささやき。聞き取れない声が聞こえる。 溜ま…

blanClass+column|小林 耕平

開場が18:00〜 開演が19:30〜20:30 トークが20:30〜 開場してから18:00〜19:20の時間帯も公開撮影(リハーサル)をしています。 19:30からの開演では、リハーサルでの内容を再度行い撮影する予定です。 早めに来て頂ける方は、リハーサルと本番の両方を観て…

The Academy of Alter-Globalization + CAMP [テーブル]について | CAMP/井上文雄

今回のThe Academy of Alter-GlobalizationとCAMPのイベントは、まず、みんなでテーブルを持ち、ごはんを食べたり、話したりしながら、「一緒にいること」について考えてみたいと思っています。他人を受け入れるとはどういうことなんだろうか。自分は自分、…

一緒にいること/いれないこと |増本泰斗

昨年12月から継続してきたCAMPとの共同作業の第3回目は、「一緒にいること」について考えてみる企画です。 立場の違い、考え方の違い、経験の違い、振る舞いの違い、見た目の違い、住んでいる場所の違いなど「分け隔てる/られる」要因はそこかしこに散ら…

水脈|中村由希

今回、宮城県出身の3人がパフォーマンスを行うにあたり、「東北」 がおのずと鍵のひとつになった。しかし、自分の知る東北の姿は変わった。現在「東北人」は避難というかたちで、日本各地に散在している。 外国に住んでいる方もいるだろう。 その方たちは何…

『迷いの森』について考えるときに思うこと|藤村豪

「リリーは考えた、こういう風に、二人について、いざこざの場面をこしらえ上げたりするのが、世にいう、人々を『知っ』たり、その人たちについて『考え』たり、『好き』になったりすることなのだわ。こんなこと一言だって本当じゃあないの。みんな私のこし…

3.17 鷹野 隆大 × 秦 雅則・展示とトーク vol.2 [写真は?]

電動ぱらぱら2004 シリーズ「電動ぱらぱら2004」より Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Zeit-Foto Salon © Ryudai Takano 二〇一二次元・未完成/六八〇人目 シリーズ「二〇一二次元」より © Masanori Hata 2012年3月17日鷹野 隆大 × 秦 雅則 [写真は…

それらの日々をへて、あの日がやってくる|佐々瞬

登場人物 大學 弘(だいがく ひろし) 1986年生まれ。宮城県仙台市に生まれ育つ。大學家の長男。 仙台市立東六番丁小学校、仙台市立五城中学校、東北工業大学高等学校卒業。 小学校入学と共に地元のサッカーのクラブチームに入団し卒業後、中学校ではサッカ…

熊野#7  祭る力|多田正美

日本の祭りとは何だろうか・・。「祭る力」を、雨の中の火祭りで体験して来た。祭り当日、神楽も露天商も街の中には一切なかった(それは神殿も社もない以前の祭りだった)。男だけが白装束に荒縄を固く腹に巻き付け、白いものだけを食して参加する、それは男…

空間と時間の交差|瀧健太郎

先の横浜トリエンナーレを見ても、フィルムからハイヴィジョンの上映作品が多く有り、アートの文脈にも映像という位置が占める割合が多くなってきているのではないでしょうか。 今回のトークでは、テレビ画面から飛び出した映像作品=ビデオアートの現在性を…

石の娘/娘の石|渡邊 聖子

石の写真(主に青い)、石以外の写真(主に赤い、あるいは水色)、ガラス板(透明、ないし水色)、本(主に赤い)の展示をします。 色・形・意味で写真と写真以外について考えます。 写真て娘みたいなものだなと思いますね。 娘は必ず誰か(何か)の娘だから…

緊急告知|CAMP|Mail News 2011/12/16より

blanClassの小林晴夫がCAMPに参加します。 ===== 12/23(金・祝)17:00〜 @アサヒ・アートスクエア[浅草] 現在のアート<2011> http://ca-mp.blogspot.com/2011/12/111223.html ===== 2011年のそれぞれの活動や関心を振り返りながら、現在のア…

鮫島さやか

いきなりお邪魔いたします、鮫島さやかともうします。12月17日(土)鷹野隆大 × 秦雅則「写真か?」を企画・発案したものです。普段は、某アート系出版社兼ギャラリーにて働いております。(夏に会社ごと京都に引っ越しました)今回の展示&イベントについて…

鷹野 隆大

秦くんの作品を初めて見たのはキヤノン写真新世紀だったと思う。しなやかに挑発してくる作品で、一筋縄では行かない曲者の印象だった(失礼)。その後の「明るい部屋」では様々な思念が気負いなく吐き出されていて、さらにその思いを強くした。 幾筋もある彼…

秦 雅則

いまは、コピーのコピーのコピーの時代だという。 周りを見渡してみると、確かにそうかもしれないなと思う。だったら、私もコピーなんだろうか?←そんなこと考えるのはナンセンスだが、私にとって尊敬すべき写真家(写真家は元祖コピー家か?)である鷹野隆…

鷹野隆大×秦雅則展示とトーク 全3回|鮫島さやか

生きるうえで大切なことは何なのか。 自分たちの日常は、どこから生まれ、どこに向かうのか。 「壊れそうで壊れないこの社会」(by 鷹野)で、写真にできることは何なのか。 ていうか写真って何? 昨年末に「写真分離派」を立ち上げ、写真の現状への問いを投…

結び目をみる、ということ|中村達哉

駅のプラットフォーム。丸く研がれた石。片方だけ落ちている運動靴。病院の壁。壁と壁のあいだを走る溝。くもり空のしたの鉄塔。色とりどりの看板。鳥の群れ。信号機。腐食して苔が生えたコンクリートの破片。街路樹。木造家屋。ガムテープ。公園のすべり台…

場所から場をつくる|中村達哉

今回は美術家の山本さんとコラボレーションをします。 日本や海外の各地で作品を創り続ける山本さんと、あらためて 「場所」についての問いかけをしてみました。 身体とモノと空間がどんなふうに組み立てられて解体されていくのか・・。 いづれにしても、風…

Plan for "ある時間、彼らの話"|佐々 瞬

Shun SASA © 2011 「ドアが開くと、乗り込んできたのはホームレスのような男だった。 黒いコートのポケットに手を突っ込んで、小銭を取り出したが、 それと同時にポケットからは紙くずが落ちた。近くに座ってくれるな、 そう願ったが男はずりずりと車内を歩…

9.10.Round 2 | 高橋 永二郎

会話を主体とした前回のパフォーマンスをもう一歩前進させようと思います。二人の会話を「生モノ」として見せることももちろんですが、目の前にいる相手が何よりも予測不能で制御し難いということを意識した、即興性の高い作品を目指します。文字通り「会話…

一瞬で巻き起こる同期事 | 山城大督

お母さんだって、狸だって、天皇だって、ジョン・レノンだって、次の瞬間に何が起こるかなんて、誰も知ることは出来ない。でも、《いま》という時間は誰にでも訪れて、《いま》という時間を、誰もが《いま》経験することが出来る。 今回の「パフォーマンス/…

8.28 公開制作@新・港村 [縮れ毛]|渋谷 友香理

渋谷友香理 8/28 15:00-16:00 公開制作の為の文章です。 (明日の日曜日「新・港村」ブース前にて渋谷友香理による公開製作を行います。) 『縮れ毛』 部屋の隅や好きな場所にばらまくと良いのではないかと思います。 その場所に長居しやすくなるし、その場…

Plan for "望まない過去に引き寄せられないように、できるだけ早くそれを無くしてみてください。"| 渋谷 友香理

題: 望まない過去に引き寄せられないように、できるだけ早くそれを無くしてみてください。 物を捨てると、その物から思い起こされる記憶が薄れるのなら、既に物の手がかりのない記憶でも、忘れられるような物があればいいなぁと思った。そこで、手に取った…